このブログでは>>退職理由の添削 を行っています。
ここでは今まで添削してきた退職理由のほんの一部を事例としてご紹介いたします。
他人の退職理由を見る機会は中々無いと思うので参考になるはずです。
今回の添削依頼は、
既婚で転職先が決まってないのに辞めた人の退職理由を無理くり添削
そして結果から言うと、内定が取れました。
内定!既婚で転職先が決まってないのに辞めた人の退職理由を無理くり添削した
さっそく今回の依頼主についてですが
・依頼主:38歳男性 既婚
・既婚で転職先が決まっていないまま辞める
・転職活動がうまくいかず、離職期間が約1年を迎えようとしている
以前、職務経歴書を添削した方で
>>内定!38歳既婚で1年以上無職…そんな夫の職務経歴書を添削した件
どうやら、自分を良く見せたくてと本音の退職理由が言えないとのこと
本音の退職理由は、ぶっちゃけ人間関係が最悪だったから
ぶっちゃけ本音の退職理由を聞いた所、
前職で10年以上働いていたが後輩中心の社内体制になり、面白くなかったので辞めたってのが本音
だそうです。
…とはいえ
・既に会社を辞めてしまっている
・ブランク期間が1年以上ある
ということは変えられない事実なんで、
面接官にどう退職理由を伝えているのか聞いてみると
会社の方針が変わり一部事業の撤退があり、
それに伴い自社便の撤退、資材の倉庫管理を辞め、これまでの様な業務が出来なくなることが予想されていたので
10年を節目に新たな場でチャレンジしたいと思い転職を決断しました。
業務を1人で行っていたため、平日の日中にある面接に度々行くことが難しかったので
退職をしてから転職活動に取り組もうと思い退職しました。
しかしこれだと、面接官から
「そんな理由で10年働いた会社辞めるの?」
「結婚をしているのに転職先も決まっていない状態で辞めるの?」
という感じで、納得されないことが多く(…そりゃそうでしょ)
転職のエージェントや他有料相談からも本当の理由を伝えた方が良いとアドバイスを受けたとのことで
改めた退職理由が
正直に申し上げますと、お恥ずかしい話、人間関係です。
上司の変更に伴い社内の体制が変わり環境についていくことが出来ず、周囲とも徐々に温度差を感じました。
会社の環境にうまく対応出来なかったことは、自分自身の責任でありますので柔軟性を持てる様に本を読んで学んだ考え方を取り入れたり、知人に相談したりして改善できる様に改めている最中です。
前職での失敗は自分を成長させる良いきっかけであったと前向きに捉えております。
残念ながら、20代であってもこの退職理由では転職出来ないです。
いくら本音の退職理由を言うのも必要とはいえ
正直、30代後半の退職理由としては不十分と言わざるを得ません。
人間関係が嫌だったら結婚してても次の仕事も決めずに辞めるの?
ウチでも人間関係を理由に辞めてしまうんじゃないのか?
本読んで改善できるレベルなら辞めなくていいのでは?
と言われて撃沈してしまう未来が見えてしまいます。
無理くり退職理由を添削してみた
次期リーダー育成のため、後輩中心の社内体制になりました。
たとえ今までは後輩であっても会社の方針に従ってきちんと支えていこうと前向きに考えておりましたが、
彼が上司になった途端、関与していない不備まで疑われる、それに対して説明をしても一方的に否定される。
間違いを指摘しても一方的に否定されるということが往々にして有り
これまで実績を上げてきたように自分で工夫をして業務をしていくことが難しくなってきたストレスから、だんだん体調を崩しがちになり転職を考えるようになりました。
当初は、在職しながら転職活動をしておりましたが、日々の業務を抱えながら平日にあ
る面接に参加するために残業が多くなり、
体調が更に悪化するのを懸念した妻と相談し、子供もおらず妻も働いていることから、退職して落ち着いてから転職先を探すことにしました。
いくら本音の退職理由を言うのも必要とはいえ、
本音をそのまま言うのは得策では有りません。
歩み寄ったけど力及ばなかったという止むに止まれない理由が必要になります。
実際に体調を崩しがちになり、これ以上続けていたら本格的に体がヤバくなると思って夫婦で話し合った結果、大事になる前に退職を決めたそうです。
ただ、面接官から
「体調を崩して今は大丈夫?」って質問が絶対に来るでしょうから
→本格的に病気になる前に辞めたということと、退職してから時間を取り、落ち着いて仕事を探せるようになりましたので問題有りません。
と伝えれば、長期間のブランクのフォローになります。
また、メンタルが弱いというのはマイナス面でもありますが、
基本的に仕事に対して責任感がある人がメンタルを崩しやすいので、仕事に対しての責任感があるというプラスの面もあると考えます。
10年以上働いていたけど後輩中心の社内体制になり、既婚で転職先も決まってなかったけど面白くなかったので辞めた
とそのまま伝えるのは、どうしても無責任なイメージが強いですからね。
過去を全て帳消しに出来る魔法のような方法など無い
この方は既婚で転職先が決まっていないまま辞めるとなると何かしら問題があったと捉えられるから、
本音の退職理由を言わず、ひたすら自分を良く見せようとしていた。
とおっしゃっていました。
たしかに結婚しているのに次の仕事も決めずに辞めて、1年以上無職ってのは俺だってヤバいと思う。
しかし、
・既に会社を辞めてしまっている
・ブランク期間が1年以上ある
っていうのとは変えられない事実です。
過去を全て帳消しにして、いい感じに見せる魔法のような方法などありません。
このように
自分を良く見せようとするあまり本音の退職理由が言えない
こういう人って結構多いです。
追記:内定したってよ
その後、この依頼者の方から連絡があり、
なんと!書類選考を通過し、内定を獲得したとのことです。
面接で何を伝えればいいか明確になったため自信が持てたこというのもありますが、
特に退職理由ではこれまでの様に突っ込まれることもなかった
とのことで、
ぶっちゃけ、
「10年以上働いていたが後輩中心の社内体制になり、面白くなかったので辞めた」
っていう厳しい条件でしたが、あえて体調不良というマイナス面を見せることで、
歩み寄ったけど力及ばなかったという感じで、面接官からのツッコミを無くすことに成功したわけです。
まさに、計画通りって感じです。
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