「キャリアコンサルタントって最近話題だよね」
「国家資格だから取得したら独立できるかも」
「キャリアコンサルタントって意味あるの?」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
最近、読者さんからこういう相談を受けました。
はじめまして。ブログ楽しく拝見しています。
私は今年30歳になる会社員ですが今まで1つの会社でしか勤務してしておらず、(工場職)
今の会社の業績悪化とこれからのキャリアを考えて営業職に転職しようかと思っていたとき、こちらのサイトを見つけてキャリアコンサルタントの仕事に興味を持ちました。
今の自分の立場からキャリアコンサルタントを目指すには何からはじめればいいのか、
営業経験、転職経験があった方がいいのか。よろしければアドバイスをお願いします
そもそもキャリアコンサルタントって何?って人の為に改めて説明すると
キャリアコンサルタントとは、
学生、求職者、在職者等を対象に職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門職である。2016年4月に職業能力開発促進法にキャリアコンサルタントが規定され、国家資格となる。
出典:厚生労働省/キャリアコンサルタントWebサイト
略してキャリコンとも呼ばれています。
コンサルタントって何かカッコイイ感じがするし、キャリアの専門家になれるってイメージもある。
何より国家資格という安心感からこの資格を取得して、
キャリアアップしたい、独立できるかも♪
と夢見る人も多くキャリアコンサルタントは今、非常に人気の資格です。
実は僕も資格キャリアコンサルタントを保有しています。
しかし、現役のキャリアコンサルタントの俺から言わせると
キャリアコンサルタントの資格は、みんなが思っているほど役に立たないからやめとけ
そして、
キャリアコンサルタントが役に立たないなら何の資格を取ればいいのか?
について語る!
・キャリアコンサルタントの資格を取らなくても困らない
・時間とお金を無駄にせずに済む
・資格を取らなくてもキャリアの専門家になる方法
キャリアコンサルタントは役に立たないと現役の俺が断言する理由!
この記事を見ている人は少なくともキャリアコンサルタントという資格に興味がある人でしょう。
キャリアコンサルタントに関するWebサイトを見ると
人生100年時代、様々な働き方が求められるこの時代
国家資格を取得して一生もののスキルを!
こういったポジティブなPRがたくさんあります。
そういった情報を見ると
私もキャリアコンサルタントを取得すればこれからの人生安泰!
と思ってしまうのも無理はありません。
だがしかし、あえて現実をお伝えします。
キャリアコンサルタントの資格は、君が思っているほど役に立たない
最近、#キャリアコンサルタント
持ってたら、やっぱり転職に有利なんですか?
と聞かれることが多いですが、
人それぞれ状況や将来目指したいものが違うので、
そもそもオススメの資格なんてないです。
強いて挙げるなら運転免許くらいでしょうか。
身分証代わりにもなるし— ALLOUT@営業職からの脱出 (@alllout_com) January 26, 2020
①キャリアコンサルタントの資格が無くてもキャリアの相談は出来るから→名称独占資格
僕も所有している「国家資格 キャリアコンサルタント」はあくまで名称独占資格です。
名称独占資格とは業務独占資格(弁護士や医師)と違って、
その資格を持っていないと出来ない仕事があるわけではない資格のことです。
つまり、
「国家資格 キャリアコンサルタント」を持ってなくてもキャリアの相談の仕事は出来る
ということです。
考えてみれば、転職相談の仕事をする転職エージェントのキャリアアドバイザーはキャリアコンサルタント持っていなくても出来るし、転職系のYouTuberでもキャリアコンサルタントは殆どいません。
キャリアの専門家ですら、キャリアコンサルタントの資格を持っている人は少ないってわけです。
僕はキャリアコンサルタントの資格を活かして、1回2万円の副業をしていますが、
資格を持っているのに、ぶっちゃけ副業レベルの仕事にすらありつけないって人が多いです。
>>仕事がないキャリアコンサルタント共!食えないのを国のせいにするな!
②とりあえず保有してた方が…にしてはコスパが悪い
たしかに
キャリアコンサルタントの資格を持っているか持っていないか
どっちが良いかと言われれば持っている方が良いですが
キャリアコンサルタントの受験資格を得るためには
養成講座(スクーリング)を受講しなければなりません
その養成講座を受けるには30万円以上のお金が必要です。
更に養成講座は合計10日間通わないといけないのですが、
指定された土日に必ず出席しないといけない、
しかも朝から晩まで、たとえどんな事情があっても3日以上欠席するとまた次回からやり直し(お金も)
実際、僕は台風で交通機関が使えなかったとしても振替の講座が無かったので欠席扱いになったことがあります。
そして、無事に講座(スクーリング)が修了しても終わりではありません。
キャリアコンサルタントの受験料も高い
・学科試験 8,900円
・実技試験(論述と面談のロールプレイ試験) 29,900円
こんなに高い検定料って無いぞ!って感じですねw
それに、面談のロールプレイ試験の練習のために何度も集まらないといけないので時間と交通費が掛かる。
それに、公共の場で練習するわけにもいかないのでレンタルスペースを借りる費用も掛かる。
無事に合格しても、5年後に資格の更新講習を受けないといけない。
それにも時間と更に10万円ものお金が必要になる。
こんな感じで、費用や時間というコストがかなり発生します。
僕はなんやかんやで50万くらい使いました。
ですので、
とりあえず受けておこうという資格ではないです。
>>キャリアコンサルタントの独学受験は無理ゲー!試験と実務は違うぞ!
③キャリアコンサルタントの資格持ってるから、あの人に相談しよう!って思う人は皆無
Twitterとか見れば
・キャリコン現役人事
・キャリアコンサルタントとして独立開業した女社長
などプロフィールがキラキラしてる人が
キャリアコンサルタントは素晴らしい!
キャリアコンサルタントの資格で私は変われた!
と発信しているの多く見かけます。
そうなると
私もキャリアコンサルタントを取得すればあんな風になれるかも
とキャリアコンサルタントには物凄く価値があると錯覚してしまうのも無理はありません。
だがしかし、夢をぶち壊すようで申し訳ありませんが、
キャリアコンサルタント界隈の人たちが言うほど、キャリアコンサルタントの資格に価値は無いです。
何故なら、キャリアコンサルタントの資格持ってるからあなたを頼ろう!って思う人は皆無だからです。
あなた自身んもこれまでの人生の中で転職相談ぐらいしたことはあると思いますが、その際にキャリアコンサルタントに相談したいと思ったことはありますか?ないですよね?
そう!一般的な認知度が致命的にないのですw
そもそも知られてすらいないのにニーズもクソも無いのです。
それにキャリアコンサルタントの人って40代以上の人が多く、今の20代や30代の就職活動や転職活動のやり方を知らない人が多いです。
さらに、僕は以前キャリアコンサルタントの集まりに参加した時に、
ALLOUTさんはキャリアコンサルタントの資格を取ってからどうやって仕事を見つけたんですか?転職サイトの使いかが良く分からなくて…
私、将来独立したいんですけど、何か実績になる仕事教えて下さい
というクレクレ君ばかりで、中には講師の人に仕事を紹介してくれと群がる人までいました。
甘えんなよ
このように資格を取ったものの…という人がかなり多いのが現実です。
そんな人たちに人生や転職の相談したいと思いますか?思わないですよね?
だって、相談しても何とかなりそうにないから
逆に弁護士があなたの仕事や人生の相談に乗ります。
と言ったら話は変わってくるでしょう
だって、相談したら何とかなりそうだから
そしてそれは今後も変わらないというのが正直な感想です。
>>キャリアコンサルタントで独立した俺が断言!今後の需要は伸びません。
なぜ俺はそんな胡散臭くて意味ないキャリコン資格を取得したのか?
ここまでキャリアコンサルタントという国家資格の生々しい現実をお伝えしてきましたが、
じゃあ、何であなたはそんな役に立たない胡散臭い資格を取得したの?
という疑問が湧いてきたはずです。
たしかに僕はキャリアコンサルタントの資格を活かして大学の就職支援の仕事に転職しました。
しかし、実は、キャリアコンサルタントの資格を取る当初から、キャリコンは一生使える資格ではないなと考えていました。
というのも僕はキャリアコンサルタントの資格を営業の仕事から職種を変えるためのきっかけのツールとして利用するつもりで、資格なんてそれ以上でもそれ以下でもないと思っていました。
スペースシャトルを打ち上げた時、ある程度の高さまで上がったら途中でブースターを切り離しますよね?あんなイメージです。
もちろん、キャリアコンサルタントの資格に合格するためのアドバイスならいくらでも出来る自信はあります。
ただ、あなたの目指す方向にキャリアコンサルタントの資格が本当に必要なのか考えてから挑戦しても遅くはないです。
たとえば、本気で人のキャリアと向き合いたいなら、転職エージェントや転職サイトに転職してそのノウハウをブログやYouTubeで発信していくなんて方法もあります。
というのも僕自身がこうして
色んな人から転職の相談を頂けるようになったのは、ブログで自分の転職の経験やノウハウを発信し続けたからであって、キャリアコンサルタントを持っていたからではありません。
もし今後ブログで情報発信する上でキャリアコンサルタントの肩書が足枷になると思えば資格の更新はしませんし、
なんなら剥奪されても構わないと思ってます。
それくらいの気持ちで発信をしてるつもりです。
だからこそ、キャリアコンサルタントの資格に過剰な期待を寄せるのは禁物です。
それよりも、これまでの実績や経験を魅力的に語れるように時間と労力を使った方が、はるかに良い転職が出来ますよ。
キャリアコンサルタントが役に立たないなら何の資格を取ればいいの?
これまで散々キャリアコンサルタントの資格は役に立たないとお伝えしましたので、
キャリアコンサルタントが役に立たないなら、何の資格なら良いの?
と思う気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
キャリアコンサルタントに限らず一生食いっぱぐれない資格だったり、手に職を付けられる資格だったりなどといった資格について僕は相談を受けることが良くあります。
その際にお伝えしているのは、
資格で転職を何とかしようとするという考えが間違っていて、
それよりも、無理に資格の勉強をするのではなくきっちり休み、普段の仕事で周囲の誰よりの成果を出すことの方がよっぽど市場価値のある行為だということです。
基本的に仕事を頑張れば給料も上がりますし出来ることも増えますよね。そうなれば転職もしやすくなりますからね。
ただ、
そうは言っても今の職場で頑張ろうという気になれない
無いよりあった方が良いでしょ?
と、どうしても何かせずにはいられないという人もいるはずです。
実際、僕の元にもそういった転職相談を寄せられることが多く、
未経験でWebマーケティングの仕事を?違うそうじゃない
それなら〇〇職の方が良くない?
といったやり取りで、悩める会社員の自己分析・キャリアの軸を見直し、内定をサポートした経験があります。
別に意識低くても良いので、地に足のついた自己分析を意識されると仕事を見つけやすくなるだけでなく、今の仕事に対しても前向きになれると思います。
そういった転職相談の経験をまとめたものもありますので、無料部分をご覧頂くだけでもかなり参考になるはずです。↓
>>【前半無料&返金保証】30分で終わる自己分析の方法→自分探しは必要ない