このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回は、
同志社卒の元人事なのに書類選考が…第二新卒の25歳無職女子に内定を取らせてみた
同志社卒の元人事なのに書類選考が通らない…第二新卒の25歳無職女子を救ってみた
僕にこういう依頼が届きました。
その後メールで何回かやり取りをし内容を整理すると、
・依頼主:25歳女性 同志社大学卒
・新卒で、製薬会社の人事総務職に約3年間従事
・前職で腰を痛めるも部署異動が叶わず退社
・人事職希望だが転職エージェントに相談しても書類選考が通らない
・その後無職で、ブランク期間が半年以上経過…
ということでした。
当初は、
「有名大卒の第二新卒で、人事で面接官もやっていたのに書類が通らない…だと?」
「そんなわけないだろ?新手の詐欺かなんかか?」
と一瞬思ったのですが、ちゃんと困っているみたいなので依頼を受けることにしました。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
業務内容を箇条書きにしまくり大きなスペースを使っている反面、
アピールしなければいけない肝心の自己紹介や自己PRのところが短いです。
これだと、
自己PRを考えるのが面倒くさいから、業務内容を箇条書きにしまくってスペースを稼いでいる感が否めません。
厳しい言い方ですが僕が採用担当者だとしたら、
「お前は人事として3年間、応募者の何を見てきたんだ?」
と、この職務経歴書からは感じざるを得ません。
そして、いつものお約束ですが、
資格やスキルは履歴書に書けますので、職務経歴書のスペースの無駄です。
これでは、
エイイッ貧弱貧弱ゥ!!と書類選考で不合格にされるのは確実です。コーラを飲んだらゲップが出るくらい確実です。
② アフター:添削後の職務経歴書
まずは箇条書きでスッカスカの業務内容を圧縮して、実績やエピーソードをぶっ込みました。
そして、自己紹介文や自己PRのところをさらに充実させました。
一般的に人事の仕事というと会社説明会とか面接、採用っていう社外に向けの仕事のイメージがありますが、
実際は人事異動や勤怠管理、給与計算、福利厚生などといった社内向けの仕事も多く、
自己PRではその両方の要素を入れることで、
同じ人事の採用担当者から見た時
「コイツわかってんじゃん」と思わせる狙いもあります。
ただ、文字が多くなってしまうと読むのがしんどいってイメージを与えてしまうというデメリットもあります。
というか面接官は大体、応募書類を斜め読みしている…
>>職務経歴書は必ず読んでもらえる♪は甘え、面接官は5分しか見ない
ですので、
自己PRではブログで培ったコピーライティングのテクニックを使って
・会社を良く見せるのを止め、あえて負け顔を見せる勇気を持つ
・面接するということは面接されているということ
などキャッチーなタイトルを所々に入れて、採用担当者の目を引くような工夫をしています。
面接官すら内定させる俺の凄さに気づいてほしい
たしかに、添削前の職務経歴書を見た時は、
本当に面接官?詐称?と一瞬疑ってしまったのですが、
さすが同志社卒の人事経験者だけあって、
添削のヒアリングしていくととトントン拍子で話が進み、
どれも使えそうなネタばかりで、逆にどのエピソードを使おうかと迷うレベルでした。
後日、この依頼者の方から連絡があり
なんと!内定を獲得したとのことです。
そして現在は採用担当者として書類選考をする立場になっているそうなんですが、
不合格者の応募書類の特徴が
・経験した業務内容を簡素化しすぎて実際の能力が分からない
・自己PRが漠然としていて人となりが分からない
・改行や空白で枚数が多くなっている
・個人を連想できる情報が少なく、求めているポジションに見合うかが上手く想像できない
と、今回、添削で改善したポイントばかりでした。
というか、それだけ自身のポテンシャルを出し切れていない人が多いのではないかと思ったのと同時に、
抑えきれない自分の才能を感じた
実際に採用現場で面接官がチェックするポイントを押さえて添削が出来ているという改めて再確認できました。
実は僕は人事になって面接をしようと転職活動をしていた時期があって、
色々あって、人事への道を諦めたことがあります。
未だに、それがちょっと心残りなところではあったんですが、
俺は今、人事・面接官を超えた!と胸を張って言えるような仕事をしました。
そんな俺の職務経歴書の添削に興味がある人は↓