このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
30代正社員経験なし無職…どうすれば…な職務経歴書を添削してみた
30代正社員経験なし無職…どうすれば…な職務経歴書を添削してみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:32歳男性 独身
・大学卒業後アルバイト→契約社員のみで、正社員経験無し!
・人間関係が最悪かつ契約社員から正社員なるハードルが高いので既に退職済み
・希望職種は製造業の品質管理、生産管理、工程管理
・転職活動がうまくいかず、離職期間が半年を経過している
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
まず第一印象として、
自己PRがたくさん書いてあっていい感じなのですが、
・長年放置されていた見直し件数を0件に改善~
の所以外は、
エピソードや出来事の内容が抽象的になっていて正直、文章を書いてて途中に息切れして無理くり終らせた感が否めません。
あともはや恒例ですが、
PCスキルや資格など履歴書に書けそうなことをわざわざ職務経歴書に書くのは文字数稼ぎにもならない
ので辞めましょう。
② アフター:添削後の職務経歴書
まず、この依頼者さんは
大学卒業→アルバイト(数年)→前職の契約社員(数年)
という経歴なのに、
数年間のアルバイトについて何も記載がありません。
こうなると面接官に
「卒業後、空白期間がありますが何していたんですか?」
「履歴書では、数年間アルバイトをしていたとのことですが身につけたスキルや経験がもしあったら教えて下さい」
って聞かれるのは確実!
そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実!
もしアルバイトのことなんてきかれないだろうと油断して
「生活費のためにやってたので特に有りません」
「ですので、今回面接を受けに来ました」
と答えてしまうのは非常にもったいない。
そのため、あえてアルバイトの職務要約を追加することで
アルバイト時代に【周囲を把握して先回りの仕事を意識する】という姿勢を培ったというアピールをし、
アルバイトの経験を契約社員の実績や自己PRの布石に使うようにしました。
※内定報告
後日、この依頼者の方から連絡があり
なんと!内定を獲得したとのことです。
応募書類をサポートさせていただきましたが、内定を獲得できたのはこの方の努力であるのは言うまでもありません。
アルバイトだって税金払っているんだから立派な職歴だ
・アルバイトは職歴にはカウントされない!
・アルバイトの経験を語っても意味がない
っていう意見をよく耳にしますが、
経験上、
正社員かどうかってあんまり関係ないですね。
というのも
僕は無職期間中、転職活動の資金のためにセブンイレブンでバイトをしていましたが、
外資系信託銀行のバックオフィスの面接の時にアルバイトについて聞かれて、
セブンイレブンで深夜のアルバイトをしているのですが、
深夜スタッフが少ない中、転職面接の日程調整のために、急なシフト変更なのにもかかわらず、
オーナーさんに事情を伝えると快く引き受けてもらっていました。
そんなオーナーさんに対して、アルバイトという立場ですが何か出来ることはないかと考えました。
しかし、深夜ではお客さんを呼び込むには限界があります。
そこで僕は、一生懸命に掃除を頑張りました。
そして、業者に清掃を頼む回数を
月2回から月1回に減らすことが出来て、月の清掃代を1万円削減しました。
コンビニ経営で1万円の現金を確保するためには、ガムを1000個以上売らないといけません。
これは僕がバイトしている店のガムの売上の半年分相当します。
と伝えたら、次の日に内定をもらいました。
ぶっちゃけ掃除を頑張っている店員なんてごまんといます。
しかし、ストーリーで話すことによってこうも説得力が変わるのです。
もちろん正社員経験があったほうが有利なんですが、正社員の職歴があってもに中身が無いやつが多すぎる。
正社員のアドバンテージを使いこなせていないやつが多すぎる
なので、内定を勝ち取ることが出来たんですね。
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