このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
関関同立…関西大学出身の30代女性経理職の職務経歴書を添削してみた
退職代行を使った…関西大出身の30代女性経理職の職務経歴書を添削してみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:35歳女性 独身 関西大学出身
・3社経験、直近の2社は経理職
・経理もしくは総務人事などの事務職を希望
・転職先を決めずに1年未満で退職代行を使って辞めたばかり
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
※会社名は仮名です。
まず第一印象として、
職務経歴の所にポイントを入れ込んでいるのは素晴らしいですね。
だがしかし、肝心の自己PRの部分が短いです。
自己PRの学習意欲のところに簿記3級を取得したと書いてありますが、履歴書で十分です。
もし職務経歴書で簿記をアピールするのなら、せめて2級からです。
それも、未経験から経理職に転職する場合に限ってですね。
※実際に未経験から経理への転職を目指す人の職務経歴書↓
>>つらい塾講師正社員から未経験の経理に転職したい第二新卒の職務経歴書
というのも、この方は、経理職としての実務経験がちゃんとあるんだから、実務能力を示すべきなんですね。
それに、
この「期間」の部分は会社名の所に在籍期間を書いているので要らないです。
というか、こういうスペースを無駄に使うことで、文字数稼ぎ、ページ稼ぎをしている感が否めません。
自己PRも短いし、正直、内容としては1ページ分です。
② アフター:添削後の職務経歴書
まず気になったのが、希望職種が経理もしくは総務人事などの事務職ということです。
この方は経理の経験が一番長いのですが、
「経験の長い経理職はわかるけど、なぜ人事とか他の事務職も希望するの?」
と正直に思いました。
僕は現役人事の職務経歴書を添削して内定に導いたこともありますが、
>>無職から内定へ!同志社大卒・第二新卒の人事女性の職務経歴書を添削
今回の依頼者に人事の経験や実績について聞いてみると、
採用のKPIとか内定辞退率の改善とか、そういった話が一切出てこなかったので、正直そんなレベルでは人事経験のあるライバル達には太刀打ちできません。
20代前半のポテンシャル採用とかならまだ可能性はあるかもしれませんが、
35歳という年齢も考慮すると未経験での採用はまずありませんし、せっかく経理業務で経験も実績もあるんだから経理業務での自己PRにして、経理職狙いに絞りました。
とにかく事務職なら何でも!みたいな職務経歴書は止めろ
添削した職務経歴書を渡したところ、依頼主も満足いただけたようで、
なんと退職理由の添削もご依頼いただきました!
>>バレたら転職が不利になる?退職代行で辞めた人の退職理由を添削した
今回だけでなく、これまで転職相談で、
「経理もしくは総務人事など、とにかく事務職なら何でも良い」
って人って結構います。
もちろん、本当に色んな職種を考えているのであれば、
各職種毎に職務経歴書を作って、求人に応じて使い分けるべきです。
正直、1つの職務経歴書で経理と人事など違う職種を狙うことは、
車のカタログに、釣具も載せているようなもので、
「二兎追う者は一兎も得ず状態」になります。
ちなみに以前、添削して内定を取られた方にも同じ提案をしました。
>>内定!38歳既婚で1年以上無職…そんな夫の職務経歴書を添削した件
逆に、ここの戦略をミスった瞬間に転職の難易度は一気上がり、死にゲーになります。
俺の職務経歴書の添削に興味がある人は、