【他人事ではない】世界最強の男はどんな相手にも負けないはずだった

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こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。

皆さんは「アメリカンスナイパー」という映画をご存知でしょうか?

知らない人の為に説明すると、

実在した元アメリカ軍人で、

アメリカ軍史上最強のスナイパーと呼ばれた「クリス・カイル」氏の半生を描いた映画です。

彼は、

世界最強の特殊部隊である「ネイビー・シールズ(Navy SEALs)」の隊員として、

イラク戦争に派遣された時、

1人で160人以上の敵を倒すなどアメリカ軍史上最多の戦績を残し、

味方からは「伝説の男、レジェンド」と称賛され、

また敵からは「ラマディーの悪魔」と恐れられ、懸賞金をかけられたほどでした。

これを聞くと

「いやマジで実在すんのか?」

「新しい海外ドラマが始まるの?」

「メタルギアソリッド次回作の主人公ですか?」

と思うかもしれませんが、実在の人物です。

クリス・カイル氏(本人)

ファイル:Chris Kyle January 2012.jpg

出典:wikipedia

まさに、

文句なしで世界最強の男

と呼べるでしょう!

 

しかし、

画像出典:アメリカンスナイパーオフィシャルサイト

この映画を見た後に知った…

世界最強の男ですら勝てなかった相手

そしてそれは、

私達、日本人にとっても決して他人事ではない

今回はそのことについて語る!!

目次

ここが凄い!世界最強の男

ここでは、

映画化されるまでなった伝説の男、クリス・カイルの凄さについて

改めて解説していきます。

ポテンシャルが凄い

クリス・カイルはテキサス州出身、厳格な父親のもと育ちました。

やがて時は経ち、自堕落な生活に明け暮れていた彼でしたが、

アメリカ大使館爆破事件をきっかけに

「こんなことをしている場合じゃない!!」

と軍へ志願します。

しかも、彼が選んだ場所は

ネイビー・シールズ(Navy SEALs)

改めて説明すると

ネイビー・シールズ(Navy SEALs)とは、

オサマ・ビンラディン暗殺を成功させた世界一の特殊部隊で有名です。

当然ですが、試験内容も世界一です。

隊員になる為には、肉体的・精神的に過酷な選抜訓練が2年以上も続きます。

その過酷さは

・たたき上げのエリート軍人

・オリンピック候補だった学生

・アメリカンフットボールの大学チャンピオン

など全米のフィジカルエリートが集まる中、

肉体的・精神的に限界を迎え、80%以上が脱落するほどです。

まさにネイビー・シールズは最強軍団です。

しかも驚くべき程に、

クリス・カイルの年齢は30歳!年齢制限ギリギリです。

未経験のアラサーのおじさんが、世界一過酷な試練を突破する

これもレジェンド級ですね!

強過ぎて懸賞金がかけられる

クリス・カイルは最強軍団ネイビーシールズの隊員の中でも、狙撃の才能がズバ抜けていました。

狙撃手としてイラクへ4度派遣された間に、

アメリカ軍史上最多の160人の敵を倒しました。

非公式な記録を含めると220人以上とも言われています。

味方からは「レジェンド」と賞賛されるのはもちろんのこと、

敵からは「ラマディーの悪魔」として恐れられ、

2000万円もの懸賞金をかけられたほどでした。

 

当時のイラクの平均月収は3万円と言われていたため、

日本人の感覚で言うと2億5千万円くらいでしょう!

ワンピースの世界で言うと、七武海の一人や二人くらい倒すくらいは出来そうですね。

敵が破格の賞金をかけるくらい、とにかく強かった

 

頭もキレる

腕っぷしも勿論ですが、世界最強の男には知力もある!

クリス・カイルが率いる部隊は、情報提供者であるイラク人家族に招かれ一緒に食事をしてました。

例え食事中であっても世界最強の男は気を抜いていません。

イラク人家族の主人が床に落ちたものを拾うとして…

この一瞬を見逃しませんでした。肘のアザを見て、

(あれは!?スナイパー特有の肘のアザか?)

と怪しみます。

そっと一人でトイレに行くふりをして、家の中を捜していると

武器がこんなにたくさん…

「コイツは市民のフリをした敵兵だ!」

と確信し、味方に一人の犠牲者を出すこともなく敵を捕らえます。

実はこのイラク人家族、善良な市民のフリをして彼らアメリカ兵に近づき、信用させ仲間に襲わせる計画だったのです。

彼の機転が無ければ、仲間もろとも敵にやられていたことでしょう!

困っている人を見ると放っておけない

クリス・カイルは、海兵隊を離れた建物の屋上から狙撃で援護する任務中でしたが、

自分がネイビーシールズで学んだテクニックと比べて、あまりにお粗末な方法で建物に突入し、

その度に敵に撃たれていく海兵隊員達を見ていくうちに、何とかしてあげられないかと悩みます。

しかし、近くの仲間から返ってきた言葉は、

「ヒーロー気取りならやめておけ、死ぬぞ!」

「狙撃手なんだから狙撃だけしていれば良いんだよ」

「突入して撃たれるのも、海兵隊の仕事じゃん?」

こんな感じで止められます。

そう言われた後も作戦は続いていき、海兵隊員はどんどん撃たれていきます…

 

建物の中に居る敵は狙撃できない以上何もすることが出来ない自分へのイラ立ちは募り

とうとう我慢出来なくなって、命令を無視して地上へ降りて、海兵隊のもとへ向かいます。

彼の専門は狙撃ですが、ネイビーシールズなので室内戦もめちゃくちゃ強いです。

「俺に付いて来い!」と海兵隊員を率いて、お手本を見せていくことによって、

反撃で犠牲になる海兵隊員は大幅に減りました。

 

もちろん命令違反はいけないことですが、

敵のボスにつながる重要な手がかりが、彼のお陰で得られた

といった理由から不問になります。

そして、

彼が助けた海兵隊員だけでなく、他のアメリカ兵からも

「俺たちにはあの伝説の男がついているから大丈夫だ!」

と尊敬の念を抱かれるようになり、

クリス・カイルは

やがて伝説の男となっていきます。

世界最強の男はどんな相手にも負けない…はずだった

ひとたび戦地に赴けば、

最強軍団ネイビーシールズの中でもスバ抜けた力をいかんなく発揮し、

仲間がピンチの時には自らの命を省みず手を差し伸べる。

強さと優しさを兼ね備えた伝説の男、クリス・カイル

彼こそ世界最強の男でしょう

しかし、

世界最強の男はだんだん壊れていきます。

いつどこで【誰に】やられるかという恐怖

戦争は、命の奪い合いです。

スポーツのように審判もいなければ制限時間もありません。

フェアプレーという概念もありません。

当然、騙し打ちなど卑怯な手段であっても効果的な戦術になります。

罠を仕掛けたり、隠れて待ち伏せして不意打ちしたりなどは日常茶飯事です。

ある日、任務中の彼が見たのは、移動中のアメリカ軍に近づいていく母子

手元には爆弾が…撃たないと味方がやられる!と引き金を引き、

味方の命を救ったヒーローとなりましたが…

いつどこでやられるかという恐怖も、もちろんありますが、

敵は大人の兵士とは限らない。敵がどんな姿をしているか分からない。

女子供であっても油断はできないし、その時は、ためらわず引き金を引かなければいけない。

機械のように割り切ることが出来たら、ある意味良かったのかもしれませんが、

彼はしさを持つがゆえに、戦場の現実に苦しみます。

最強の男も所詮は一人の兵士

味方からは尊敬され、敵からは恐れられる最強の男、クリス・カイルですが、

戦場において、彼も一人の兵士に過ぎない現実もあります。

 

移動中、彼の部隊は敵の待ち伏せ攻撃に合います。

建物の屋上に上がり、援護しようとしますが、

待ってましたとばかりに、敵のスナイパーが撃ってきます。

目の前で仲間や罪のない人たちが犠牲になっていく中、

不用意に動けば敵スナイパーの餌食…

救援が来るまでどうすることも出来ない…

もちろん兵士として彼の判断は的確でしたが、

それでもこんなことが何度も起き、

助けることが出来なかったという事実が彼の心に重くのしかかります。

ストレスによって壊されていく日常

度重なるイラクでの任務で、心の闇を抱えた最強の男、クリス・カイルは

軍を辞め、アメリカの家族のもとへ帰ります。

しかし、

戦場の最前線で常に緊張状態を強いられてきた彼は、

・ずっと部屋の一点を見つめ、表情も暗い

・最低限の会話しかしなくなった

・家から出ようとしない

・あるはずのない銃声や悲鳴が聞こえる

・音に対して過剰に反応する

 

印象的な出来事として、

自宅でバーベキューパーティーを開いていた時に、

飼い犬が自分の子供にじゃれるつもりで飛びかかるのを見て、

自分の子供が危険だ!と思い

周りに大勢の人間が見ている中、誤って飼い犬を殴って制圧しようとします。

戦場で過ごした時間が長すぎて

まともな判断が出来ないくらい彼の精神は不安定になっていき、

最強の男は見る影もなくなってしまいました。

 

そんな彼に対し

「あなたは国や仲間のために十分尽くした」

と家族や周りは言ってくれるし、

彼自身も頭ではわかっている。

しかし、

いつの間にか戦場が唯一の居場所となってしまった、

どうしても日常に馴染めない

そう、

すでに彼の日常は戦場のストレスによって壊されていたのです。

彼はこうしてストレスを克服した

軍を辞めたのにもかかわらず、イラ立ちとストレスを感じて、

日常に馴染めない彼でしたが、

心理カウンセラーと話していくうちに

これで彼は

仲間を助けるために戦うことが自分の存在価値、

戦うことを止めてしまった自分を認めることが出来ない

ということに気づきます。

そして、

心理カウンセラーの勧めで、退役軍人の集まりに行くことになりました。

そこには

戦争で手足が無くなった人、

5体満足でも戦場のストレスで心を病んで立ち直れない人

彼はそんな人たちと会話をしていく中で、

「ここにも助けを求めている人たちがたくさんいる。」

「俺にも何か出来ることは無いか!?」

と退役軍人を支援する仕事を始めます。

こうして、

新しい自分の居場所を見つけることが出来た彼は、

ようやく元気を取り戻します

(表情が明るくなりましたね!)

残念ながら…

さぁ、これからという時ですが、

運命とは残酷なものです。

2013年2月2日、エディー・レイ・ルースという男に銃で撃たれてクリス・カイルは突如、この世を去ります。

エディー・レイ・ルースは、

かつてのカイルと同じように戦場のストレスが原因で日常に馴染めない元海兵隊員で、

ルースの母親からの依頼で、クリス・カイルはルースの相談に乗っていた最中でした。

くしくも、

世界最強の男は、

・助けになろうとした男

そして、

・かつての自分のような存在

に殺されてしまいました。

ストレスはどんな人間も破壊する

世界最強の男はストレスによって、社会復帰出来ないレベルまで追い詰められました。

そして、

世界最強の男の直接的な死因は男に銃で撃たれたことですが、

相手の男が抱えていたストレスが事件の原因であったことはお判りいただけたはずです。

 

「これは、銃社会アメリカの出来事だから…」

「戦場のストレスを抱えた退役軍人なんて日本にはいないから」

と遠い国での出来事に思ってしまいそうになるかもしれませんが、

これは他人事ではありません。

 

私達、日本人の会社員でも、

上司の理不尽な叱責や残業など

仕事のストレスにさらされ、

・些細なことでイライラする

・寝たはずなのに疲れがとれない

・仕事に行く日の朝は食欲がわかない

・お酒やタバコの量が増える

・喋り方など様々な行動が早くなる

・人に会う、合わせるのが面倒になる

・新しいことに興味が無くなる

・休日は外出を面倒に感じて家でだらだら過ごしてしまう

・月曜日から始まる仕事のことを考えると無気力になる

 

このまま放って置くと、うつ病にになり働くことすら出来なくなる…

戦場のストレスで心を壊してしまう兵士と、

本質的には何も変わりません。

世界最強の男ですらストレスで押しつぶされてしまう…

普通の人間がそうならない理由がどこにある?

 

ストレスに心を破壊されない唯一の方法

世界最強の男は、戦争のストレスで心が壊され、

退役軍人を支援する仕事という

新しい居場所を見つけたことで、ようやく心を取り戻したわけですが、

逆に言えば、

新しい居場所を見つけられなければ、

世界最強の体、メンタルを持っていたとしても、ストレスで心が壊されてしまう。

新しい居場所があればストレスは消える

じゃあ僕らのような凡人のサラリーマンの場合どうしたら良いのか?

答えは、

新しい居場所=転職先

を確保するために、

転職サイトを1日5分でも眺めて、気になった求人をお気に入り登録をしておくこと。

確かにね

転職サイトを検索しても、

募集しているのは、ブラック企業の求人が多い

自分が良いなと思う求人が中々出てこないことも結構ある

たしかに時間は非常かかるかもしれません。

しかし、

こうして蓄えた情報・求人が

「いつでも辞められるぞ!」確信へと変わり、

仕事のストレスをほとんど感じなくなることでしょう!

転職するしないは別にして、

ストレスで、心を壊さないためにも、

ゆっくり時間を掛けて転職サイトを1日5分でも眺めて、

気になった求人をお気に入り登録をしておくこと。これが大切なのです。

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