このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回は、
つらい塾講師正社員から未経験の経理に転職したい第二新卒
つらい塾講師正社員から未経験の経理に転職したい第二新卒の職務経歴書
僕にこういう依頼が届きました。
その後メールで何回かやり取りをし内容を整理すると、
・依頼主:27歳女性
・新卒で、学習塾の塾講師に約4年間従事
・塾講師で夜型の生活が嫌だった。休日が少ない。手に職をつけたい
・事務職(経理)を希望
・退職後は、資格スクールに通い簿記2級などの資格を取得
・本格的に転職活動を始めるにあたって職務経歴書を添削してほしい
ということでした。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
まず、職務経歴書の8割以上が、業務内容と資格を箇条書きで、
塾講師の仕事で具体的にどういう工夫をしてきたのか、どういう成果を挙げてきたのかといいうことがありません。
そもそも、中途採用で未経験を雇う理由は、
今の社員にはない他業種、職種のスキルや経験を活かしてほしいからってことで、決して0からのスタートではないんですね。
これは比較的若い世代である第二新卒の方でも変わりありません。
採用担当者からすると中途採用者のアドバンテージが使えていない以上、
いくら資格を持っているとはいえ、未経験を採用するくらいなら、経験者か新卒を雇います。
② アフター:添削後の職務経歴書
第一に、会社を辞めてまで簿記2級の資格を取得して経理になりたい理由は何?
という問いに答えないといけません。
そこで冒頭の経歴要約で、
「担当している商業高校の生徒に簿記について質問をされ、生徒の質問に答えるために簿記を学び始めました~退職後、○○スクールへ入校しました。」
という説明を入れています。
ついでに、
「日商簿記2級および電子会計実務検定を取得し、経理業務における一連のプロセスや会計システムを使った会計業務について理解しておりますので、即戦力として貢献できます。」
という感じで経理職としてのアピールも入れています。
自己PRもについて、
学習塾の正社員は授業する生徒の面倒を見るのは当然なんですが、学生バイトの面倒も見ないといけません。
僕は大学職員を一瞬だけやっていた時期があったんですが、学生の相手って本当に大変ですし、
僕自身も塾講師のバイトを秒で辞めたことがあります。
そのため、そういった苦労の部分は絶対他の仕事でも活かせるはずだし、職務経歴書でもアピールすべきところなんですね。
未経験者ほどビッグマウスになれ!
もしかしたら、
「経理業務における一連のプロセスや会計システムを使った会計業務について理解しておりますので、即戦力として貢献できます。」
未経験なのにそんなに言い切っていいの?って思う人もいるかも知れません。
たしかに未経験なのに即戦力って言い切るのは、一見すると無責任な感じがしますが、
そもそも、資格を運営する団体が、
「実務だ役立つ知識が身につく」
「資格を取得して即戦力に!」
って堂々と謳っているのですから何も問題はありません。
入った後に実務スキルが無いと嘘つき扱いになるんじゃないかって言われていますが、
どう考えても、経験者と比べたら出来ないに決まってますよ。
そんなのことくらい面接官もわかっています。
ただ、もし未経験者が2人いたとして、
出来るかどうか自信ないけど頑張りますって言って保険かけてくるような人か、
一生懸命準備してきているので大丈夫です!って言う人
どっちを採用するかって言ったら間違いなく後者ですよね。
つまり、
未経験者に問われているのは出来るかどうかではなく覚悟なんですね。
なので、
未経験者ほどハッキリと言い切ることが大切なんです。
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