縁の下の力持ちになりたいから事務職っていう志望動機がアカン理由

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「営業とかしんどい仕事は嫌…」

「経理もしくは人事総務など事務職を希望」

「せや!縁の下の力持ちになりたいから事務職に!って言おう!」

今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。

こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。

僕はコレまで色んな人の自己PRや志望動機も見てきたんですが、

その中で、

縁の下の力持ちになりたいから~

この言葉を見聞きした瞬間に

(あ、こいつダメかもしれない…)

と思っています。

「縁の下の力持ちになりたいから(事務職)」という志望動機

は一見すると聞こえが良いので、

就職活動だけでなく転職活動でも使われがちで、特に事務職希望の人の志望動機で非常に多いです。

今回は、

縁の下の力持ちになりたいから事務職っていう志望動機がアカン理由

について語るッ!

この記事のポイント

・事務職=縁の下の力持ちは事務職に対する侮辱、職業理解を深めよう

・縁の下の力持ちになりたい=大した責任は負いたくないです。と一緒

・自分の希望を「縁の下の力持ち」なんて言葉で誤魔化してはいけない

目次

縁の下の力持ちになりたいから事務職っていう自己PRがアカン理由

10年以上前に僕が就活していた頃から嘘くさいおべんちゃらが嫌いで、

潤滑油としてサークルの運営に貢献していました。

潤滑油とかwせめてエンジンって言えよw

私は噛めば噛むほど味が出るスルメ人間です

今すぐ持ち味を出してほしいんですが…

こんな痛い自己PRをしている学生を斜に構えて見ていたわけですが、

今となっては社会人経験もない学生なんで微笑ましく見られます。

だがしかし、いい年齢こいた社会人が

「縁の下の力持ちになりたい」は痛い就活生以下の志望動機です。

いい年齢した社会人がそれにに気づかず、平然と面接の場で発言してしまっていることに警鐘を鳴らしたい。

①事務職=縁の下の力持ちは事務職に対する侮辱、職業理解を深めよう

色んな転職サイトで、縁の下の力持ちと称される事務職といえば、

・経理

・総務

・人事

・広報

・法務

などの、管理部門、間接部門の職種が挙げられます。

既にツッコミどころしかありません。

まず第一に、人事や広報ってのは会社の顔としてガンガン前に出てもらわないと困ります。

経理の仕事であっても、無駄な作業時間を削減すれば別の仕事ができるので、生産性が上がるわけです。

極端な話、営業職は自分の売上だけ上げていればそれでいいですが、管理部門、間接部門での仕事で成果をあげようと思ったら、

クソ面倒くさい社内調整とかアナログな上司を納得させないといけないわけで、役職の有無に関わらずリーダーシップを発揮する必要があります。

正直、現役で管理部門の仕事をしている人から言わせると

総務

総務が縁の下…?屈辱だよ…

となるはずです。

にもかかわらず、

「縁の下の力持ちになりたい」という志望動機を言う人間は、

面倒くさいのは他人任せで、私は会社に寄生する気満々と言っているのと一緒です。

このご時世、そんな人間を新しく雇う余裕がある会社なんてないし、猫の手も借りたいと言う程忙しい会社でも、寄生虫には来てほしくないです。

>>総務事務職志望の職務経歴書を添削してみた

② 君は本当に縁の下の力持ちになりたいのか?

営業の様に数字を上げるよりは、縁の下の力持ち的な存在でサポートする方が自分には向いていると思います。

こんな人はごまんといるでしょうが、

実際に縁の下の力持ちになっってしまったら、相当ムカつくはずです。

「縁の下の力持ち」って「人の目につかなくても、献身的に周りに貢献する人」

って意味なんですが、

縁の下の力持ちになるということは、

頑張りに見合った評価を受けられなくても甘んじて受け入れ続けるということです。

例えば自分だけ極端に業務量が多い一方で、定時で帰っている同僚がいるとムカつくし、

それに対して上司は何も言わないし、むしろ自分の仕事を増やしてくる始末…

それで人事評価や給料が一緒ってんならやってられないです。

頑張りに見合った評価を受けられないとか、そんなの誰だって嫌に決まっていますよ。

そして、縁の下の力持ち的な社員が辞めてしまい、いなくなってようやくその大切さに気付く…

なんて話はよく聞きます。

ここまで言うともしかしたら、

評価とか給料が全てじゃないだろ!

私は他の嘘つきたちと違う!本当に縁の下の力持ちになりたいの!

って反論してくる人がいるかもしれませんが、

こういった人に

じゃあ何で君は転職すんの?

今の職場で縁の下の力持ちとして頑張ればいいじゃん?

と聞くと黙ってしまいます。

縁の下の力持ちになりたいなら、会社に不満があっても、頑張りに見合った評価を受けられなくても今の会社で頑張れるはずですからね…

楽したいなら「縁の下の力持ちになりたい」なんて言うな!

「縁の下の力持ちになりたいから事務職で」

というような自己PRや志望動機を語る人は多いです。

だがしかし、

・ノルマで詰められる営業職はやりたくない

・そもそも仕事をそんなに頑張りたくないでやんす

・出世とか役職とか責任が重い仕事はマジ勘弁

・評価はいらないから、簡単な仕事だけやっていたい

などを耳障りの良い言葉に置き換えただけに過ぎません。

正直、「縁の下の力持ち」なんてのは控えめに言っているようで物凄く図々しいんですね。

もちろん、ノルマが嫌、仕事で余計な苦労、ストレスを抱えたくないって思うことは悪くありません。

というか、会社員なんてそんな人ばかりです。

実際、転職サイトを見ると営業の仕事がいっぱいあるのに不人気で、逆に管理部門の求人は少ないですし人気です。

だって、どう考えたって管理部門の仕事より営業の仕事の方がしんどいじゃないですかw

僕自身も営業という兵隊は嫌なので後方支援の管理部門という安全圏でぬくぬくと過ごしたいという歪んだ考えをもっていた時期もありました。

※ちなみにこのブログの初期のサブタイトルは「営業からの脱出」ですw

だがしかし、本音は別として転職活動では、一生懸命やるっていうスタンスです。

事務職は人気で倍率が高く、ライバルがたくさんいる中で、

縁の下の力持ちになりたいから事務職

そんなセンスのない借り物の志望動機で誤魔化すことなんて出来ません。

プロ入りを表明している高校球児が

別に一軍のスタメンになる気はない

試合に出れなくても、最低限の年俸が貰えればそれでいい

と言っているようなものです。

それで、プロ入りできなかったと嘆いてもお前は馬鹿か?と言われて終わりです。

ドラフト会議では他にも有力候補が腐るほどいるのに、そんなヤツを誰が貴重な交渉権を使ってまでドラフト指名なんてしませんからね。

そもそも、頑張りに見合わない扱いを受け、嫌気が差したからこそ転職するわけですから、

縁の下での力持ちとして冷遇されるんじゃなくて、陽の目の当たる所に行きたいわけですよ。

そのため、転職活動では。

・自分には事務職として○○という経験や能力、適性がある。

・だからこそ、自分は今回の年収や待遇を享受する資格がある!

という感じで、

数少ない事務職の枠で自分を雇うメリットというのを提示するべきですし、どんな職種であれ、それが正しい転職のあり方だと信じています。

現に、僕はそのスタンスで転職のアドバイスをしてきて実際に内定を獲得した人は何人もいます。

>>添削事例

だからこそ、「縁の下の力持ちになりたいから事務職で」だなんて就活生以下の志望動機など口が裂けても言うべきじゃないんです。

その行き着く先は、転職が長期化して貯金がそこを尽きてしまうか、自分の力を安売りして、以前より酷いブラック企業に行くかの2択だけです。

>>【志望動機】その会社でなければならない理由なんて要らないッ!

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