転職理由が新しいことに挑戦したい系の応募者の地雷率は異常(例文有)

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「挑戦とか成長とかポジティブな理由なのに受からない」

「どうせ転職するなら将来性がある仕事にキャリアチェンジしたい」

「新しいことに挑戦って言ったら成長意欲を評価してもらえる?」

こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。今回はこのような悩みを解決します。

僕はこれまで>>退職理由の添削 を行って様々な方の内定をサポートしてきましたが、

そういった経験を通して

新しいことに挑戦したいからです!

将来を考えて専門性を高めてキャリアアップしたいからです!(キリッ

こういった新しいことに挑戦したい系の転職理由を見聞きした瞬間に

(あ、コイツ落ちるな)

と思うようになりました。

キャリアアップ・スキルアップしたい、専門性を高めたい、成長できる環境で仕事をしたいといった「新しいことに挑戦したい系」の転職理由は一見すると良さげな感じがしますが…

今回は、

・転職理由が新しいことに挑戦したい系の応募者の地雷率は異常なわけ

・俺が営業から事務職へキャリアチェンジした転職理由の例文

を伝えたい

この記事を読むメリット

・面接で退職理由を突っ込まれにくくなる

・面接官に嘘臭い奴だと思われなくなる

・面接で心にもない嘘をつかなくて済む

目次

転職理由が新しいことに挑戦したい系の応募者が地雷なわけ

たとえ前職に不満があって転職するにしても、前の会社の悪口、愚痴はNG。

一方、新しいことに挑戦したい系の転職理由ならば成長意欲があるとみなされ好印象を持たれやすいといった理由から、

新しいことに挑戦したい系の転職理由はよく使われがちです。

しかし、転職活動の進捗は芳しくない…

そんな相談者に僕が普段お伝えしていることを述べていきます。

①「新しいことに挑戦したい、キャリアチェンジしたい」は君が転職したい理由になっても、企業が採用したい理由にはならない

これからの時代を考えた時にどんな状況でも活躍できるスキルを身につけたい

今は良くてもキャリアチェンジしておかないと将来食いっぱぐれる

どうせ転職するならこれから伸びる業界で働きたい

このような考えをもって自身のキャリアプランを考えるのは非常に大切です。

だがしかし、

「新しいことに挑戦したい、キャリアアップしたい」はあなたが転職したい理由になっても、企業が採用したい理由にはなりません。

一般的には

「夢や目標を抱き、仕事に対して意欲的な人」を採用したいと言われていますが、はっきり言って詭弁です。

正直、企業が求めているのは、

・これまでの経験を弊社の業務にどう活かしてくれるのか

・短期離職せず長く働き続けてくれるか

これしかありません。

これまでの経験を活かしてほしいのに、新しいことに挑戦と心機一転してキャリアを一からリセットされても困るわけです。

未経験で入社して経験を積んで育ってきた時に、条件の良い会社に転職されても困るわけです。

企業というものは勝手なもので、

他社を踏み台にして自社で活躍してほしいから中途採用を行う一方で、自社を踏み台にされるのは御免被るという生き物なのです。

②キャリアアップ、専門性ってのは基礎が出来ている人間が使う言葉だ

新しいことに挑戦したい、心機一転キャリアチェンジしたいという退職理由は、自分本位の言い訳にしか聞こえないという側面があるからこそ、専門性と高めたい・キャリアアップしたいといった転職理由を使う方が多いです。

しかし、本当に専門性と高めたい・キャリアアップしたいのであれば、専門性と高めたい・キャリアアップしたいといった漠然とした転職理由にはならないはずです。

例えば、

経理職で今までは広く浅くだった業務範囲であり決算業務やIPO準備に関わりたいと思ったが自社ではできないので転職したいとか

営業職であれば、今まではメーカーで完成品の有形商材の営業をしていたが、オーダーメイドの無形商材の営業経験を積みたいといった転職理由になるはずです。

そもそも、専門性を高めるやキャリアアップということは、その土台となる基礎が出来ている前提の話で、未経験なのに専門性を高めるやキャリアアップをというのは矛盾しています。

だがしかし、

・これからの時代を考えた時にどんな状況でも活躍できるスキルを身につけたいと思ったため、エンジニアになろうと決意しました。

・WEBマーケティングの需要が高まっているので、WEBマーケティングの仕事にしたいと思いました。

・前職はアナログ主体の会社で、もっとITを活用したいと思い、ITの力を活用する事に興味を持つようになりました

このように未経験から何らかのスペシャリストになりたい、食いっぱぐれない仕事に就きたいというというニュアンスで使う人が多いです。

同業界異職種、異業界同職種など何かしら活かせる無いとの接点がないと専門性を高めたい・キャリアアップしたいといった転職理由を使っても説得力がありません。

③ 何でもします!やる気だけは誰にも負けません!という言葉が一番萎える

未経験のキャリアチェンジをする時に、

何でもします!やる気と熱意だけは誰にも負けません!

と自己PRされる方がいらっしゃいますが、採用する側からするとこれが一番萎えます。

一見すると、仕事に対して意欲的な方が評価されると思われがちですが、正直言わない方が遥かにマシで、これを言った瞬間不採用にされも文句を言えないレベルです。

僕は職業柄、

未経験でWEBマーケティングに転職したいんです!

と相談されることが多いのですが、

じゃあポートフォリオかご自身のWEBサイトを見せてください

と聞くと

ポートフォリオ?何それおいしいの?

そういうのいいから、転職出来る方法教えてください

というリアクションをされます。

WEBマーケティングに限らず、WEBデザイナーやエンジニアなどIT系の専門職に未経験でなりたいと言う割には

・個人でサイトを運営したこともない
・SNSで学習の過程を発信をしているわけでもない

というパターンの人が結構多いです。

別にIT系の専門職に限らず、未経験であってもクラウドワークスで受注して実績を積むとか出来ることはありますし、本当にやる気や熱意があるのならこのくらいはやっておいて当然なはずです。

だがしかし、そういった面倒くさいプロセスをすっ飛ばし、

何でもします!やる気と熱意だけは誰にも負けません!

と押し通そうとする行為は、

完全未経験で前職で培った具体的なスキルとか思いつかないけど、一から手取り足取り教えてください

と言っているようなもので、自転車に乗れないけど競輪選手になりたいと言っているのと一緒です。

当然ですが、面接官にそこまで面倒を見てあげる義理なんてありません。経験者を採用して終わりです。

もしくは、給料が安く済んで伸びしろが期待できる新卒を雇って人材育成する方が合理的です。

新しいことに挑戦したいはNG、キャリアチェンジ例文転職理由

キャリアアップだの専門性を高めたいだの新しいことに挑戦したい系の転職理由は地雷とお伝えしましたが、

そんなこと言ったらキャリアチェンジなんて一生できないじゃん

一生、嫌な仕事を我慢して続けろってこと?

と言い返したくなる気持ちはわかる。すげーよくわかる。

そこで、ここでは、

俺が未経験の職種にキャリアチェンジした転職理由の例文

俺の転職理由、20代後半の営業職から未経験で大学職員へ

当時の僕は、新卒で個人営業、2社目ではメーカーで法人営業とずっと営業職で、

いい加減、ノルマに追われてドMな営業職から抜け出して、楽な職種に行きたいと考えていて、

どうせ転職するなら大学職員や人事総務系を狙おうと思っていました。

だがしかし、29代後半で営業経験しかなかったため、キャリアチェンジするには結構厳しい状況でした。

そのため、なぜ大学職員を目指すのかという転職理由を考えた結果がこれです↓

俺の転職理由

これまで法人営業で様々なお客様とお取引させていただきましたが、

皆さんから決まって、

「中々、ウチに合う学生が来てくれない」

「新入社員がすぐ辞めて中々定着しない」

「いまどきの若手社員をどう扱って良いのか困っている。」

という悩みを相談されていました。

企業様がこういった共通の問題を抱えているという現実を知り

相手の課題解決するために、営業職として商品を売るだけでは限界を感じたと共に、

大学は社会を担う学生の重要な教育現場であり、それを支える大学職員という仕事に強い興味を持ちました。

なぜ大学職員を目指すのかという理由を述べると共に、

外部の人には話しづらい人材に関する悩みを相談されるくらい営業マンとしての関係構築能力があるよというアピールもさりげなくしています。

もちろん、この転職理由だけでなく、職務経歴書や面接の自己PR対策も徹底して行って内定を獲得できたと思いますが、面接でこの転職理由について突っ込まれることはありませんでした。

また、人事とか総務の時を受ける時には大学職員の部分を

・こういった経験を通じ、社員が働きやすく、定着しやすくするための仕事が総務をしたいと考えるようになりました。

・こういった経験を通じ、人材の確保、育成、定着を担う人事職としてキャリアを形成しようと決意しました。

と、最後の方を入れ替えて使っていました。

もちろん、みんながみんな営業の仕事をしているわけではないので、そのまま使えるわけではありませんが、

少なくともこのように未経験であっても、自分の今までの経験の中で接点になりそうなものを用意することが大事です。

そもそも、君は本当に新しいことに挑戦したいのか?

キャリアアップだの専門性を高めたいだの新しいことに挑戦したい系の転職理由は地雷とお伝えしましたが、

新しいことに挑戦したいという気持ち自体を否定しているわけではありません。

だがしかし、

転職するからといって、本当に新しいことに挑戦する必要があるのでしょうか?

本当に新しいことに挑戦したいのであれば、

実務経験を積むために前職より給料や休みが少ない会社に転職をする必要があったり、契約社員など非正規にキャリアダウンする必要もあります。

そして、ただでさえ貴重な休日も勉強や実績のために返上して、数年間の下積みが必要になります。

僕はよく、

今よりしんどい思いをしてまで、挑戦したいの?

と聞くのですが大半の方は、

ぶっちゃけ、今の仕事より働きやすい仕事であればそんなこだわりはありません。

正直良さげと思ったのがWEBマーケだったので…

と回答されます。

もちろん、ツライ仕事から条件が良い仕事に就きたいと思うことは悪いことではありません。

というよりむしろ逆で、

新しいことに挑戦したいという転職理由のせいでキャリア選択の幅が狭まっているとすら感じます。

実際、

WEBマーケティングを諦めて営業事務の経験を活かせそうな購買業務に転職したけど、前の会社より働きやすいので満足しています。

という方は結構いらっしゃいます。

正直、無理して新しいことに挑戦と勝ち目がほぼ無い転職活動を行うより、

僕が営業職から大学事務の仕事に転職したように、

今までの経験が活かせそうな仕事の中で、今の仕事より働きやすい仕事を選ぶ方が現実的

だと考えます。

もちろん、それでも大変なことに変わりはありませんが、

少なくとも、そういったことに気づかずに転職活動をしている人ばかりなので、

ちゃんと転職理由を作りこめば、今よりは良い結果をもたらしてくれるはずです。

ただ、どうしても転職理由を考えるのが難しいということであれば、ご相談頂ければお力になれると思います。

詳しくは下のリンクから↓

>>面接官が納得する退職理由が思いつかない転職者を救いたい→内定実績あり

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