vol16 キャリアコンサルタントの国家資格は通用しないのか

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こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。

このブログに寄せられた相談やコメントを紹介するシリーズです。

>>過去の相談はこちら!

僕は、キャリアコンサルタントという国家資格を持っているのですが、

第16弾は僕と同じくキャリアコンサルタントの資格を持っている人の相談で、

キャリアコンサルタントの需要がない…国家資格なのに…

目次

キャリアコンサルタントの需要がない…国家資格としてどうなの?

よく知らないという人のために先に説明をすると、

キャリアコンサルタントとはその名前の通り、

就職や転職などの悩みを抱えた人の相談に乗る人のことで

2016年になってからは国家資格にもなり最近人気となっています。

 

投稿者:Mercuryさん

キャリアコンサルタントという資格,私も持っているのですが,

使えないだけならまだしも制度的な酷さ感じています。

制度設計時点の需給ギャップは仕方ないとしても,

需要の掘り起こしの先頭に立って欲しい厚労省,

要請者たちが積極的に動いているようにも見えません。

官公庁や地方公共団体の出す事業の体の良い孫請け(奴隷)を育成して,

肥え太るのは養成スクールや講座に呼ばれる一部の「先生」方のみ,

という官製の資格ビジネスであるようにも見えます。

有資格者一人一人が有用性を示せばいずれ需要は高まる,

というのは間違ってはいないでしょうし,

個人としてはそういう意識で働いてもいますが,国家資格でこれはどうなの?

という釈然としないものも残ります。

とりとめのない感想になってしまいました。

Alloutさんのお考えなどお聞かせ頂けると嬉しいです。

検定試験を通っただけのキャリアコンサルタントの需要なんて永遠に来ねぇよw

僕はもともと、

20代で、キャリアコンサルタントを持っている人は少ないので、

営業から未経験の人事・キャリア系の仕事に転職するためのアピールポイント

の一つ程度でしか考えていませんでした、

ぶっちゃけキャリアコンサルタントの資格より

人事、採用担当や転職エージェントの実務経験の方が価値があるでしょう。

政府はキャリアコンサルタントを10万人まで増やすつもりのようですが、
そもそも10万人もいらないっていうのが僕の持論です。

キャリアコンサルタントという資格を持たれているのでご存知かとは思いますが、

検定試験の15分をいかに乗り切るかにフォーカスされていて、

基本的に、解決スキルは各自合格してから、自己研鑽をして身に付けましょう
というのが業界のスタンスで、

キャリアコンサルタントだからといって

解決スキル・ノウハウが身につくわけではないんですね。

キャリアコンサルタントの養成講座で出てくる理論というのは古いです。

もちろん価値を否定しているわけではありませんが、

僕がこれまで色んな方の相談に乗ってきましたが、

キャリアコンサルタントの資格で学んだ理論を一度も使ったことがありません。

キャリアに関する基礎理論を確立したえらい学者様たちは

パワハラ上司への対処法を教えてくれませんし、

入社してはいけない職場の特徴を教えてくれるわけでもありません。

また厚労省は役人なので、

ビジネスの素人に需要の掘り起こしをする事自体が無理ゲーってのもあるし、

キャリアコンサルタントの講座では、

相談者に寄り添うことが大事だ!アドバイスを押し付けてはいけない!

って教えられますが、

解決スキル・ノウハウを持っていない検定試験を通っただけのキャリアコンサルタントの需要なんて永遠に来ないです。

僕が仕事や転職で悩んでいても、キャリアコンサルタントです!って言われても相談なんてしません。

大事なのは、その人はどのような経歴、経験があって、どういう解決策や情報を持っているかです。

これ無いのに、勝手に寄り添われても困ります。

なので、

キャリアコンサルタントというわけのわからんラベルの価値に期待するより、

自分のノウハウや情報をどんどん発信し続けて、

この人に相談してみようと思ってもらえるようにするしかないんですね。

ぶっちゃけそれが出来ているキャリアコンサルタントは1000人もいないです。

もし、業界の偉い人がこのブログを見て、けしからん!ってなって

このブログを続けるか、キャリアコンサルタントの資格を剥奪される迫られたら、

迷わずキャリアコンサルタントの剥奪を選びます。

キャリアコンサルタントの資格がなくなっても、このサイトの運営にほとんど影響はしませんし、

もちろんその時は徹底的に記事のネタにしますので、さらに読者さんを楽しませることが出来るでしょう。

偉そうなことを言いましたが、

僕はキャリアコンサルタントの資格をとったにもかかわらず結局人事への転職を諦めましたし、

せっかく転職した大学の就職支援の仕事もたった半年で辞めています。

しかし、このブログで発信を続けて、

人事採用の方から職務経歴書を有料で添削してください。と言われるまでになりました。

それに、

こうして、あなたからコメントをもらえたのも僕が発信をし続けてきたからです。

無人島だと思ったら仲間がいた

正直、忖度なしの本音むき出しの回答でしたので、

・他のキャリアコンサルタントの方に失礼です!

・いちキャリアコンサルタントとして抗議させていただきます!

って言われるのかもしれんけど、それはそれでネタになるので良いかなと思ったので、

本音むき出しで回答をしました。

すると、

ご丁寧に返信頂き有り難うございます。

仰る通り,私もAlloutさんが発信されていた(それに共感した)からこそコメントさせて貰いました笑

私は財務経理からキャリア畑に転身した口なんですが,

元いた世界では簿記とかTOEICの点数といった資格が実務経験の欠如を多少はカバーするだけの力があったんですよね。

ところが,キャリアコンサルタントってコメントにも書かれているように

「わけのわからんラベル」としか見られていない(実際そうなんですけど)んだなと。

なので,私自身,異業種に転身した時のアピールは最終的に

「新卒で会計知識ほぼゼロで経理に配属されましたけど,
これだけの短期間で簿記○級取って実務もこなせるようになりました。
海外関係会社とのやり取りが必要だったので英語勉強してTOEIC××点上げて実際読み書きは不自由しなくなりました。
だから,こちらでもなるべく早く必要なスキルを身に付けられるよう
骨惜しみはしないつもりです。」

という切り口からおこないました。

転職活動当初は

「キャリアコンサルタントって腐っても国家資格だし、希少性を考慮しても民間資格の日商簿記よりこんなに訴求力低いってあるか?」

ってのが正直なところだったんですが,

一顧だにされない,は言い過ぎとしても,無いよりマシ程度のものでしかありませんでした。

こんな資格持った人を万単位で量産してどうするつもりなんだろ?
と今でもしょっちゅう思います(更新講習で結構カネ取られますし笑)。

記事やコメントを読ませて頂いて,改めて,スキルや情報をしっかり蓄積して発信し続けることの大切さを感じています。

これからもブログ楽しみにしています!

 

こんな感じの温かい回答で、拍子抜けしました。

なんでお前そんなに好戦的なんだよwって思われるかもしれませんが、

キャリアコンサルタントに合格していた人を見ると、

国家資格を取れれば良い仕事を見つけられるだろうって思って、資格を取得した後のことを全く考えていない人や

キャリアの上位資格を持ってるという理由で僕にマウントを取ろうとするクソババァとか、

実技(面接)試験の仕事をしていた僕に仕事の情報を聞くだけ聞いて何も差し出さないクレクレ君が多かったり、

講師の先生を崇め立てれば自分も講師になれると思ってる思考停止おばさんなど、

コイツらと一緒にいても何のプラスにもならない、

あんなヤツらと一緒にされてら困るという気持ちで、

完全実力主義のネットの世界で、中々結果が出ないながらも転職やキャリアに関する発信を続けて、

政府の政策を当てにしたりやキャリアコンサルタントの団体に頼らずに、

ALLOUTさんだから頼みたい!言われるくらいになりました。

そして、このサイトを通じて、同じキャリアコンサルタントの方にも、

自身の経験やスキルで勝負をしている人がいると知り、

ネットの海をずっと漂流していた船がある島にようやくたどり着き、

無人島だと思ったら仲間がいた

そんな感覚になりましたね。

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