このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
生協(コープ)の配送スタッフの職務経歴書を添削してみた
(食品)配達、個人営業、ルート営業
保険などサブスクサービスの営業の仕事をしている人の参考にもなると思います。
生協(コープ)の配送スタッフの職務経歴書を添削してみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:男性 20代中盤
・主に食品の配達業務を行い、その中で共済(保険)、電気などの営業も行っている
・このまま続けても身につくのが配達スキルだけになってしまうので転職を検討
・ 今回が初めての転職
具体的な会社名は出せませんがいわゆる生協(コープ)的な仕事で、
皆さんのご近所とかでトラックで食品配達とかしてる仕事をイメージして頂ければと思います。
今回の相談者の方は、このまま続けても身につくのが配達スキルだけになってしまうと危惧されていたようですが、
主に食品の配達業務を行い、その中で共済(保険)、電気などの営業も行っていると伺い、これは配達ではなく実質的には営業職では?と感じました。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
ビフォー、添削前の職務経歴書
添削前の職務経歴書です。
この方のように職務経歴書で
このように、会社名の横に在籍期間を記載しているのに、職務内容の在籍期間のところでスペースを使っている人が多いです
まぁ、在籍期間を強調して見やすくするのが親切と言えば親切ですが、ぶっちゃけスペース稼ぎにしか見えませんのでやめましょう。
そして、自己PRですが、コミュニケーションを頑張りました!とコミュニケーションを推しているのですが、
・自己開示をすることで~
・お客様によりそった~
みたいに抽象的な内容が多く、控えめに言って嘘くさいなと思いましたし、
具体的にどのような取り組みを行ったのか説明がありません。
ただ、
私が食べて美味しかった商品を買ってもらえるようになり~
ここに関しては非常に説得力があると感じましたし、
ここをもっと詳しく書けばコミュニケーション力のアピールにつながるのではないかと思いました。
アフター:添削後の職務経歴書
まず職務要約が見づらかったので、コンパクトにまとめました。
この方は食品、日用品配達だけでなく、配送サービスの契約獲得もしているとのことでした。
物価高の昨今、スーパーで買い物するより割高な食品配達サービスのサブスクを契約させるってのは結構大変だと思います。
逆にいえば、その状況でも契約を獲れるというのは、何よりも強いアピール材料になりますので、自己PRの最初に持っていきました。
また、この方のようにルート営業ってのは得てして御用聞きなんて呼ばれていますが、
言われたことをこなすのではなく自ら提案していける人材でないと契約は取れないので、そういった面も記載しています。
そして最後に、
自分が食べておいしかった商品をおすすめするといった自己PRですが、
正直、自分が試して良かったものをお勧めしていました!と言うだけの人って結構います。w
そのため、もっと詳しく書く必要があります。
お勧めしたものの「おいしくなかった!」「ダメだった!」といったクレームにもつながりそうな評価を逃げずに真摯に受け止めるってのは中々できることじゃありません。
この方はそういった痛い思いをした結果、単純に美味しい美味しくないの判別だけでなく
(自分は好きじゃないけど)佐藤さんが好きな〇〇に近い味ですよ!
といった提案も出来るようになったそうです。
ここまで詳しく書けば、ただ単に自分が試した上でお勧めしていましたというだけ人より説得力があります。
コミュニケーション能力?嘘くさい自己PRはやめよう
・常に感謝の気持ちをもって~
・相手の立場になって~
・自ら積極的に~
といったコミュニケーションやホスピタリティに訴える自己PRの人は多いです。
皆さんだって綺麗ごとを並べてある採用サイトを見ても心から感銘を受けたりしないはずです。
また、
・売り上げ〇億円
・〇〇〇人の支援
と実績、数字の大きさを強調する人が多いですが、ぶっちゃけ同じです。
突出した成果を上げるためには、人の何倍も大変な思いをしたはずです。
にもかかわらず、
どんな取り組みをしてきたのか、どんな痛い思いをしてその非凡な成果を上げてきたのか納得できる説明が出来なければ説得力がありません。
結局、新しい会社では条件も環境も違うのだから成果や実績の大小ではなく、そちらのほうが大切なのです。
それは僕がこのサイトの記事を書く時に意識していることでもありますす。
志望動機が大事、自己分析が大事!とアドバイスする人は多いですが、
それでは具体的にどうすればいいのか、何から始めたらいいのかという視点が無いアドバイスが多いです
だからこそ、このサイトを見に来てくれる方がいて、
この人にだったらお願いしてみようかな
と仕事を依頼して頂けているのではないかなと思います。
応募書類を作る際も、そういった視点を持つことをおすすめします。