今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
このブログでは、
永遠にノルマで追い詰められる営業職を辞めるためのノウハウや体験談を語っていますが、
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このブログの読者さんからこんなコメントが届きました。
こんにちは。私は38歳の既婚女性で、生命保険の営業をしています。
何よりも仕事そのものが辛くて…。特にアポをとるための電話をかけるのが一番苦手です。
あと、休日に電話がかかってくる、ノルマが気になって気持ちが休まらない、上司に報告するのが苦痛、
辞めたいということは何度も上司に言っていますが、人手不足のため中々辞めさせてもらえません。
最近は本当にもう心も体も疲れました。
ぶっちゃけ、
営業の中で最も過酷とされているのが保険の営業です。
特に生保レディと言われる生命保険の外交員は、
電話代やガソリン代も自腹で、
昼休みに色んな会社のオフィスに行ってうざがられながらも愛想をふりまき精神を擦りず付ける日々…
こんなに大変なのに、契約が取れなければ給料をごっそり減らされる。
今回は、
保険営業が営業職の中で最下層の仕事である理由を語る!
・生命保険営業を辞めてよかったと思える
・保険営業を続けることの恐ろしさを知れる
・電話代自腹で1日100件もテレポしなくていい
目次
保険営業はやめとけ!特に生保は営業の中で最下層の仕事である理由!


僕は銀行員の時、
アフラックのがん保険とか明治安田生命の医療保険などの
生命保険も取り扱っていましたが、
月額1万円の生命保険を1件契約するより、1000万の投資信託を契約するほうが簡単です。
こんな商品を売らないといけない保険会社って銀行以上にブラックだな!と感じていました。
① 生命保険はそもそも契約が取りにくい構造になっている


生命保険っていっても種類はいっぱいあるのですが、
一般的な会社員が契約するのは、月額数千円、高くても1万円くらいの保険です。
手間ばかりかかって全然売上にならないので、
単価が高い投資信託とか外貨預金など売っていました。
銀行って預金額や家族構成、職業、連絡先などの情報があるので保険会社よりも営業がしやすいにもかかわらず契約が取りにくかったです。
というのも、
保険って色々な種類が存在しますが、
自動車保険は年一回の契約更新の案内が来たり、
車を買い替えたりするタイミングで見直したりしますが、
既に契約している生命保険を見直す機会も、そうそうありませんよね。
本来、生命保険が必要なのって、結婚して子供がいる人ですから、
生涯独身の人や子供がいない夫婦には必要ないんですね。
つまり、
そもそも生命保険が必要ないって人が増えてきているわけです。
なので、生命保険は特に契約が取りにくいのです。
しかも、せっかく契約を取れたとしても、お客さんが持病があれば契約にならず、努力が全て水の泡なんてこともあります。
さらにインターネットの発達で、
保険の比較サイト、ちゃんと保険金が支払われた、支払われなかったといった保険のレビューを見ることが出来ますし、
わざわざ時間を作って、カフェで生保レディと会わなくても、スマホ片手に保険の契約が出来ます。
ネットじゃなくて対面の方が良いって人もいるだろ(震声
って人もいるでしょう…
しかし、
追い打ちをかけるように
ほけんの窓口などの保険ショップが台頭してきました。
保険ショップでは、1社だけじゃなく数多くの保険を取り扱っており、
いろんな保険を比較した上で、自分で決めることが出来ます。
僕は、ほけんの窓口のCMを初めてみた瞬間、
自社の保険しか扱っていない生保レディのような外交員は要らない子になるだろうと確信したことを今でも覚えています。
ちなみに、保険営業のノルマが嫌で、経験も活かせるからと保険ショップへの転職はおすすめしません。
ほけんの窓口みたいな保険ショップでも、ノルマあるし、ノルマのために手数料が高い保険をセールスすることもありますw
保険ショップを利用する人も
数多くの保険から自分にピッタリの保険を提案してくれるだろうと、
よく調べもせずに保険ショップの人に言われるがまま契約するのは止めましょう。
調べないやつはいつの世もカモられます。
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② セールススキルが身につかない


日本生命など保険会社のCMでは
契約したお客さんに対してその後何年も定期的に訪問をして、そのお客さんのお子さんの誕生日などお祝いし、その子供が成人してからも訪問を続け…
お客様の一生涯のパートナーになります!
みたいなことを謳っていますが、冷静に考えたら、おかしすぎます。
これまでに保険の契約した何十人、何百人のお客様の家族を見守っていけるわけないでしょうw
一生涯寄り添い続けることなんて不可能です。
生保レディは契約を取れたとしても、また次の月にはノルマを獲得するために走り回らないといけませんから、
基本的に生保レディとは契約したらそれっきりで、
やり取りといっても、数年後にお客さんの方から保険を解約する時にコールセンターに電話をするだけです。
一生涯寄り添えとは言いませんが、そんな焼畑農業的な営業活動をしていてもスキルはつきません。
僕は銀行から三菱電機グループに転職していましたが、



昼休みになると明治安田生命の女の人が来て、
毎月積み立てする個人年金保険の勧誘をしてきたんですが、うぜぇなと思ったものの同僚の手前、
「以前金融機関に努めていたので、その手の保険は間に合っていますよ」
と、俺にセールスしても意味ないよ!とやんわり伝えました。
しかし、
後日またしつこく勧誘してきたので、僕はブチギレてしまい、
「30年満期で、利率が7%で定期よりお得で老後の備えになると言っていたが、年利換算するとたったの0.23%だ」
「一方、自動車ローンは2%~3%で、どんなに安くしても1%だ。30年間に車を何台買い換えると思う?」
「おたくの30年間解約できない年金保険に積み立ててるより、そのお金を頭金にして、自動車ローンで借りる金額を減らしたほうがどう考えても得だろ!」
とラッパーのようにdis全開になってしまいました。
あんなにしつこく勧誘するのでどう切り返すのかと思っていたのですが、
何も言わず生保レディはそそくさと去っていきました。
ぶっちゃけこのくらいの計算は金融機関に勤めていなくても出来ますので、そういった指摘が来ることを予想すべきなんですが、
10年以上生保レディをやっているであろう人がこのレベルとは閉口しました。
当時の僕は25歳で新入社員とか若手の社員を中心に勧誘をしていたのですが、
おそらく、世間知らずの若者を煽って契約させようっていう魂胆があったんでしょう。
もし僕が勧誘するなら、
「たしかに車のローンのために頭金を増やすという考えには一理ありますが、そもそもローンを支払えるだけの収入があるのなら、計画的に貯金をすれば借金なんてせずに一括で車を買えますよね。」
そして、満期後の60代の貯蓄額のデータを提示して、
「定年退職する頃にはある程度貯蓄があるだろうから、個人年金保険で積立なんて必要ないって気持ちはよくわかります。」
「たしかに60代の平均貯蓄額は1,500万円以上なんですけど、実はその殆どが650万円なんです。」
「お金を貯めようと思っているけどついつい使っちゃって、中々お金が貯まらないって経験はありませんか?」
「これは、お金にしろ、時間にしろあるでけ使い切ろうとしてしまうパーキンソンの法則っていう人間の習性が関係してて、こういった人間の習性を気合や気持ちだけで克服するのは非常に困難なんですね。」
「それを証拠に厚生年金や健康保険、住民税だって給与から天引きされているでしょう?もしこれを後払いにしたら、多くの人が給料を先に使い果たして社会保険料を払えなくなり社会が成り立たなくなりますから。」
「だから、自分の将来を守るために個人年金保険という形で、貯蓄を自動的に行うようなシステムをあらかじめ組み込んでおく必要があるんですよ。ローンと違って利息を受け取れますし」
銀行で生命保険を扱った経験は2年程しかありませんが、ほんの10分くらい考えればこのくらいは思いつきます。
僕はこれまで色んな生命保険会社の営業を受けてきましたが、
保険営業になりたて新入社員の人ならともかく、ベテランの生保レディの人でも、
パンフレットに書いてる商品のメリットの話や「いざという時のために」とバカの一つ覚えみたいに言ってくるばかりで、
10年以上やっててセールススキルがその程度とかw危機感持てよw
と思ってしまいます。
アパレル店員の接客も中々クソだなw↓



③ 訴えられるリスクがある


かんぽ生命が高齢者に対して不利益となる保険の乗り換えなど不正販売が発覚し、
営業自粛に追い込まれるレベルで、かなり問題になりましたが、こんなの氷山の一角です。
そもそも、
金融の世界、特に生命保険はクレームが多い業界です。
特に
「保険金が支払われない?話と違う!」
というトラブルは多く、場合によっては訴訟にまで発展します。
僕が銀行員だった時、面倒くさいという理由の他に
訴訟リスクが有るからという理由で生命保険の販売には消極的でした。
普通のサラリーマンだと、どんなに大きな失敗をしても犯罪でも起こさない限り実際に訴えられることはまず考えられません。
しかし仮に月に数千円程度の生命保険でも、
がんなど医療費が高額な場合、治療費や通院費などが数百万単位で下手したら数千万円にまで登ります。
本人や遺族が訴えを起こすには十分すぎる金額なんですね。
まさにハイリスクローリターンです。割に合いません。
また、基本的に辞めた会社に何か言われても相手にする必要はありません。



しかし、
もし裁判を起こされたら、「もう私は辞めたから関係ない」は通用しません。
自分の都合があろうが決められた日に出廷しないといけませんし、無罪を証明できたとしても、
裁判に呼ばれる=ヤベー奴認定されるかもしれないので、辞めた後の生活を壊されます。
僕は以前、辞めた銀行の人から「かつて君が担当したお客さんが君と話したがっている」というショートメールが届き、血の気が引きました。
内容が内容だけに無視するわけもいかず恐る恐る要件を聞くと
「病気になったけど以前提案した保険のおかげでことなきを得たから感謝してます」
とのことで、バーロー要件を先に言えよ!となった経験があります。
もしかしたら、
訴えられるような勧誘をしたやつが悪い!
って思うかもしれませんが、
毎年のように新しい保険商品が出て、本当に大丈夫なのか?って疑問に思ったとしても、
ノルマをこなせと会社から鬼のように詰められてしまえば、
商品の概要と簡単なセールスポイントを把握して、セールスしていくしか無いんですね。
最初のうちは家族や友人に頼み込んで何とかしようとしますが、いつまでもその手は使えない。
ノルマは常につきまとってくるので、さも魅力的に見えるようにセールスするか、仲良くなって付き合いで買ってもらうなど、多少強引な方法を使わざる得なくなる。
もしかしたら…という爆弾を抱えながら…
これって、
いじめっ子が弱い子に小遣いをよこせと脅して、
最初のうちは小遣いで工面するがやがてそれでも金が足りなくなり、
いじめっ子にそれでも金よこせと脅されて
とうとう一線を超えて他人の財布に手を付けてしまう。
やがてそれがバレて、その脅された子はお金を取ったことを責められてしまうのと一緒です。
しかし、学校と違って無茶苦茶なノルマを課して追い詰めた張本人の会社の経営陣は裁かれません。
辞めたとしても数千万円の退職金をもらいます。
そんな理不尽な世界の中で、
ノルマで追い詰められる保険営業マンがトカゲの尻尾として罪人の責任を押し付けられないためには、
一線を超えて他人の財布に手を付けてしまう前に、仕事を辞めるしかないんですね。
誰もやりたがらないので、中々辞めさせてくれない


休日に電話がかかってくる、連休中もノルマが気になって気持ちが休まらない…
営業職から離れた今でもフラッシュバックする時があります。
今回のコロナウイルスの影響を考えると
世の中的に可能な限りオンラインでやり取りをする流れが加速し、
対面でのセールスというのは今後、ますます厳しくなってくるでしょう。
保険の営業マンって、
お客さんに繋がるまで延々と電話を掛け続けるとか、アポ無しで訪問をして商談を強要するとか、迷惑行為以外の何物でもないんですが、
むしろ、それをやらない奴が悪者であるかのように洗脳されているんですね。
自分の感情を殺してまで会社に貢献したしても、契約が取れなくなってくれば、
トイレットペーパーの芯のように使い捨てられてしまいます。
だから、
保険営業の仕事が嫌なのに、訴えられるリスクを抱えてまで続ける意味がありません。
コロナウイルスの影響で転職市場が冷え込んでいるので、
こんな仕事辞めたいけど今、会社を辞めると不安だと思う気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
僕のもとには転職の相談の依頼が増えているくらいですから、実はみんな普通に転職しているんですね。


そんな保険の営業マンや生保レディみて誰も保険のセールスマンになりたいとは思いません。
だからこそ、
ハローワークの出口やスーパーのレジ打ちをしている女性店員に保険の営業マンにならないかと勧誘するという猫の手も借りたいレベルです。
そこまでしないと保険の営業、生保レディをやる人見つからないってことで、
彼ら熱心に勧誘すればするほどヤバさが伝わります。
人が中々集まらないからこそ
辞めたいと思っても、人手不足のため中々辞めさせてもらえない実態があります。
しかし、
人手不足はあなたが考えることではありません。会社が考えることです。
そもそも、無茶苦茶なノルマを課さないと運営できない体制を何とかしてから言えよって感じです。
上司や会社との退職の交渉する気力が湧かないという事であれば、
費用は掛かりますが、退職代行を使ってでもさっさと辞めた方が良いです。
続けても、善悪の区別のつかないサイコパスになるだけです。
冒頭の生保レディをやっていた読者さんもさっさと辞めてよかったとおっしゃっています。


僕は事務職でしたが、上司からのパワハラが酷く、退職の交渉できるような相手じゃないなと思ったのと
最後まで良いように使われて、有給を消化できずに辞めていった人を見ていたので、
退職代行を使って辞めました。
実際に本当に簡単に辞められます。有給も当然消化できるし、面倒な引継ぎもしなくて良いし、
退職代行の弁護士が全部やってくれるので、もし会社から電話があっても出なくても良いです。
こういった方法もあるんだということを知ってもらえるだけでも、気持ちは少しは楽になるかと思います。
最後に僕が退職代行を使った時の記事をご紹介しておきます。



おかげさまで、読者さんから色んなコメントを頂くようになってきました。
コメントや相談を頂く中で、
「これって僕/私だけなのでしょうか?」
と読者さんに尋ねられることでも、
結構みんな共通する悩みがあるな~
と感じます。詳しくは↓
仕事から直接関係のないことでも、一行でも良いので、
コメントをお待ちしてます。
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