「ホワイト企業に行きたい」
「みんなが知らない超優良企業リストって本当?」
「BtoBなら優良企業?」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
就活や転職活動では誰しもが優良企業、ホワイト企業に行きたいものです。
だがしかし、
年収&福利厚生が充実している有名大企業の場合、
一度求人を出したら、獲物を襲うピラニアのように応募者が殺到し倍率が高くなるし、
学歴フィルターがあって、そもそもまともに選考すら受けさせてもらえない。
という感じで非常に狭き門となっています。
そこで次に考えるのが、隠れ優良企業です。
隠れ優良企業とは、有名大企業に引けを取らないホワイト企業なのにもかかわらず、
あまり認知されていない会社のことです。
隠れ優良企業といわれる企業は認知度が低いため、応募者が少なく倍率が低いのであれば、これほど素晴らしい就職先はないでしょう。
僕自身、就職活動をしていた時、
隠れ優良企業ランキングや企業偏差値とかのスレッドを見て、興味のない企業を受け続けてるなど、隠れ優良企業探しに踊らされた過去があります。
そんな俺が、自身の転職経験やこれまで寄せられた転職相談をもとに出した結論は、
隠れ優良企業の探し方?君に探せるレベルなら隠れてないぞw
これに尽きる。
・隠れ優良企業の2chのスレッドに騙されなくて済む
・入社して話が違う!ってなる可能性が50%減る
・隠れ優良企業=穴場 という幻想から目を覚ませる
隠れ優良企業の探し方?君に探せるレベルなら隠れてないぞw
有名大企業は選ばれたエリートしかいけない…
そんな中、隠れ優良企業はホワイト企業に行きたい凡人の希望とも言える存在です。
ネットでは隠れ優良企業ランキングとか、
みんなが知らない超優良企業リストとか、
隠れ優良企業の探し方とか様々な情報が錯綜していますが、マジレスしていこうと思う
①本当に隠れ優良企業なら募集しない
もちろん、この世のどこかに本当に大手企業にも引けを取らないくらい安定経営で、
年収や福利厚生もいい会社はあるでしょう。
ただそれだけホワイトな職場ということは
・給料が低い
・残業が多い
・上司がクソ
このような仕事が嫌になって辞めるとか、ネガティブな退職理由は無いはずです。
となると、
仮に辞めたとしても、会社に恨みもないのにわざわざ口コミサイトに投稿して内情暴露する人もいません。
つまり、労働条件が良ければ良いほど、その良さが外部に伝わることはまずありません。
それに、もしあなたにCIA並の調査能力があって、隠れ優良企業を見つけられたとしても、
ホワイト職場というのは、働きやすく定着率が非常に高いので、求人を出すことが殆どありません。
なので、その会社に入れる可能性はゼロに等しく、結果的に隠れている状態になっています。
②君と同じことを考えるライバルは腐るほどいるぞ!
とはいえ、
ホワイト職場で定着率が高い隠れ優良企業であっても求人を出すことはあるだろ!
って反論したい人は結構いるでしょう!
たしかに、
定年退職とか配偶者の転勤、脱サラして独立など、たとえ良い会社であっても会社を辞める人はたくさんいるでしょうから、
隠れ優良企業であっても求人を出すことはゼロでは無いです。
それを信じて、隠れ優良企業をネットで検索して見つけようという人もいるでしょう。
ちなみに、隠れ優良企業と検索している人はどれくらいいるかご存知でしょうか?
1ヶ月間に約3000人もの方が検索しています。
当然ですが、
・隠れ優良企業 探し方
・隠れ優良企業 商社
・隠れ優良企業 ランキング
といった無数の関連キーワードで検索する人もいらっしゃるので、万単位です。
それが12ヶ月、毎年なわけですから、ライバルは数十万人いることになります。
まぁこれは当然なことで、
ネットで検索して隠れ優良企業を探すってのは、
就活生、つまり社会人経験がない学生ですら思いつくようなレベルの方法です。
結局、
隠れ優良企業は穴場スポットなんかじゃない
ビジネスの世界では、
ブルーオーシャン
競争相手がいない未開拓の市場のこと
レッドオーシャン
競争相手がたくさんいて飽和した市場
と言われていますが、
大企業に比べて認知度が低い隠れ優良企業は、
一見するとライバルが少ないブルーオーシャンに見えても、
その内情はゴリゴリのレッドオーシャンだったというのは皮肉なものです。
③隠れ優良企業を見つけるのは、絶対に上がる株を見つけるより難しい
株取引の視点で企業の経営状態を把握して、隠れ優良企業を見つけよう!
ってアドバイスをたまに見るんですが、
そもそも株式市場に上場している時点で、隠れ優良企業じゃないだろwと言いたくなります。
それに、プロの投資家でも外すくらい難易度が高いのに、
ズブの素人の学生や会社員が財務諸表やIRを見て判断するなんて無理ゲーでしょwって話です。
もちろんIRや株価を読めるに越したことはないですが、
もし投資センスがあったとして仮に良さげな会社を見つけられたとしても、
投資に適した会社が働くことに適した会社とは限らないんですね。
たとえばユニクロを展開するファーストリテイリングはコロナ禍の最中にも関わらず、
株価が上がりまくっています。
正直、僕が言うまでもなく、クソほど儲かってるってのは皆さんご存知のはずです。
平均年収が900万円超えであるにも関わらず、ユニクロの平均勤続年数は4.6~4.7年くらい(※平均は11年くらい)です。
給料がこんなに良いのに定着率の悪さを見ると本当ホワイト企業なのか?と思ってしまいます。
まぁ、年収900万円稼ぐためにヒートテックを何枚売らないといけないかを考えたら、どう考えてもハードワークになるのは明らかです。
学生時代の友人はユニクロでバイトしていたのですが、忙しすぎて、給料が良くてもユニクロの社員にはなりたくないと言っていました。
ホワイト企業で働きたい人が、ハードワークしてまで高年収を欲しいかと言われればそうではないですよね?
要するに
投資に適した会社が働くことに適した会社とは限らないんですね。
冷静に考えれば、
投資家という生き物はお金を出して、従業員を働かせてそれによって生まれた配当や売却益を得ることが目的なんですから、
投資した先の従業員に対しては死にものぐるいで働いてほしいんですよね。
もし僕が大株主だとしたら、
高い給料払ってるんだから、もっと社員に死にものぐるいで働かせろ
賃上げする前にもっと配当を増やせ!
ぶっちゃけ従業員の満足度ではなく、株価を上げてください
とゴリゴリの資本主義を展開するでしょう。
正直、投資先を見つけるセンスがあるなら、サラリーマンなんかさっさと辞めて投資家になったほうが稼げますよ。
④BtoBだからって優良企業なわけ無いだろ!
転職、就活界隈では
「隠れ優良企業」はBtoB企業の多い!
なんて意見が沢山あります。
念の為説明として、
BtoBとは、Business to Businessの略で主に法人と取引する会社で、
BtoCとは、Business to Customerの略で一般の消費者と取引する会社のことを言います。
彼らがやたらとBtoBを勧める言い分としては、
あなた達が認知している企業の殆どが、BtoC企業です!
一方、BtoB企業は一般人の消費者と取引しないので、世間の認知は低く「隠れ優良企業」がこんなにも多いんです!
ってことなんだけど、
とりあえずBtoBって言っときゃいいだろ感がすげぇ嫌いです。
というのも
僕自身がBtoCもBtoBも両方経験したからです。
たしかに、
BtoB企業ならば、BtoC企業みたいな訳のわからんクレーマーがやってきたり、
客でもない一般人の電話に対応するようなストレスは無いです。
だがしかし、
法人取引であっても、会社間のパワーバランスを利用して、手柄を横取りしようとしてきたり、
自分たちのミスをこちらに押し付けてこようとする汚いクソ客、取引先が沢山いて、
それで痛い目に何度も遭ってきました。
BtoCと違って、クソ客でも会社対会社の取引なので自分の裁量で簡単に切ったりできません。
それに、法人取引だと与信判断とかもしないといけないので、BtoCのように簡単に新規顧客を増やしたりすることも出来ません。
さらに、
今より安くて良い商品でも、取引先の担当者が仕事を増やすのを嫌がって契約出来ない…
といった感じで、BtoB取引ならではのもどかしさもあります。
「そうはいってもBtoCよりは楽なんじゃないの?」
って思われる方もいるでしょうが、
正直、BtoBの法人営業職より、BtoCの事務職の方がどう考えても楽です。
こういった現実があることも言わず、
とりあえずBtoB会社を勧めるのは無責任以外の何物でも無いのではないでしょうか。
>>「ルート営業、楽すぎワロタw」に騙されるな!きついぞ!【経験者談】
⑤そもそも「みんなが知らない超優良企業リスト」とかの情報の信憑性が薄い
そうはいっても誰かのオススメとしてネットで紹介されているってことは、評判がいい会社ってことなんじゃないの?
って思う人もいるでしょう。
僕自身も、就活していた当時は隠れ優良企業ランキングとか2ch就職偏差値とか見てて、
各都道府県の企業がS→A→B→C→Dの順で格付けされていたんですが、新卒入社したブラック銀行がまさかのAランクでした。
もちろん、それだけを見て就職を判断していたわけではないですが、
判断する要因の一つになっていたのは事実です。
当時は超絶後悔したわけでありますが、
今回、記事を書くにあたって
「みんなが知らない超優良企業リスト」とか隠れ優良企業に関する色んな記事を調べたら、
隠れ優良企業と謳っているのに、普通に上場企業が掲載されていたり、
2004年頃の2chのスレッドに紹介されていた会社をそのままコピペして羅列しただけの記事も結構あり、ハッキリ言って、ホントに企業分析をしているのか怪しいものばかりでした。
隠れ優良企業を知りたい!っていうニーズは多いから、アクセス稼ぎ目的で適当な記事を書いているとしか思えませんでした。
もちろん、中には隠れ優良企業があるのかもしれませんが、玉石混交の中でその真偽を確かめる方法なんて、実際に入社してみることしか無いわけです。
そんなのギャンブル過ぎますし、それなら隠れ優良企業という情報に価値は無いじゃんって話になりますよね。
ホワイトかブラックかは結局、その会社次第
そもそも論なんですが、
有名大企業といわれようがだろうが、みんなが知らない超優良企業リストに掲載されていようがブラック企業はあります。
ホワイト企業であることの証明にはなりません。
結局、ホワイト企業にいきたかったら、その企業単体としてどうなのか判断していく目が必要です
それに、「みんなが知らない超優良企業リスト」みたいなサイトで隠れ優良企業として紹介される会社からしか選ばないってのは、それだけ危険極まりない行為だと感じます。
・その会社で働けるだけの能力、経験が自分あるとはらない
・物理的に通える会社は10社もない
・しかも、隠れ優良企業を求めるライバルが多い
・そもそも、求人を出していない可能性もある
正直、隠れ優良企業のリストの中で通える会社は10社もないため、会社選びの選択の幅が狭まります。
実際僕の元にも
前いたダメ会社が評価3.8…口コミサイトは信用できない
もうみんなブラック企業に見えてしまう…
隠れ優良企業って言っているけど大企業ばっかり…
そういった企業分析や会社選びの相談を寄せられることも少なくありません。
また、応募書類の添削の相談を受けた時
応募を検討している会社ってどんなところ?
この求人です(完全週休2日で、事務仕事、リモートワークできて…)
おい!この会社のバックは怪しい宗教団体だぞ!
というやり取りをして事なきを得たケースもあります。
このように条件面だけでなく、その企業単体としてどうなのか判断していかないとブラック企業に捕まるリスクが高まります。
もし、どういった会社を選んだらいいのか分からないという人であれば、
これまでの僕の社会人経験(銀行員→メーカーの法人営業→大学の就職支援)と転職相談の経験を活かして、会社選びについてまとめたものもありますので、そちらをご覧いただければ、会社選びの参考になると思います。(無料部分もあるよ)
詳しい内容は下のリンクから↓
>>【前半無料&返金保証】ブラック企業を見分ける方法、マジでこれだけはやっとけ(企業分析)