【内定者の例文】退職理由が前の会社の悪口になる…そんな君へ

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このブログでは>>退職理由の添削 を行っています。

ここでは今まで添削してきた退職理由のほんの一部を事例としてご紹介いたします。

他人の退職理由を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。

今回の添削依頼は、

27歳営業事務、退職理由が前の会社の悪口になる→内定した例文

会社の悪口を言っているのにポジティブな退職理由

いついて解説していきます。

・退職理由が前の会社の悪口になってしまう

・前の会社の悪口はダメ…なら嘘くさい退職理由になってしまう…

・退職理由で嘘をつくのが嫌だ

という方にも参考になると思います。

目次

営業事務の27歳女性、退職理由が前の会社の悪口になる→内定した例文

さっそく今回の依頼主について、

・依頼主:女性 営業事務職 27歳

・非効率な仕事で毎日21時まで残業…

・2年前からこのサイトを知り、何とか頑張ってきたが我慢の限界が来た

・退職理由がどうしても前の会社の悪口になってしまう

とのことで、

以前、職務経歴書を添削した方で

>>祝内定!上智大学卒、27歳営業事務の女性の職務経歴書

どうやら、退職理由が前の会社の悪口になってしまうとのことでしが、

そもそも、会社の悪口を言ってはいけないという前提が間違っている

ということを解説していく。

① 本音の退職理由は、非効率な仕事で残業しまくるのが嫌だったから

さっそく退職理由について伺うと

メリハリを持って業務に取り組むことで、より効率的に仕事をして営業をサポートしたいと考えています。

現職の会社ではペーパーレス化が進んでおらず、見積の計算式についても印刷して、上司が手書きで計算を修正して、最後に電卓で計算するという方法のため確認に平均1~2時間程かかっています。そのため、顧客からも見積の提出が遅いとクレームを受けることも多々あり、私は紙ベースで確認するのではなく、excel上で修正・確認を行うことを上司に提案しました。

Excel上で修正すれば計算ミスが減るだけでなく、1つの計算あたりに要する確認時間を短縮し1日により多くの見積を確認することができるため、契約までのスピードアップに繋がるのではと考え提案しましたが、その上司が40年近くこのやり方でやってきているから今更やり方を変えるつもりはない、受け入れて貰えませんでした。

営業の売上をサポートしていく上で、業務の効率化を促進することは必要不可欠だと考えているため転職を決意しました。

という感じでした。

この方はいつも夜21時まで残業していたとのことですが、その原因が膨大な業務量というより上司の超非効率なやり方が原因だったそうで、

・定時で帰れる仕事量なのに、上司の確認待ちの時間のせいで買えるのが遅くなる

・遅れることで取引先からの催促への対応など余計な作業が発生する

という状況だったそうです。

僕も直接お話を伺って、上司の方がExcelで5分で済む作業を1~2時間掛けているそうで、よく会社が回るなと感じました。

ただ、

退職理由はほぼ本音…というか会社の悪口になっているとも言えます。

また、最後の方に

営業の売上をサポートしていく上で、業務の効率化を促進することは必要不可欠だと考えているため転職を決意しました。

と書いてありますが、ポジティブで良い印象を与えようとして、ちょっと取ってつけた感があります。

結局、今の非効率な会社の営業事務の仕事を辞めるんだから、この部分にあんまり説得力を感じませんし、

正直、それまで会社の悪口を言っていたことを帳消しにするにしては無理があると思います。

② 添削後→会社の悪口を言っているのにポジティブな退職理由

添削した退職理由がこちらです。

経理部と協力し請求書発行業務の効率化をしたり新人が早く独り立ちできるようにサポート・指導したりなど、業務にやりがいを感じていたのですが、40時間~60時間の残業が常態化しており、せっかく育てても辞めていく人が多かったです。

原因を考えたところ、
・管理職が見積書や資料などを確認するのに、電卓で1~2時間手計算している
・営業担当が出先でメールを確認しない、夕方戻ってきてからでないと確認してくれない
といった形で、待ち時間や順番待ちで業務が進まず事務員ですら20時とか21時を回ってし
まう状態ということがわかりました。

そこで、事務員だけでなく管理職や営業担当の業務負荷軽減にもつながると思い
電卓ではなくexcel上で修正・確認を行うことを提案したり、年配の営業担当が出先でも確認しやすいように専用のメールフォルダを作って、確認項目も絞って回答しやすくするなど工夫を行ったのですが、ずっとこのやり方だったので、今更やり方を変えるつもりはないという感じで、受け入れて貰えませんでした。

緊急対応など残業が発生してしまうということには納得できるのですが、
・せっかく新しく人が入っても、結局辞めていくのではないか?育てても時間の無駄ではな
いか?
・業務改善などを考えず、言われたことだけをやっていった方が良いのではないか?

とういった後ろ向きな気持ちが芽生えていくようになりました。

これからずっとそういった気持ちを抱えたまま、仕事をやっていくのかと自問自答した結
果、転職を決意するようになりました。

基本的に非効率な仕事の進め方に嫌気が差したから辞めたという大本の流れは変わっておりませんが、

せっかくやる気があるのに非効率な仕事を続けて腐っていくのは嫌だから転職したい

というある意味で前向き?な退職理由にしました。

というのもお話をしていく中で、

単純に非効率な仕事で帰るのが遅くなるのが嫌だというのもあったそうですが、

百歩譲って、めちゃめちゃ忙しい会社でハードワークするというなら経験や能力が身に着けられるのでアリとは思いますが、

普通の会社であれば定時内で終わるような仕事を夜の8時9時まで時間をかけて仕事をしてもキャリア的にプラスとは思えない。

続ければ続けるほど同世代との差は開くし、そんな環境に身を置き続けても次第にやる気が失せて自分もダメになっていくと感じたそうです。

そうであれば、それをそのまま伝える方が説得力があると考えました。

前の会社の悪口…本音の退職理由を言っても大丈夫なのか?

今回の退職理由に対して

こんな会社の悪口みたいな退職理由だと落とされるのでは?

と言いたくなる気持ちはわかる。スゲーよくわかる。

だがしかし、

特に退職理由ではこれまで突っ込まれることもなかった

そうです。

今回の場合は、Excelを手計算でやるという極端な職場だったというのもあるので、

面接官から、

そりゃ仕方ないよね…

と思ってもらいやすかったのかもしれませんが、

本人にお話を聞くと

退職理由を言うのが怖くなくなったからというのが一番大きな要因だったそうです。

最初は

営業の売上をサポートしていく上で、業務の効率化を促進することは必要不可欠だと考えているため転職を決意しました。

みたいに綺麗なことを言おうとしている感がありましたが、

「非効率な仕事で改善を促しても変わらず、このまま腐っていくのが嫌だった」

という一見するとマイナスな言葉だとしても、

自分の本音でしゃべるから、嘘を付く後ろめたさがない

と言った理由から自信を持って言えたそうです。

※もちろん、職務経歴書をにて仕事ぶりをアピールしていたのもあります。

>>祝内定!上智大学卒、27歳営業事務の女性の職務経歴書

追記:内定したってよ

その後、この依頼者の方から連絡があり、

なんと!IT企業の総務職に内定したとのことです。

考えてみれば、

自分を良く見せようとするあまり嘘くさい退職理由しか言えない

こういう人って結構多いです。

仕事内容や条件に不満があったとしても、自分をよく見せようとするあまり

・裁量権を持って仕事がしたい

・縁の下の力持ちになりたい

こういった感じの退職理由になってしまいます。

だがしかし、無理して良さ気なことを言ったとしても面接官から突っ込まれてしまえば、上手く答えられません。

そして、しどろもどろになっている様子を見た面接官から更に疑いの目を掛けられ、話は良くない方法に進んでしまう…

こういった沼にハマってしまう方をこれまでたくさん見てきました。

どうせ落ちるのであれば本音の退職理由でぶつかるという開き直りも時として必要ではないでしょうか。

もちろん、

ただ単純に本音をそのままぶちまければ良いのかというとそうでないのが難しいところです。

もしこの記事を読んだ人の中で、

退職理由の添削に興味があるよって人は↓

>>面接官が納得する退職理由が思いつかない転職者を救いたい→内定実績あり

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