こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
入社式の時やボーナスの査定の面談の時
あなたは上司や先輩から
「当事者意識を持て」
と言われたことはありませんか?
僕がこの指摘を受けたときは、
「 いやー、そんなことないっすよ~!僕たち仲間ジャナイデスカー(棒 」
と受け流しつつ心の中では
「また出たよ・・・絶対、ガイアの夜明けとか見て影響されたな・・」
となってました
何かの自己啓発本とかビジネス書とかで流行ったのか分かりませんが
最近では経営者自ら、「当事者意識を持て」と呼びかけることも少なくありません。
このように、日本の会社では社員が「当事者意識を持つこと」は、とても尊いことだと考えられています。
「当事者意識」を持たない社員は、
・誰かが何とかしてくれると思っている
・責任感がない
・いい訳、文句ばかりで提案をしない
このように日本の会社ではダメ社員というレッテルを張られてしまいます。
だがしかし、
「当事者意識 意味」
「当事者意識 持つには」
などGoogleで調べまくるも、何か釈然とせず
「当事者意識を探す旅なんて意味ねーわ、ちゃっちゃと仕事終わらせてファイナルファンタジーXIVやるわ」
という日々に明け暮れながら
ある日、気が付いたわけです。
あれ、ちょっとおかしいぞ!
部下に当事者意識を持たせるというのは、
上司としての大切な業務では?
それを、部下に「当事者意識を持て」と言うだけでは意味がないのでは?
つまり、
「当事者意識を持て」と部下に言っている上司に、「当事者意識は無い!」
言い換えれば
「当事者意識を持て」という言葉は
あなたのことを全く考えていない言葉である。
今回の記事では
日本の会社にウイルスのように蔓延する
「当事者意識を持て」
に対して
当事者意識で悩むことがどれだけ意味がないのか
あなたが当事者意識を持てないと悩む前にすべきこと
についてお伝えしていきます。
・お前こそ当事者意識を身に付けたらどうなんだ?と思える鋼のメンタル
・当事者意識無くても、パフォーマンス上げられているんで大丈夫っス!と言える余裕
・当事者意識を持った結果、付き合い残業は生産性が低下する為、帰りますと言える日々
当事者意識のない人の特徴
「当事者意識 意味」
「当事者意識 持つには」
などGoogleで調べてみて
当事者意識 = 仕事やプロジェクトに対して、自分のこととして捉えていること
ということがわかりました。
そして、当事者意識が無いと言われる人間の特徴をまとめてみました。
誰かが何とかしてくれると思っている
当事者意識がある人は、自分に与えられた役目をこなそうと頑張ります。
一方で、当事者意識が無い人は、
最初から自分は関係ないと都合の良い考え方をしてしまうので、
自分がやらなくても誰かがやってくれるだろうと自分に与えられた役割でも人にさせようとする傾向がある。
※3人分の仕事をしていた僕は人一倍当事者意識あるはずですが、当事者意識を持てと言われていました。
責任感がない
当事者意識が無いと、何か問題が起きた時「自分には関係ない」「俺(私)は悪くない」と責任転嫁し
反省も謝罪もしない責任感の無い人材である。
※ミスをしたら詫びて、再発防止策を練るくらい誰だってやりますよ・・・
そもそも、どんなミスが起きても反省も謝罪もしない人間に対して「当事者意識を持て」というだけでは無責任ではないでしょうか?
言い訳、批判ばかりで提案をしない
会社に勤めていると愚痴や批判はつきものですが、
じゃあ、どうすれば良いのか?と聞くとダンマリ…
下手に提案をすると、自分が言い出しっぺになる可能性があるから、提案はしない。
ってことはよくあります。
※会社の出張申請書を毎回手書きで書くと、面倒くさい&書き間違いが起きるので、PCで作成して申請したら上司から突き返されました。
上司からの言葉は「楽をするな」とのこと
総務課長がPC作成OKと言ってましたけど?と伝えると、何も言わずに申請書を回してくれました。
どうやら会社のルールに反してまで、手書きにするべきという提案をする気はさらさらなかったのでしょう。
どうでしょう、
「当事者意識を持て」と言われる=人間のクズみたいな言われようで胸が痛いのですが、
ん?ちょっとおかしいぞ!
あなたはちょっとした違和感を感じているはずです。
そして、こうは思いませんか?
じゃあ、当事者意識を持てと言う上司や先輩はどうなんだ!?
おい!当事者意識はどこに行った!
ここまでで、上司からの「当事者意識を持て」の言葉は、違和感MAXになってきましたが、
じゃあ、当事者意識を持てと言う上司や先輩はどうなんだ!?
という所を解説していきたいと思います。
「当事者意識を持て」と言うからには、
上司は当事者意識というもの当然持っていて、それを身に付けるにはどうしたら良いかということを当然理解しているはず
例えば
「お前・・車の免許ぐらい持てよ」って言われて
「どうしたら良いですか?」と聞けば
「自動車学校に申し込んで、卒業検定受かるまで通って、その後、免許センターに行って検定試験に受かれば免許が取れて運転できるようになるぞ」
と言う答えがちゃんと返ってくるでしょう。
しかし!
「あなたの言う当事者意識とは何ですか?あなたはどうやって当事者意識を身に付けたのですか?」
と質問したら確実に
「そんなこともわからないのか?」
「こんなの常識だぞ!」
と返ってくるでしょう。
何故か!?
それは
上司は「当事者意識」というものを自分でも良く分かっていないから
上司というのはマネージメントをする人ですが、マネージメントについてGoogleで検索してみると
マネージメント
人・物・金・時間など、うまく物事を運営して企業を維持・発展させていくこと
どうやら
部下に当事者意識を持たせ、生産性を向上させるというのは、上司としての大切な業務のようですね。
「この提案書、お客さんの目線だとここの部分にインパクトが欲しい」
「もっと前もって申請しないと、他の部署の都合もあるんだから、自分のスケジュールだけで動くのは、いかんぞ!」
とか言ってくれればまだ良いのでしょうが
それを、部下に「当事者意識を持て」と言うだけって・・・
そろそろ気付いちゃいました?
「当事者意識を持て」と部下に言っている時点で、その上司に「当事者意識は無い!」
野球やったことない人が、人に野球を教えることなんて出来ませんよね?
これははっきりいって
「当事者意識を持て」↓
「おい部下よ!当事者意識(と言われるもの)を身に付け、勝手に成長してくれ」
という完全なるマネージメント放棄です。
当事者意識?そんなの【ONE PIECE-ひとつなぎの大秘宝】を探し出すより無理ですよ?
当事者意識 = 仕事やプロジェクトに対して、自分のこととして捉えていること
そもそも当事者意識を身に付けると、どうなるのか?を解説していきたいと思います。
と言うよりも
あなたは、もう既に当事者意識を身に付けた経験があります。
ちょっと思い出してください。
誰しもが経験あるはずです。
「夏休みももう終わるな~ しかし、夏休みの宿題が全然終わっていない・・ヤバい・・」
となって、何とか始業式までに宿題を仕上げたこと
「模試でD判定だった・・・このままだったら志望校に受からない」
友達の誘いや見たいドラマを我慢して、勉強した日々
「太り過ぎて、服が入らなくなった・・服を買いなおす金は無い・・痩せないと」
ラーメンやスイーツを我慢した日々
本当に追い込まれた時に
問題を自分のこととして捉え、尋常じゃない集中力を発揮した経験
あなたにもあるはずです。
これが
あなたが当事者意識を身に付けた経験です。
あなたにもう1つ質問があります。
問題を自分のこととして捉え、尋常じゃない集中力を発揮していた際に
当事者意識を身に付けなければ!と考えていましたか?
恐らくNOでしょう!!
何故ならば
受験勉強、夏休みの宿題、ダイエット・・・・・
やった方が良いのはわかるけど・・・・・・と時間が過ぎてきて
いよいよヤバいとなって初めて
問題を自分のこととして捉えられる、尋常じゃない集中力を発揮する
当事者意識とは
身に付るものではなく、気がついたら身に付いているもの
だからこそ、悩んでいるあなたに言いたい
仕事に当事者意識が持っていないのが問題ではなく、
そもそも当事者意識を持てない仕事をしていることが問題である
圧倒的当事者意識?自分の気持ちに従うだけで良い
ここまで書いてきて
上司の「当事者意識を持て」という言葉には、悩む価値すらない
と確信してもらえたはずです。
考えてみれば多くの人が就活や転職活動で
「この条件良さそうだな!第1志望、ダメだったら第2・・・第3 」
という感じで会社を決めたと思います。
こうなると当然自分の興味がある会社よりも、とりあえず雇用条件の良さ気な内定を取れる可能性が高い企業を優先してしまうのは自然です。
そんな感じで与えられた仕事で無理くり、当事者意識を見出そうとすること自体が土台無理な話です。
あなたが求めることは何ですか?
ここでは発想を変えてみましょう。
あなたが求めることは何ですか?仕事でもプライベートでも構いません。
・ガンガン仕事して出世して影響力を持ちたい
・もっと大きなプロジェクトを動かしたい
・もっと自分のスキルが身に着けられる会社に転職したい
など何かカッコいいこと、意識高い系のことを言わないといけないのか?
と思ったことでしょう。
そんな必要はありません。
僕の場合
・週2回はゴールドジムで筋トレがしたい
・休日はバイクでツーリングに行きたい
・毎日コンビニ弁当なんて嫌だ!ちゃんとしたご飯を食べたい!
・給料が良くても激務だったら、全部ストレス解消に使ってしまうから意味がない
・大企業でも一瞬で潰れる時代だからこそ市場で通用するスキルが欲しい
後ろ向きなことが多いですが、
結構、僕みたいな人が多いんじゃないですかね?(笑)
必要なこと
実現のために必要なことをを一つ一つ探し出していきましょう。
ぱっと思いつくのは
・残業をしないために効率を上げる
・飲み会に行かないキャラになる
・休日が潰れるゴルフは辞める
・スキルアップの資格を取得する
・楽な部署へ異動願いを出す
・残業がない会社へ転職する準備をする
・興味のある業界の人の本を読む
どうでしょう!
あなたの会社の上司から見たら
「お前!もっと当事者意識を持て!」
と言われてしまいそうです。
でも、あなたはこう感じたはずです。
「何かこっちの方が良いな!」って
上司にとって、【 仕事 > あなたの人生 】なのが気に入らない
「こんなにやる気なくても大丈夫なのか!?」と心配になる気持ちは痛いほどわかります。
例えば、あなたがデートの待ち合わせの時
「結論から言うと?お前はどうしたいんだ?」
「お客様気分で当事者意識がないやつはイケテナイ」
とか言ってきたら
あなたは、「お前は何様だ」思って、また誘われても二度と会わないでしょう。
部下をマネージメントするという当事者意識を放棄しているくせに、
平気で部下に「当事者意識を持て」と言っている上司も同じ
そんな上司は、【 仕事 > あなたの人生 】としか思っていません。
だったら、遠慮をするつもりはありません。
むしろ自分の人生の為に、会社を使うという視点を持ってほしい
例えば、
・マーケティングに興味があるなら、そういう部署の仕事を手伝う(アンケート作成、集計、分析など)
・旅行会社に興味があるなら社員旅行を企画してみる
今の会社で、次のステージに活かせそうな経験を得られる仕事に積極的に取り組んだり、激務でしんどいから、転職したい
でも全然良いです。
今の自分の仕事と平行して行う必要がある為、必然的に効率化を図ります。
そして、それは必ずあなたの人生の財産になる。
ありもしない当事者意識で苦しんだ結果、自分の人生を生きている僕が保証します。
「当事者意識を持て」という言葉は、
あなたの人生を1mmも考えていない無責任な人間からの言葉だ
どうしても当事者意識が持てない…転職しようかな…
と一瞬でも頭をよぎった人は、動き出す前にこの記事を読んで欲しい⇓