このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回は
青山学院大→地方銀行3年目の女性を救ってみた
青山学院大→地方銀行3年目の女性を救ってみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:25歳女性 青山学院大卒
・地方銀行3年目で営業と窓口業務をしていた
・ノルマが苦痛で異動願いで窓口に配属されるもノルマを課されて愛想が尽きた
・ノルマ地獄の営業&金融業界はもうコリゴリ
・とりあえず3年を迎え転職活動始めたものの、書類選考で落ちまくっている
僕自身も地方銀行のノルマ地獄を味わった経験がありますので、
銀行に嫌気が差す気持ちはわかる。すげーよく分かる。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
一見すると良く書けていると感じたのですが、
気になったのが、金融はもうコリゴリと言っているにも関わらず、
「活かせる経験・知識・技術」に、
・投資信託、保険商品、金融商品に関する知識 と書いてあったり、
保険や証券の資格など金融営業以外では使い道がないスキルを羅列してアピールしている意味がわかりません。
そもそも、「活かせる経験・知識・技術」が後の自己PRと内容が被っているのでわざわざ記載する必要性が感じられません。
残念ながら、書くことがないからスペース稼ぎしている感があります。
② アフター:添削後の職務経歴書
事務処理を正確かつ迅速に行うことは大前提とし、
自己PRでは社内外のコミュニケーションにおいて相手の背景にある意図・課題をどのようにして把握したのか、それを解決するためにどのようなアクションを行ったのかというポイントを盛り込むように工夫しました。
また、銀行員であれば、どんな若手でも経営者と一対一で話ができるという普通の会社員では出来ない経験が出来るわけです。
中小企業の経営者の面倒くささは経験した人しかわからない…
最終面接には経営陣がいるというのもあり、一般の事務職との差別化を図るためにもこのアドバンテージは使うべきだと考え入れました。
人は一般論や正論に興味がない
この方のビフォアーの職務経歴書では、
「事務処理力」「コミュニケーション能力」
ということをアピールをしていますが、それを裏付けるものが
・しっかりとコミュニケーションをとることで、ミスが起こらないように努めた
・チェックリストを作成する
・優先順位を常に考える
・相手に寄り添うという姿勢で信頼関係を築く
というよくある就活本やマナー本みたいな内容でした。
今までたくさんの方を添削してきてこういった状態の人は意外に多いです。
確かに間違っていませんし、当たり前のことを当たり前にやるというのは大切なことなのですが、
人は一般論や正論に興味がありません。
仮に、この記事が転職サイトのコラムのような一般論しか書いていなければ、皆さんは秒で戻るボタンを押してここまで読んでくれなかったはずです。
これがもし職務経歴書の場合、
また、同じようなやつが来た…
逆にそれやってない人いる?
となってしまい、書類選考を通過出来なくなります。
・他の応募者とはどう違うのか
・何故そう思うのか
・自分(自社)にも当てはまりそうか
これはこのサイトの記事を書く時でも、転職で応募書類を書く時でも意識していることです。
だからこそ、このサイトを見に来てくれる方がいて、仕事を依頼して頂けているのではないかなと思うわけであります。
応募書類を作る際も、そういった視点を持つことをおすすめします。