このブログでは>>職務経歴書の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた職務経歴書のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の職務経歴書を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
紳士服の接客販売職から、未経験のWebデザイナーへ転職したい人の職務経歴書を添削してみました。
そして結果から言うと、内定が取れました。
実際に添削によって内定をとった職務経歴書を紹介していく!
職務経歴書の添削事例:販売職から未経験のWebデザイナーへ転職
僕の下にこういう依頼が届きました。
こんにちは!ブログを見てこちらのサービスがあると知り、ぜひ利用したいと考えております。
今、webデザイナー・開発科の職業訓練校を受講中ですが、残り約一カ月後に終了し、本格的な転職活動に入ります。
人生初の転職活動で、職務経歴書を書いてみたのですが、力不足を感じているところです。
新型コロナウイルスの影響で転職活動が難航することが予想される今、ぜひ力を貸していただきたいです。
大変お手数ですが、何卒よろしくお願い致します。
その後メールで何回かやり取りをし内容を整理すると、
・依頼主:28歳女性
・紳士服店の接客販売職に約6~7年間従事
・今回が初めての転職で職務経歴書をどう書いたら良いのかわからない
・販売職から未経験のWebデザイナーへ転職を希望している
・既に退職済みで、ハローワーク経由で、Webデザインの職業訓練校を受講している。
ということでした。
さっそくなので職務経歴書のビフォーアフターを見ていこう!
① ビフォー、添削前の職務経歴書
早速職務経歴書を送ってもらいました。
まず最初に思ったことが、職務経歴(業務内容)のところでスペースを使い過ぎている。
職務経歴(業務内容)のところでスペースを使い過ぎている分、経歴要約や自己PRなど大切な所が短くなってしまうのでアピールが弱い!
未経験の転職でこれは致命的です。
僕が職務経歴書の添削を受けた他の方もこのミスを犯しがちです、
なぜなら、転職サイトのテンプレがそうだから
職務経歴書の書き方が分からない方がまず頼るのが転職サイトのテンプレです。
テンプレを参考にするのは良いですが、テンプレをそのまま使うとすぐに分かる。
これが、テンプレ通りの職務経歴書では書類選考を突破できないのカラクリです。
また、志望動機(理由)を職務経歴書に入れるのはマズイ
なぜなら、応募する度に、職務経歴書を書き換えていたら面倒くさいし、誤字脱字発生のリスクもある。
自分の手元のファイルを書き換えたとしても、
転職サイトや転職エージェントにアップロードしていた職務経歴書が前に受けた会社のままだった
っという事にもなりかねない。危険です。
志望動機は履歴書に書くのでわざわざ職務経歴書に記載する必要はありません。
それよりも自己PRを充実させましょう。
② アフター:添削後の職務経歴書
まず最初の経歴要約で
経験職種、退職理由、転職理由、自身の能力を説明します。
なぜそこまでするかというと、
あなたがどういう人かを一目で説明するためです。
しかも、
面接で自己PRをしてくださいと言われた時に、
この経歴要約の部分を話せば自己PRになります。
また、WEBデザイナーが未経験とはいえ、
何をどこまで出来るの?
っていうのは面接官からしたら絶対に欲しい情報ですので、使用スキルと経験年数、具体的に出来ることを表にして一目で分かるようにしました。
そして、最後に自己PRの部分ですが、Webデザイナーについて色々調べていくと
Webデザイナー初心者あるあるだったのが、綺麗で格好いいデザインができ、美術家的なセンスが求められるという勘違いが多いということ。
もちろんセンスはあるに越したことはないですが、
Webデザイナーで大切なことは綺麗でカッコイイデザインを作ることが仕事ではなく、そのデザインによって、どれだけクライアントの売上が伸ばせるのか、クライアントの問題解決が出来るのかです。
そのため、自己PRでは接客販売職として、
・リピーターを獲得した経験・ノウハウ
・顧客をグループ分けして追加提案を行い客単価を上げる分析力
・自分個人だけでなく店舗全体での売上をアップさせる仕組みを作り上げたエピソード
というアピールにし、
対面のセールスだけでなく、Web上での販促にも応用できるという自己PRを作りました。
そして内定へ
添削した職務経歴書を渡したところこの依頼主様も満足いただけたようで、志望動機の添削も依頼されました。
※追記
さらに後日、この依頼者の方から連絡があり、
なんと!内定を獲得したとのことです。
もちろんご本人の努力があっての内定ですが、
こういった連絡をいただくと
改めて、依頼を受けてよかったなと感じます。
また、転職エージェントやハローワークの担当者に「書類は完璧です!」と言われた聞き、
自画自賛ではないですが、
ハローワークや転職エージェントでは絶対に無理だと断言できます。
希望業界の特性を調べ、求める人物像と依頼者をマッチングさせ
本人も気づいていない強みを探し出し
本音の退職理由を聞いた上で、職務経歴書でカバーする
これをハローワークでの小一時間の添削では絶対に無理です。
そして、転職エージェントも面倒くさがってやりたがりません。
>>転職エージェントが職務経歴書を添削してくれないのは金にならんから
ちなみに、この職務経歴書を作るまでにメールで何回もヒアリングしています。
最初は、ウザがられるかもしれないからあんまりヒアリングするの止めておこうかなと思ったのですが、お金を頂いている以上はやるべきことはやりました。
そして、この依頼主の方から
「丁寧なヒアリングありがとうございます。正直驚いています。とてもありがたいです。」
とお声を頂き、結果につながったので間違いないと確信しています。
もしかしたら、僕/私には大した実績なんて無いから…という人もいるでしょうが、、
ぶっちゃけ実績は後付けで、
自己PRを作るにあたって
○○という分野ではなく、△△という括りではありませんか?
と、細かく聞いていくと必ずあるんですよね。
この依頼者さんも最初は、
「実績としては目立たないかもしれません。すみません」
って感じだったのですが、
僕の優しいヒアリングをしていくと
「実はもう一つ追加で思い出したので、追加でお伝えします!」
って感じになりました。
そしてそのやりとりの内容はそのままご自身の転職活動のノウハウになります。
ここまで、
職務経歴書の添削事例について語ってきました
要所要所で、応用できるノウハウ、情報はありますが、
注意点として
この方の職務経歴書を丸パクリしても絶対に上手くいかないですよ。
自分の話じゃないので、面接官に突っ込まれた時にに答えられないからです。
というか人それぞれ経験職種や業界も違うし、
希望する業界や職種によって職務経歴書の中身も変えないといけません。
これを自分1人で全部やろうとするのは、
素人が部品集めて家庭用工具でバイクを1台組み上げるように無理ゲーです。
最近、内定者も続出したからか職務経歴書の依頼が増えてきて嬉しい限りですね。
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