このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
22卒入社3年目女性の総務の職務経歴書を添削
・新卒だけど転職を考えている
・とりあえず2~3年耐えたけど、これからどうしていけばいいの?
・業務が色々あってどうやってアピール、自己PRすればいいの?
という方にも参考になると思います。
22卒入社3年目女性、中小企業総務の職務経歴書を添削
さっそく今回の依頼主について、
・依頼主:女性 中小企業の総務職 20代中盤
・新卒1年目でこのサイトを知り、しんどい時の励みにしているが限界が来た
・正直、これからどうしていけばいいのか分からないので応募に踏み切れない
とのことで、
元々>>転職相談 にてご相談いただいたのですが、その際
もう会社に辞めると伝えています。
なら進むしかない!
ということでしたので、職務経歴書の添削をすることになりました。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
1ページ目はしっかりかけているという印象でしたが、
それに比べて2ページ目の自己PRのところが少なく、自己PRをとってつけて書いた感じがします。
ご本人も
正直、自己PRとかまだ書きかけです…
いくら考えても何にも思い浮かばないんです…
とのことでした。
全体のボリュームは置いておいて、
気になる点は、
結局、何をしている人なの?何が出来る人なの?がわかりづらい
ということです。
というのも、冒頭では
制服及び備品管理発注業務、人事採用業務、本社設備管理、情報システム管理、各種助成金申請、ユースエール認定更新、健康診断申込手続き及び設営、人事評価書類取りまとめ及び人事評価面談セッティング等の業務に従事。
と書いているのに
職務内容の【担当職務】 では
・在庫管理、受注発注
~
・制服及び他の装備管理、各入口の足拭きマット及びモップ管理、発注
~
と記載してあり、それ以外の業務についての記載がありません。
メイン業務がこれならまだわかるのですが、
■自己PR では受発注や備品管理ではなく、採用活動での経験を記載してあり、
結局、何をしている人なの?何が出来る人なの?がわかりづらい
という印象が強くありました。
② アフター:添削後の職務経歴書
結局、何をしている人なの?何が出来る人なの?がわかりづらい
という印象が強くありましたので、まずは具体的な業務内容を伺いました。
そして、各業務でどれくらいの割合を占めているのかを聞いたところ、
・人事業務(採用・評価) 40%
・PC管理 30%
・設備管理 10%
・制服管理 5%
・備品管理 5%
・その他 10%
ということで、
メインはPC管理業務(情報システム系)と、人事業務(採用・評価) であり、受発注や備品管理のウエイトはそこまであるわけではない。
ということがわかりました。
そこで、職務内容の箇所にて各業務について簡潔にまとめて、
メインであるPC管理業務(情報システム系)と、人事業務(採用・評価) を自己PRで補強することにしました。
また、中小企業であるがゆえに入社して間もなく総務業務を一人でやることになったというのは、
新卒で右も左も分からない中で、地獄のワンオペを生き残ってきたという強いアドバンテージであり、これを活かさない手は無いと思いました。
そこで、自己PRの最初に、右も左も分からない中どうやって総務として独り立ちできるようになったのかを記載し、
そうやって苦労した経験があったからこそ、
・採用活動の改善
・生産管理システムのインボイス及びクラウド化の対応
が出来るようになったという構成にしました。
あの時があったから、今がある…
退職理由も考えてみた
添削した職務経歴書を渡したところ、依頼主も満足いただけたようで、
なんと追加で、退職理由の添削も依頼いただきました。
退職理由について解説した記事はこちら↓
>>【内定】初めての転職…やりたいこと無し→使い回せる退職理由の例文
追記:内定したってよ
その後、この依頼者の方から連絡があり、
なんと!IT企業のITサポートの仕事に内定したとのことです。
何とか耐えてきたけど…そろそろ限界かも…そんな君へ
今回の依頼者の方は
1年目でこのサイトを知り、しんどい時の励みにしてます。
とおっしゃって頂いたのですが、
最近、他にも
2年前から見ていて~
とおっしゃられる方がいます。
個人的に、「とりあえず3年」という考え方については色々と思う所がありますが、
しんどい環境だけど
まだ出来ることはあるんじゃないか?
もうちょっとだけ続けてみよう
と、自分を奮い立たせて頑張るのも素晴らしい事だと思います。
そして、このサイトを見て読者さんが「また頑張ろう」と思ってもらえるのであれば、これほど光栄なことはありません。
万が一、これ以上は限界、会社を辞めるしかない、転職するしかないとなったとしても、
これだけやったから悔いはない
〇〇の経験を身に付けることが出来た
という感じで、そうやって頑張ってきた日々は無駄にはならないと思います。
もちろん、今回の依頼者様のように
どうしたらいいのかわからないと思ったり、地獄のワンオペを乗り越えてきたという自分の強みに気付かなかった
ということもあるので、
もし悩んでいる方がいらっしゃいましたら、
職務経歴書の添削に限らず、ぜひ >>ご相談 頂ければと思います。
職務経歴書の添削に興味がある方へ↓