「ブラック企業から大学職員という地上の楽園に行くんだ!」
「せっかくなったけど大学職員を辞めたい」
「今さら民間に転職する勇気がない」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
大学職員は楽そうで羨ましい…
そういったイメージを持つ人は多く、待遇や条件の良さに惹かれて、未だに根強い人気です。
ひとたび求人が出ると、倍率は10倍は軽く超え、非常に狭き門です。
かつての僕もそのうちの一人でした。
僕はノルマ地獄の営業の仕事から脱出し、30倍の倍率を超えて人気の大学職員になり、
苦痛だった営業ノルマや月40時間以上の残業から解放されました。
だがしかし、みんなの憧れの大学職員になれたのにもかかわらず、
たった半年で辞めました。
もったいないと思われるかもしれませんが辞めた理由は
シンプルに、
安定もスキルも将来も無いから
これにつきる。
・無理して大学職員を目指して消耗せずに済む
・大学職員から転職が出来る
・大学職員になっても将来詰まない
大学職員はやめとけ、俺は半年で辞めた!安定もスキルも将来も無かったからな!
・大学職員は休みも多くて、残業も少ない
・学生の相手をしていれば良いので、クレームを言ってくるクソ客もいない
だからこそ、
大学職員は地上の楽園
と呼ばれていますが、
かつて北朝鮮が地上の楽園と呼ばれていたように
地上の楽園と言われてる所はロクな所じゃないってのは歴史が証明しています。
とはいえ
大学職員は民間と比べて安定しているし~
と言いたくなる気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
たしかに仕事は楽だし…残業も少ないけど…
残念ながら、一生続けられる仕事ではない!
①少子化で収入減→真っ先にリストラされるのは「大学職員」
①学費
②補助金
大体、大学の収入の8割~9割は、①学費です。
当然ですが学費の収入は、学生の数によって左右されます。
皆さんご存知の通り日本は少子高齢化社会で、2018年から18歳人口は低下しています。
となると、
どう考えても市場が縮小していくのは確実です。
コーラを飲んだらゲップが出るより確実です。
まぁ、流石に東大とか早稲田とか有名大学が定員割れになることはないでしょうが、現に地方の大学では定員割れが続出しています。
例えば4年分の学費が400万円だとして、
10人定員割れだったら、企業でいう所の売上が4000万円も減るわけです。
これがどんどん酷くなるってんですから、いずれリストラをしないと大学が存続できなくなるでしょう。
大学には教授を始めとした教員勢と事務職勢がいますが、教員がいてその下に事務職員がいるという明確なヒエラルキーがあります。
経営難になった場合は当然
真っ先にリストラ候補になるのは事務職員です。
そして、さらに追い打ちをかけるかのように、
頼みの綱の②補助金も
国に依存しているので、国家予算を削減されてしまえばそれまでです。
コロナウイルスの対策とか防衛費の増額とかで、将来的に国にお金が無くなっていくでしょうから、
大して有名でもない地方の大学、いわゆるFラン大学から補助金をカットされていく可能性は低くありません。
安定されているとされる国立大学であっても、
国会議員を輩出するような有名大学でない限り、同じ運命をたどらないという保証はありません。
また、大学は非営利法人であるという縛りもあります。
非営利法人は利益を投資家に配分できません。
その代わり税制面で優遇を受けたり、補助金を受けたり出来ます。
そのため、民間企業のように出資を募り、商品やサービスを提供してお金を稼ぐというのは出来ません。
だって、リターンが無いのに誰も投資なんてしませんからw
というか、今まで国からの補助金に依存してた組織がいきなりビジネスをしようとしても、
無駄に赤字を垂れ流すだけでしょう。つまり、八方塞がりです。
②ぬるま湯に浸かった大学事務のスキルは転職先ではクソの役に立たない
残念ながら、
民間企業と比較すると大学職員の仕事のレベルはかなり低いです。
控えめに言ってゴミです。
だからこそ民間企業で、特にブラック企業を経験した人間からはヌルゲーと思われて、大人気なんでしょうけど。
スキルがつくどころか退化します。
中には未来ある学生のサポートをしたいという情熱を持って転職される方もいます。
しかし、僕は就職支援の仕事で、割と学生と関わる部署にいたのですが、それでも学生と関わる仕事はほんの一部でした。
大体、会議資料や文科省への提出物や稟議書など、やたらと資料を作っています。
Excelで作った資料を電卓で手計算しないといけないとか、
メールで送った資料を紙でも必ず提出するとか、
切手一枚買うにも印鑑を回覧して、起案書書いて承認を貰わないと行けなかったりとか、民間企業では一瞬で終わってしまいそうな仕事を何時間もかけて行います。
何でこんな簡単な仕事をあえて複雑に、難しくしてるんだ?
と僕は常々思っていました。
まるで自分で火をつけて、自分で消化して消火活動終了しましたと言っているようなものです。
しかも、大学での会議資料って民間のようなプレゼン資料とは違い、
口で説明すべきことまで全部記載しないといけないので、超絶読みづらく
で?結局何が言いたいのってレベルです。
こんな仕事を続けていたら、
スキルがつくどころか退化します。
僕は以前大手ーメーカー、いわゆるJTCな会社で働いていた時、
やたら紙ベースだったり、いまだにFAX使っていたりと非効率な仕事が多くウンザリしていたのですが、
大学職員の仕事の非効率さを味わうと、まるでJTCがシリコンバレーの最先端のIT企業に思えました。
大学職員でも民間企業の経験がある人なら良いですが、新卒から大学職員の人は相当ヤバいですね。
若いうちなら、まだポテンシャルで転職することは出来るでしょうが、
大学職員というぬるま湯につかり続けて30代、40代になってリストラされて、スキルもなく転職活動を余儀なくされたら悲惨です。
潰しが効きませんから
>>転職の書類選考が通らない30代を何度も救ってきた俺が伝えたいこと
③残念ながら大学職員の給料は上がらない!退職金もカットだ!
大学の収入のメインは学生数に依存する学費です。
先ほどお話しした通り、学生の数は減っているのですから、大学全体の収入も減るわけです。
売上が減り続けているのに給料は上がるわけがありません。
僕がいた大学では、いきなりボーナスを2ヶ月分カットされました。
何を決めるでもみんなで集まって会議をやって決める旧態依然な体質でしたが、
ボーナスをカットすることに関しては一部の上層部だけで集まり速攻で決まりました。
あまりのことに怒りを通り越して
仕事が遅いと思っていたけど、なんだ!やればできるじゃないか!
と感心するレベルでした。
もちろん退職金もカットされるでしょう!あればの話ですが…
④教授は天竜人、事務職員はその奴隷
先ほども少しお伝えしましたが、
大学には教授を始めとした教員勢と事務職勢がいます。
そして、
教員勢がキャリア官僚で、事務職員がノンキャリア組であるような明確な序列があります。
建前上は学生の相手をするのは教員達だから、教員達を優先しようってことなんですけど、
教授陣には「自分たちが頭の良いエリートだ!」という選民思想が少なからずあります。
たとえFラン大学でも教授の人は結構良い大学出ていることが多いですからね。
そのため、
学生の相手をしている自分たちのおかげで、お前ら事務職員は給料もらえるんだえ
大した学歴もない事務職員は我々の手足となって動けばいいアマス
って空気があり、無茶苦茶な要求や頭のおかしな要望をしてきます。
だがしかし、事務職員はたとえ無茶苦茶な要求でも無下にすることは出来ず、きちんと対応しないといけません。
まさしくワンピースに出てくる天竜人です。
僕は以前、教授に呼び出され
大学の授業で企業の人を呼びたいから、僕に企業の選定やオファー、スケジュールの調整を全部やってほしい
と言われました。
しかも、学部の会議で正式に決まったわけでは無く、その教授の独断。
単位がつく授業なんだから教授の仕事だろ!
俺はお前の助手になった覚えはないぞ
って言いたかったのですが、
天竜人には逆らえず…持ち帰りますと言い、上司に報告したところ「お前が全部やれ」とのこと。
前々から色々と不満を募らせていたのもあり、この件が引き金になり3日後に退職代行使って辞めました。
天竜人に逆らうと世界だと海軍大将がやってきてボコボコにされるそうですが、実際はそんなことはありませんでしたw
>>俺が退職代行を使って会社を辞めた理由を語る【全く後悔していない】
安定しているとされる国立大学であっても、辞めたいと考えている大学職員は意外に多いw
安定していて人気であるがゆえに、転職するには狭き門である大学職員ですが、
意外にも大学職員を辞めたいと考えている人は多いです。
新卒で国立大職員になり5年目ですが、残業、パワハラが容認される環境、人の入れ替わりの激しさで増える仕事に耐えられず退職を決意しました。
営業をされていた方はきっともっと大変だったと思うので、こんな自分がこの時期に転職できるか不安ですが、読んでいて楽しい記事に元気をもらったので頑張ります
国立大学の職員と聞くと安定してそうですが、大学職員の仕事のクソさは全国共通みたいです。
この方だけでなく、僕の元には
・周りにもったいないと言われるけど、大学職員を辞めたい
・手遅れにならないうちに転職したい
っていう相談が結構来ます。
大学で働いていた時、みんな口では
学生のために、学生ファースト!
と言っていましたが、実際は
ノルマとかある民間企業とか無理
公務員試験とか勉強が無理ゲー
という感じで、生活のために機械のように心を殺しながら仕事をしている人ばかりで、未来ある若者のために心臓を捧げるんだ!って心の底から思っている人はほとんどいなかったです。
>>元大学職員の俺が向いてる人を語る→学生に貢献したい系は向いてない
僕なんて転職した当初から一生続けられる仕事ではなく、長くて3年~5年程度だろうなと考えていたくらい冷めていました。
流石に3~5年以内に倒産することは無いだろうという思惑もありましたしね。
ただまさか半年で辞めることになるとは自分でも思ってもみなかったわけですがw
大学職員を、それもたった半年で辞めるのなんてもったいないと思われるかもしれませんが、
今はブログを運営したり、転職相談に乗ったりと割と自由に働けているので、
むしろ、さっさと見切りを付けられてよかったと感じているくらいです。
ただ、
大学職員を辞めたいけど、民間企業はブラックばかり…
大学職員がダメなら、どうしたらいいかわからない!
そもそも転職できるかどうか不安
こういった感じで
・今の仕事は嫌だけど、どの仕事が正解なのかわからない
という方もいらっしゃると思います。
実際、僕の元にもそういった相談が来ることが多く、一緒に自己分析や転職の軸を考えるなんてことをしていました。
そういった方々の体験談をまとめたものもありますので、併せてご覧頂くと参考になると思います。
詳しい内容は下のリンクから↓
>>【前半無料&返金保証】30分で終わる自己分析の方法→自分探しは必要ない