このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
パート、アルバイト、派遣…正社員経験無し…
パート、アルバイト、派遣…正社員経験無しの職務経歴書を添削してみた
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:29歳女性 独身
・正社員経験なし。パートや派遣で3社で一般事務職を経験
・これまで半年〜1年ほどで退職を繰り返し、約1年の空白期間もある。
・経理事務にキャリアアップの目的で現在は税理士事務所のパートで1年ほど働いてる
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
①ビフォー、添削前の職務経歴書
※会社名は仮名です。
まず第一印象として、1枚目の各会社の欄に
【仕事に対する姿勢・工夫点】というポイントを入れ込んでいるのは素晴らしいですね。
だがしかし、2枚めに入った途端、その他職務経歴…活かせる経験と資格と簡易な箇条書きが続き、
正直、
「後半書くのが、面倒くさくなったんだろうなw」
と感じてしまいます。
また、資格や職業訓練でアピールしていいのは、未経験者が転職する場合に限ってです。
この方は、非正規雇用とは言え経理代行業職としての実務経験がちゃんとあるんだから、
資格や職業訓練について書くくらいなら、自己PRを充実させたほうが良いんですね。
あと、
この「職種」ってのは、職務内容の所に書いてあるので要らないです。
というか、こういうスペースを無駄に使うことで、文字数稼ぎ、ページ稼ぎをしている感が否めません。
②アフター:添削後の職務経歴書
まず経歴要約がなかったので、入れています。
そして、もともとは新しい会社順に表示していく逆編年体式だったのですが、
採用担当者は、古い順に並べていく履歴書とセットで見ていくでしょうから、
履歴書は古い順に並んでいくのに、職務経歴は新しい順…
1社2社だとそうでもないですが、3社4社と続くと面倒くさいことこの上ないです。
実際僕も添削しながら見づらいと思ったので、古い順に並べていく一般的な編年体式に変えています。
そして、自己PRは経理業務に関連するようなエピソードを入れて、具体性と再現性をもたせました。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるは嘘
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるということわざがありますが、
転職活動に置いては、必ずしも正しいとは言えません。
というのも、
経理職など事務職の正社員は人気なので、
コロナ前の人手不足の時でも、求人を出せば応募が殺到していました。
当然今は、コロナによってもっと条件が厳しくなっています。
そんな中で、正社員経験もない、書類もテキトーな人間に残された席なんてあるわけがないんですね。
だがしかし、
それがわからず、応募をし続ければどこかに受かるだろうと、
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる理論で闇雲に応募しまくる人は後を絶たない。
そんなことを続けていたら、転職活動していく気力も失せていくし、
もうどこでもいいや!とブラック企業に転職してしまう可能性も高くなる。
だったら、下手な鉄砲を撃ちまくるのではなく、
一度立ち止まってでも、銃のスペック、銃の扱い方を見直した方が結果的には近道なわけですよ。