・怒られるうちが華って本当?
・怒られる=優秀な証拠、に納得がいかない
・出世したら怒られなくなるの?
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
仕事で怒られると凹みますよね。
シンプルにムカついたり、自分のダメさにウンザリするなど
いいことまるでなしなんですが…
こういった悩みでネットを検索すると、
優秀な人でも怒られるし、逆に怒られやすい人は出世しやすい!
とまで言われています。
僕は、この「怒られるのはむしろご褒美だ!」的な意見について全面的に反対です。
今回は、
怒られやすい人は出世しやすい会社なんて3秒で辞めるべき理由
を語る。
・怒られたくないからやる→こんな考えでは優秀にはならない
・結局、いくら出世しても怒られる
・怒られやすい人が出世する→君も怒鳴る上司になる
・怒られる人は出世しやすいが、君が出世すべき会社は今の会社じゃない
怒られやすい人は出世しやすい→そんな会社は3秒で辞めるべき理由
たとえば、
・挨拶しない
・時間を守らない
・備品をぶっ壊す
ってんなら怒られても仕方ないかなと思います。
本当に怒られるということに正当性があれば、こんなに大勢の人が悩むわけがありません。
① 怒られたくないからやる→こんな考えでは優秀にはならない
令和になった今でも、怒る、詰めるという文化が根強く残っています。
古い体質の企業だけではなく、ベンチャー企業でも怒る・詰めがデフォのところは非常に多いです。
こういった現実に対して、
これは怒っているんじゃない!叱っているんだ!
怒ると叱るは違うんだ!
と怒ったり詰めたりすることを良しとしようとする風潮があります。
百歩譲って、怒るという行為に正当性があって、怒られた側が反省したり、納得するものであればよいのですが、
怒られた側からすると、
ムカつく
やる気が失せる
基本的にこの二択しかありません。
冷静に考えて、怒られた時より褒められた時の方がやる気になりやすいし、
怒る指導より褒める指導の方が恨みを買いにくいです。
人を褒めるのなんてお金がかかるわけでもないのにもかかわらず、上司の指導は怒ることありきなんですよね。
正直、上司という生物は部下を褒めたら死んでしまう病なのか?って思うレベルです。
こういった怒ることしかしない人たちの言い分としては、
褒めたら調子に乗ってしまうから良くない
って言いますが、調子に乗った時だけ怒ればいいだけです。
実際のところ、思い通りにならないと感情任せに怒り、
~すれば怒られる
~しないと怒られる
っていう恐怖心植え付けておいて
怒られたくないから…やるしかない…
って感じで、無理くり相手をコントロールしようとしているだけです。
以前、見たテレビ番組で元不良の人が、
ヤンキーの目的は「怖がられること」と話していました。
というのも、
怖がられれば、道を歩いてもみんなが道を開けてくれるし、誰もが言うことを聞いてくれるので、怖がられることはメリットがかなり大きいと言っていました。
そして、怖がられるために、とにかく大きな声で怒鳴って、はったりカマして相手をビビらせようとしていたそうです。
怒鳴る上司も一緒で、簡単に楽して良い思いをしようといういかにもヤンキー的な発想ですw
このやり口って怒る上司と全く一緒なんですね。
良い年齢した社会人が不良みたいな真似をしている時点で相当ダサいし、
怒るという行為はヤンキーレベルの最も幼稚なマネージメント方法なわけです。
こういったクソ文化が古い体質の企業だけではなく、ベンチャー企業でも見られるというのは、
時代がどうこうとかではなく、単純にそこの上司に管理職としての能力がないってだけです。
そういった上司の下で働いている人とまともな上司の下で働いている人、どちらが優秀な人材になっていくでしょうか?
答えは言うまでもありませんよね。
② 結局、いくら出世しても怒られる
優秀な人でも怒られるし、逆に怒られやすい人は出世しやすい!
と言われています。
たしかに、怒られても従順に従っていれば人事評価が上がって、出世しやすくなるかもしれません。
だがしかし、
出世したからといって、怒られなくなるというわけではない
というのも、
自分が出世するということはあなたを怒る上司も出世するってことです。
年功序列が崩壊したとはいえ、
平社員から係長へ、係長から課長へ、課長から部長へとステップアップしてくもので、日本の会社で飛び級というのはほとんどありません。
課長が部長になって、空いた課長のポジションに下の人間の誰かがなります。
つまり、
自分の上司はもっと上の役職になっているわけで、
永遠に上司を追い越すことは出来ないわけです。
となると、力関係は変わらず怒られ続けるわけです。
それに、出世すると仕事の責任が重くなります。
となるとクソ上司からのプレッシャーは増すばかりで、
間違っているのはお前だ、我部長ゾ!
誰のおかげで課長になれたと思っているんだ!
と、どんどんエスカレートしていくだけです。
③ 怒られやすい人が出世する→君も怒鳴る上司になる
そもそも、
優秀な人でも怒られるし、逆に怒られやすい人は出世しやすい!
怒ると叱るは違うんだ!
って風潮が強い原因は、
実際に怒られて出世した人が言っているからなんでしょうが
怒られやすい人が出世するのは害悪でしか無い
怒られて出世した人は管理職となって初めて部下を持つわけですが、
いきなりマネージメントしろと言われても難しいので、
俺は怒られて耐えて出世したから、とりあえず、部下にも俺の時と同じように怒ってやればええんや!
と、俺も苦労したんだから、お前も苦労しろ!と言わんばかりに、怒鳴り散らすようになります。
自分が怒られてしんどい思いをしたにもかかわらず、それを平気で人にしてしまうわけです。
そして、怒られた部下はやがて出世していき、
俺も怒られて出世…(以下略
となり、強いものは弱いものを、弱いものはより弱いもの怒鳴り散らす、
怒りの連鎖が生まれるわけです。
だからこそ、古い体質の大企業では未だにパワハラ体質が抜けないし、
そういった大企業出身のベンチャー企業経営者が大企業のサラリーマン時代の怒りの連鎖を受け継いでいるからこそ、
新進気鋭のベンチャー企業にもかかわらず、
怒鳴る、詰めるといったマネージメントが横行しているんですね。
怒られる人は出世しやすいが、君が出世すべき会社はこの会社じゃない
怒られやすい人は出世しやすい
と言われたところで、そもそも、出世ってご褒美じゃないです。
責任と仕事量が増大するのに、大して給料上がらないし、
何なら、管理職になると残業代がつかなくなるので、出世する前より給料が下がることが全然あります。
怒られても耐えれば出世できるぞ!って、
言い換えれば、
今我慢すれば、今よりもっとツライ思いをさせてやるぞ!
って言っているようなものです。
世の中には、
「言われるうちが華だ!」
「怒られ無くなったら、それこそおしまいだ!」
とパワハラ肯定派の脳筋共が未だに多いです。
だがしかし、
怒られるのを必死で耐え続けても、大した見返りはないし、
うつ病とかになって仕事を続けられなくなってしまったら本末転倒です。
怒鳴られても、仕事を適当にやって、相手が「こいつに言っても無駄だ」と怒られないようにするという方法もありますが、
こういった鋼のメンタルを持っている人は少数派ですし、その間、怒られ続けることさえもしんどいですし、
ずっと平社員の待遇、立場で居続けるってのも釈然としないと思います。
ただ、怒られたくないからやるという後ろ向きな姿勢で仕事をし続けてもいいことないですし、
少なくとも、あなたが出世すべき会社は、怒ることでしか人をマネージメントできない会社ではありません。
そのため、怒られたくないと萎縮してしまうくらいなら、さっさと見切りを付け、本当の意味で成長できる環境に転職すべきなんですね。
もちろん、転職活動をしたからといって必ずしも転職先が見つけられるわけではありません。
テンプレのような応募書類にしたり、志望動機や自己PR丸暗記してどれだけ応募しても、受からないか、ブラック企業にしか受からない可能性が高いです。
実際そのような事態に陥って僕のもとに相談に来られた方もたくさんいらっしゃいます。
これまでの転職相談の経験を通して、転職活動で陥りがちな落とし穴、転職活動が上手くいかない要因、ボトルネックについてまとめた記事がありますので、
そちらを参考にして頂ければ、行くところが無い…は避けられると思います↓