・仕事ではなく作業になっているとか意味わかんねーよ
・この給料でそんなことを求められても困る
・ぶっちゃけ金さえもらえればそれでいい
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
全国の職場で
お前がやっているのは作業だ!仕事と作業は違うんだよ!
というお説教が飛び交っております。
僕自身、新入社員の時や資料を作っている時に、先輩や上司に言われたことはありますが、
純粋だったあの頃の僕は
仕事って何だろう?作業って何だろう?
・仕事 作業 違い
・仕事 作業 意味
とかGoogleで検索しまくったり、上司や先輩にそれとなく聞いてみたりして、作業と仕事の違いについて調べまくったなんて経験があるくらいです。
紆余曲折あり、今ではいろんな方々の >>キャリア相談 に乗らせて頂いておりますが、
仕事か作業かなんてぶっちゃけどうでもいいです。
今回は様々な社畜を作ってきた俺が
仕事なのか作業なのかという違いより、大事なこと
についてマジレスする
・有休休暇がとりやすくなる
・他人の仕事に嫉妬しなくなる
・転職しやすくなる
仕事と作業に違いはない!コンサル気取りに騙されんな!
ビジネス書やビジネス系のWebサイトでも
仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない
一流は仕事をし、三流は作業をする
とか言われてますが、
上司、先輩、お客さんの言葉やビジネス書やビジネス系のWebサイトを見てざっくりまとめてみました!
改めておさらいしていきましょう!
仕 事 | 作 業 | ||
---|---|---|---|
内容 | 工夫が必要 | 言われたことをする | |
成果 | 人それぞれ違う | 平等 | |
評価 | 人、内容次第 | 一定 | |
再現性 | 人、状況による | 誰でも可能 | |
属人性 | 高い | 低い | |
確かに一見すると
「仕事」は、抽象度が高く、人に教えるのが難しいこと
「作業」は、新人でも出来そうな簡単なこと
だからこそ
仕事=自分にしかできない、難しくて創造的なこと
仕事は創造的なもの!作業をしているやつは3流のダメ社員
という風潮があるのは無理はないかもしれないですね。
だがしかし、
仕事に対してそんなに小難しく考える必要があるのでしょうか?
仕事している=創造的で自分にしかできないことがそもそも間違い
僕がなぜ、仕事と作業について疑問を持つようになったのかについてお話しします。
会社員時代の僕が、資料を作った時に
この資料はダメだ。作業をするな!仕事と作業は違うんだぞ!
と言われるだけで、何度も修正させれることが往々にしてありました。
せめて
「この提案書、お客さんの目線だとここの部分にインパクトが欲しい」
といったアドバイスがほしいものですがそれも一切なく
何故だろう、ブラッシュアップが足りなかったからか、斬新さ足りなかったからか延々と悩んでいました。
結局、蓋を開けてみると
「上司の思い描く案を当ててみろ」というケースがほとんどでした。
だったら最初から言ってくれ、今までの時間を返してくれ
心の中で叫んだことをきっかけに
確かに、試行錯誤することは大事だが、
多くの時間悩めば、素晴らしい仕事をしたことになるのか?
作業としてさっさと割り切って終わらせる方が良いのではないか?
という疑問が出てきました。
ハッキリ言おう!仕事なんて工夫した作業に過ぎない
仕事と作業について疑問を持つようになった僕は、今やっている仕事の前提を疑うようになりました。
人員が減らされた分、人件費も落ちているにもかかわらず、毎年親会社からトップダウンで降りてくる対前年比110%のノルマに対して、
どういう基準で決まっているのか利益率、人件費や配送費などのコストが占める割合はどのくらいか社内の色んな人に聞いてみたところ、
誰も理解していなかったんですね。
それどころか、
会社の決定に従うのがサラリーマンだろ
と返されて終了なんてことも多々ありました。
いや、言われたことをするってそれ作業じゃん!って思いましたね。
この状況からして、
あれ?みんな仕事している感出しているけど、実際は作業してるだけなんじゃね?
と思うに至ったわけであります。
まぁ、僕がいた会社がその程度で皆さんの会社に居る方は違うかもしれませんが、
今こうして、キャリア相談で色んな会社の事情を聞くと大体似たような感じでしたので、大きくは外していないと思います。
考えてみれば、一社員が斬新なこと思いついたとしてもその意見や企画ってのはまず通りませんし、
奇跡的に通ったとしても、
言い出しっぺのお前がやれ
もちろん、今の業務もちゃんとやれよ
という感じで、仕事が増えることになります。
にもかかわらず、給料はほとんど上がらないです。
そりゃ誰もやらんですよ。
仕事=自分にしかできない、難しくて創造的なこと
仕事は創造的なもの!作業をしているやつは3流のダメ社員
という風潮はありますが、
結局のところ、
仕事=会社や上司指示の下で行う【工夫した作業】に過ぎない
というわけです。
そもそも、普通のサラリーマンにそんな経営者目線を求めること自体が間違っていると思うわけであります。
仕事なのか作業なのかという違いより、大事なこと
ここまで書いてきて
仕事と作業の違いなんて悩むだけ意味ないとお分かり頂けたと思います。
僕はいろんな方々の >>キャリア相談 に乗らせて頂いておりますが、
仕事か作業かなんてぶっちゃけどうでもいいです。
ここでは
仕事なのか作業なのかという違いより、大事なこと
をマジレスしていく!
① 無駄な作業はそもそもやらないようにする、それが仕事だ
会社から上司から言われた通りに作業するのはイケてない
と僕は考えています。
おい、コイツ手の平返しやがった!
きしょい自己啓発セミナーコンサルみたいなこと言い出すのか!?
と思われたことでしょうが、
僕は、クリエイティブじゃないヤツはイケてないとか宣う意識高い系ではないです。
というのも、
会社から上司から言われた通りに作業するのはイケてないという理由は
そもそも必要かこれ?と思う作業が会社にはたくさんあるからです。
僕は営業をやっていたのでよくこんな場面がありました。
おい、この資料明日の朝までにまとめくれ
はぁ…(おい、もう定時過ぎてるぞ!)
〜翌日〜
部長、何とか資料まとめました。
うん!?これ何の資料だっけ?
ユルサナイ
このように上司から言われた通りに作業していたら、いつまでたっても終わりません。
そこに気が付いた僕は
営業報告のメールとか、目標管理の資料などは過去に送ったやつをツギハギして使い回しをしてました。
新商品の研修会とか働き方改革の会議とか
全員で行く意味ないだろと思って参加した同僚に資料をもらっていました
(その後は持ち回り交代制で行ってました)
このように
上司にこれをやってくれと言われたらただ単純にこなすのではなく、
「そもそもこの作業必要か?」という視点を持ってほしいのです。
② 自分の仕事なんて他人が出来る作業にしてしまえばいい
仕事は創造的なもの!作業をしているやつは3流のダメ社員
という風潮はありますが、
後輩が成長しすぎるのが怖いとか、自分の居場所を守りたいという理由で、
自分の仕事のノウハウをひた隠しにしてしまう人ってのは少なくありません。
だがしかし、
自分で仕事を抱え込んでいると業務がブラックボックスになって周りも手伝おうにも手伝えません。
何ならこっちが早く帰ろうとすると
私はこんなに頑張っているのに…
お前は自分さえよければそれでいいのか!?
って勝手にイラつく人間もいますが、正直、馬鹿なんじゃないかなと思います。
本人は自分にしかできない仕事をしている気分になっていますが、他人に余計なタスクを発生させている時点でサラリーマンとして3流です。
正直に言って、自分にしかできない仕事なんてのは幻想です。
なぜなら、
自分にしかできない難しくて創造的な仕事だったら、一生会社休めないはずだからです。
でも現実は違います。皆さん土日休んでます。なんなら有給休暇も取得しています。
自分じゃないと成立しない仕事なんてテレビタレントくらいなもんです。
そもそも、ある程度社会人歴が長ければ(特にアラサー30代以上)になれば、自身の業務は出来て当たり前なんです。
もし会社員として成長、キャリアアップを考えるのであれば、後輩、同僚を育てる経験は必要不可欠です。
仮に5人1チームで1人が100点を叩き出したとしても他4人が50点だと
チーム全体では、計300点です。
一方、5人全員が70点の方の場合、
チーム全体では、計350点です。
上司や会社側からすれば、全体の総得点が高い後者の方が価値があるはずです。
③ 今すぐに引き継ぎ書、作業マニュアルを作って有給を取れ
マクドナルドではパンを焼く人ハンバーグを焼く人などを完全にマニュアル化しています。
極端なことを言えば、高校生でもゴールドマンサックスに居るガチエリートでも同じようにハンバーガーを作ることが出来るマニュアルなわけですが、
そんなのいち会社員が出来るの?
と言いたくなる気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
自分の仕事を作業レベルに落とし込むのなら、
今すぐに引き継ぎ書作るって有給を取るのが一番手っ取り早いですね。
というのも、
普段の業務の中で自分の作業を他人にさせるというのは中々出来ないかもしれませんが、自分が休む際には誰かが強制的にやることになります。
実際に自分が有休をとって他人が自分の引き継ぎ書を元に業務をきちんと回せていれば、作業、業務の言語化が出来ているということになります。
実験もかねて休めるので一石二鳥です。
それにマニュアルや引き継ぎ書を作っている最中に、
〇〇の部分要らなくない?
なんて発見があるかもしれませんが、それ自体が業務効率化であり立派な仕事ですよね。
ちなみに、僕が作ったものは
事務員向けの各製品の設計担当へのホットライン作り
(これで僕が居なくても機種選定出来るね!)
顧客ごとの全ての価格表
(機種選定も併せたらで見積もり代わりに作れるね!)
お客さん向けの受注窓口ダイヤルのアナウンス
(これで、いちいち僕に掛かってくる在庫確認の電話が無くなるね!)
誰にでもできる仕事になったら、自分の居場所がなくなるのでは?
と心配される方もいるかもしれませんが、
自分の代わりに出来る人がいれば早く帰れるし、有給も取りやすいです。
休みがとりやすくなったり、リフレッシュする時間もあればパフォーマンスも向上します。
そもそも、異動になったらどっちにしろ引継ぎ書を用意しないといけません。
(引継ぎが超絶いい加減な奴もいますが、僕はちゃんとしたい派です)
それに周りが活躍したとしてもあなたはクビにもならないし給料も下がりません。
何なら、逆に評価されることもあります。
というのも
年齢を重ねて出世してマネジメント職に行くなら、チーム全体の向上を図るというの必要な能力なわけですから、
であれば、早い段階から自分の仕事のノウハウなどさっさと開示して、自分と同等の仕事ができるように業務の言語化の訓練しておいた方が良いのです。
仕事が出来る人ほど、AIに仕事を奪われやすい
「作業」をやっている人間は、AIに仕事を奪われる
ここ数年で良く言われる言葉ですね。
確かにChatGPTを始めとして様々な生成AIが台頭してきていますが、
実際に使って感じたことは、
こちらがきちんと指示をしないと上手く機能しない
ということです。
計算は間違えるわ、訳の分からんことを言い出すわと、まるで要領の悪い後輩を相手にしているようで、イラっとすることも少なくありませんでした。
どのような質問や指示をすれば上手く機能するのかというのを試行錯誤しながら、だんだん回答の精度が上がってきました、
これって人を動かすのにすごく似ていて、
何でこれでわからんの?
普通、このぐらいわかるだろ
と本人の中で感覚的にやっていたことを他人にさせようとなった時に意外と伝わらなかったりするものです。
自分が仕事をこなるのが得意でもそれを人に教えるのは上手じゃないって人は少なくありません。
もちろん言われたことだけするのであれば、いつかは仕事が無くなるかもしれませんし、
AIがどこまで進化するのかわかりませんが、
仕事ができる人であっても自分の仕事を言語化できない人、個人プレーのみが得意な人はいつか限界が来ると思います。
むしろ、仕事ができる人の方が危ないのではないかとすら思ってます。
結局、自分の作業を言語化出来することからは逃げられないと感じます。
逆に能力はそこそこでもAIを上手く使って活躍が出来るのではないかと思います。
まぁ、そのころには仕事が出来る人の定義も変わってるかもしれませんが…
自分の仕事を作業に落とし込めればどこにでも転職出来る
僕はいろんな方々の >>キャリア相談 に乗らせて頂いておりますが、
仕事か作業かなんてぶっちゃけどうでもいいです。
ただ、色んな方とお話しさせて頂いて思うのは、
仕事だの作業だの悩むんだり、今のように作業ばかりしていてはAIに仕事を奪われるなんて言葉を気にしてしまう人には、
自分はこんな仕事してていいのだろうか?
このまま今の会社に居て良いのか…
という今の仕事に対する意識が根底にあると感じます。
人それぞれ置かれている状況や立場が違うので、
そんな会社辞めて転職すればいいなんてことは言えませんが、
少なくとも今回ご紹介した
・自分の仕事を作業に落とし込む
・他人でも実行できるように言語化して落とし込む
・余計な作業、タスクを削る
ということは他の会社でも応用可能なのでやってみて損はないです。
マニュアルや引き継ぎ書を作っている最中に、
〇〇の部分要らなくない?
なんて発見があるかもしれませんし、それも立派な仕事です。
また、自分の仕事を言語化出来れば面接官にも伝わりやすくなる転職しやすくなる。
つまりは、いざとなったら転職も出来るというわけですので、
まずは少しずつでもいいので試してみてほしい。