このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
コールセンター勤務の人電話対応をしなくていい事務職へ
そして結果から言うと、内定報告を受けました。
コールセンターがきつい…もうクソ客と電話したくない人の職務経歴書を添削してみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:28歳女性 既婚
・結婚を機に前職を退職後、現職のコールセンター、カスタマーサポートの仕事に就く
・クソ客の電話対応が嫌!事務かメールでのカスタマーサポートの仕事がしたい!
たしかに僕自身も営業職をしていたので、
クソ客からの電話が嫌だって気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
むしろ、いちいち電話に出ないとキレるクソ客にブチギレて、電話出るの止めたことすらあります。
>>ルート営業なのにムカつく客にキレてしまった→売上が3倍になった!
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
まず、ゴシックの太字は見づらい…
Wordでも見づらいので、今スマホで見ている人はもっと見づらいでしょう。
基本的に人に読ませる時は、明朝体が基本です。
本やマンガの会話も明朝体ですからね。
とはいえ、職務要約もきちんと書いてあり、自己PRのところもたくさん書いてあるので、
今回の添削は工数が少ないから助かるぜ!
と思ったのですが…
よーく見てみると…致命的なことに気が付きました。
それは…
② アフター:添削後の職務経歴書
そもそも、この依頼者の目指したい職種は、事務かメールでのカスタマーサポート
ってことだったんですか、
クソ客の電話対応をしたくないからって理由をそのまま言うわけにはいかないですよね。
なので、
「現在コールセンターでカスタマーサポートの事務をしているのに転職する理由は?」と面接官に訊かれたらどうすんの?
って質問した所、
これまで電話でやりとりをしていましたが、要望の全てを汲み取ることは非常に難しい事がわかりました。
なぜなら、顧客が問合せの際に何をして欲しいのか、といくつか訴えてきますが、優先順位が前後してしまったり、どこを設定変更して欲しいのか、問いただしても答えてくれないこともありました。
このことから要望を電話だけで把握し、解決する事が難しいと思うようになりました。
って面接官に言うつもりとのこと…
これではいくら取り繕っても
クソ客の電話対応が嫌だから転職したい
と馬鹿正直に言っているようなものです。
基本的に面接は正直者が馬鹿を見るゲームなので、転職理由はポジティブに言い換えないといけません。
そこで、
今までの経歴に共通し、尚且つメールでのカスタマーサポートへの志望動機に通じるような転職理由を考えることにしました。(対人折衝のない事務職なんてねぇしなw
そして、
営業職として多忙で時間が限られた相手に商談をしてきた経験や現職でトラブル早期解決のフローチャートを作るなど顧客対応における生産性を追求した経験から、
メール等ITを駆使した顧客対応を行う仕事に就きたいという気持ち強くなり、今回転職を決意しました。
少なくとも能力や経験があることをアピールしているので、クソ客と電話したくないって言うよりは、かなりマシでしょう。
もちろん、表向きの転職理由を裏付けるために自己PRの内容も大きく変えました。
クソ客との電話ほど生産性が低いものはない
クソ客と電話したくないっていうこの依頼者の気持ちは物凄くよくわかりますし、
クソ客ほどメールを嫌がるんですね。
仮にメールなりチャットなり、
文章で自分の言いたいことを表すためには、順序立てて考えることが必要です。
つまり、電話したがるクソ客は、
考えることを放棄しているんですね。
そんなクソ客との電話ほど生産性が低いものはないので、
メールやチャット形式にするだけで、クソ客からの問い合わせをかなり排除することができると思います。
しかし、
最近ではGoogleなどIT企業を中心に、電話対応はぜずメールとかチャットbotとかを導入して顧客対応の生産性を向上させている会社は増えてきているものの、電話対応をする会社が大半です。
というのも、
システムを導入して普及させるなんて下手したら1千万以上コストが掛かるので、
経営者からしたら社員のケツを叩いて、安月給のマンパワーで頑張らせたほうが安上がりですからね。
>>無駄な仕事が減らないのは、業務改善が会社にとって無駄な仕事だから
そのため、クソ客のせいでストレスできついけど、生活のためにコールセンターの仕事を我慢して続けるくらいなら、
メールとかチャットbotとかを導入して、クソ客を排除しようとしてるまともな会社にさっさと転職したほうが、経験も生かせるしテレワークも出来ますからね。
※追記
さらに後日、この依頼者の方から連絡があり、
なんと!内定を獲得したとのことです。
最近、職務経歴書の依頼が増えてきて(今回のように事例として公開しているものは一部です。)
キャパを超えてきそうになっていますが、僕の体力が続く限り今のまま続けたいと考えてます。
そんな俺の職務経歴書の添削に興味がある人は↓