今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
能力や知識よりも結局、コミュ力が評価されるんだろ?
コミュニケーション能力さえアピールできれば何とかなる!って思って、
「販売のコミュニケーション能力を活かして…」
「接客経験で培ったコミュニケーション能力…」
って感じで就活でも転職でもコミュニケーション能力をやたらと強調する人がいます。
でもそういう人に限って、
面接が通らない、書類選考が通過できない
一体何がいけないのかわからない
って思っている人が多いです。
僕は今まで面談したり、自己PRを添削してきましたが、
そんな立場から言わせてもらうと
面接で自己PRが出来ないヤツにコミュニケーション能力なんてない!
今回は、その理由について語る!
・コミュニケーション能力アピールの危険性に気付ける
・面接官に刺さる自己PRが作れる
・コミュニケーション能力の本当の意味が知れる
面接で自己PRが出来ないヤツにコミュニケーション能力は無い理由
就活や転職でも、
求人の募集要項にはかなりの確率で、
・コミュニケーションスキル
って書いてあります。

しかし、多くの人がこのコミュニケーションスキルを
・誰とでも仲良くなれる(サークル内限定w)
・初対面の人や世代が違う人と世間話が出来る
ような会話能力だ!
って勘違いしています。
そもそも仕事で使うコミュニケーション能力って
・自分の意見を相手にきちんと伝える能力
・相手の意見を正しく理解する能力
・自分と相手の意見のズレや不明点に気づき、解決させたり納得させる能力
ってことで、
つまり、
コミュニケーション能力があると一方的に言っている時点で、
コミュニケーション能力なんてないんだよ
① 面接中の会話で評価されるもので、わざわざ自分から言うことではない
トップセールスマンはコミュニケーション能力が高いですが、
それは商談や提案をしている会話の中で相手が感じることであって、
間違っても「私のコミュニケーション能力は53万です」
なんて言いません。
面接も一緒で、コミュニケーション能力は面接の会話の中で評価されます。
面接の自己PRタイムで
「私にはコミュニケーションスキルがあります」
という感じで、とにかくコミュニケーション能力をアピールする人間に限って、
その後の質問で見当違いな回答ばかりしてしまいます。
はっきり言って説得力ないんですよね。
そうなると、
「あ、こいつ中身ない薄っぺらいヤツだな」
って思われて、もう落ちますね。
そもそも、仕事だろうが面接だろうが
コミュニケーション能力があるかどうかを評価するのは他人ですから
面接中に自分から「コミュニケーション能力があります!」って言うことは
お笑い芸人が「今から大爆笑獲ります」って言うレベルで、
ハードルを上げてしまうだけの愚策です。
本当にコミュニケーション能力があったとしても、
スバ抜けていないと評価は普通になってしまいます。
論理的な思考を持っていたら、そんなマイナスなことをしませんから、
「コミュニケーション能力があります!」って豪語している時点で、
論理的思考力を疑われてしまうので、言わない方が得策なんですよね。
② 面接官から「コミュニケーション能力はありますか?」は「君の言葉には説得力はない」と一緒だ
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面接のコミュニケーション能力について調べていると、
面接官から「コミュニケーション能力はありますか?」と質問されることもあるから
自己PRでコミュニケーション能力をアピールすることは大切
という意見があり、驚きました。
というのも、僕自身今まで50回以上の面接に参加しましたが、
面接官に「コミュニケーション能力はありますか?」
こんな質問されたことないからです。
しかし、結構こういう質問される人が多いそうです。
よーく考えると
面接官に「コミュニケーション能力はありますか?」ってされるってことは、
赤信号レベルのヤバい事態です。
コミュニケーション能力は面接官との会話の中で評価されると先ほどお伝えしましたが、
面接官がわざわざコミュニケーションがあるか?って聞いてくるってことは、
会話の中でコミュニケーション能力に疑問感じているってことで、
「君の言葉には説得力はない」と一緒です。
それなのにもかかわらず、
「私にはコミュニケーションスキルがあります」ただ言うだけだと、
「やっぱり、コイツにはコミュニケーション能力は無いな!不採用!」
ってなって面接に落ちるだけです。
③ コミュニケーション能力は上位1%の特殊スキル
何故かコミュニケーション能力となると
「コミュニケーション能力くらいなら自分でもあるだろ」
って感じで、
誰でも身に着けていそうな能力だと考えられがちです。
誰しも会話をした経験があるので、その延長線上にあるものだと捉えられているからですからです。
これが、ボクシングや空手だと「俺でも出来ますよ!それくらい」とはなりません。
世の中、人を殴るどころかサンドバッグを触ったことすらない人が大半だからです。
しかし、冒頭でもお話しした通り、
そもそも仕事で使うコミュニケーション能力って
・自分の意見を相手にきちんと伝える能力
・相手の意見を正しく理解する能力
・自分と相手の意見のズレや不明点に気づき、解決させたり納得させる能力
ってことです。
しかし、これを身に着けるためには
相当な経験やスキルを積まないといけないし、
論理だけでもダメ、相手の感情を理解するだけでもダメで、
両方を高いレベルでバランスよく兼ね備えないといけない
もしかしたら一生かかってもマスターできるかどうかもわからない超高等能力です。
つまり、
ボクシングや空手の技術と同じで、
生半可な経験や気持ちだけで使いこなせる能力じゃないんですよね。
でも、実際の面接の場では
「私の強みはコミュニケーション能力です。」ってアピールする人が後を絶ちません。
これでは、練習もろくにやらずにボクシングの試合に出るようなもので、
面接官から「また同じようなヤツが来た!不採用!」
と返り討ちにあって終わりです。
コミュニケーション能力は言葉ではなく行動で示せよ!
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僕が以前面談したお客さんで、
自己PRでコミュニケーション能力を売りですって人がいて、
私が持っているコミュニケーション能力は、
お客様だけでなく、社内の方々との業務の連携や課題解決の際に、欠かせないものだと考えております。
と職務経歴書の自己PRにも書いてあったので、
社内でのコミュニケーションを具体的にどのように工夫したのか
それによってどのような問題や課題が解決できるようになったのか
って聞いたら、
「正直、思い当たる節がありません…」
と返事が返ってきました。
おいおい…ウソかよ…と正直思いました。
厳しいこと言いますが、
いくら自己PRで綺麗な御託を並べたところで、
具体的なエピソードや根拠を出して、
詳細に語れないのなら無いのと一緒です。
黙っていた方がマシです。
しかし、
これといって実績やスゴイ経験がなんてないよって人でも、
面談を続けていく中で、
質問をの仕方を変えたりして、色々会話していくと
どんな人であっても必ずエピソードとか経験とかあるんですよね。
というのも
20年以上も生きてきてエピソードが一つもない人なんていないし、
そもそも転職をしたいと考えている人なんて
なんか嫌なこととか、何かがきっかけで別の仕事がしたいから転職を考えるわけです。
そういったリアリティがこもった自己PRは
大手の転職サイトが紹介するテンプレの例文や輝かしい実績や経歴よりも
はるかに魅力的ですし、採用担当者にも刺さるはずです。
コミュニケーション能力という麻薬に手を出した君を救いたい↓
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