今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
面接で度々、聞かれる
「他社の選考状況」について、
御社しか受けていません。と一途アピールした方がいい!
とアドバイスする人もいれば、
正直に話したほうがいい。というアドバイスもあります。
一体どう伝えたら正解なんだ?って悩んでしまいがちですが、
ハッキリ言って
転職の面接で他社の選考状況を馬鹿正直に言うな!足元見られるぞ!
これが結論である!
・「他社の選考状況」という心理戦が怖くなくなる
・足元を見られて低い年収を提示されなくなる
・「選考が不利にならない他社の状況」が分かる
転職面接で他社の選考状況聞かれる→合格フラグ!だが足元見られるな!
僕はこれまで3回会社を退職し50社以上の面接を受けてきた経験がありますが、
面接で他社の選考状況を聞かれた時は不合格になったこともなく、必ず次のステップに進めていました。
今考えてみれば、落とそうと思っている人がどんな会社受けようが興味もないし、時間の無駄です。
つまり、
転職面接で他社の選考状況聞かれる→合格フラグ!
と言えるんですが、
だからこそ、
他社の選考状況を馬鹿正直に言ってしまったら足元見られるのである!
他社の選考状況を聞かれている=値踏みされている
冒頭でもお話したとおり、他社の選考状況を聞かれるってことは少なくとも悪い評価はされていないってことで、ありがたい話なんですが、
転職の面接で他社の選考状況を聞く面接官の心理としては
・良さげな人材だけど、よその会社からの評価が気になる
・採用人数を確保したい、内定辞退されたくない
という感じです。
ネットを見ると他社の選考状況については正直に答えるのが一番という意見が多いです。
たしかに、そういった誠実な姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、
この誠実さが面接では必ずしも評価されるとは限りません。
というのも、
持ち駒がなく「御社しか受けていません」と正直に伝えたところで、
他社を受けていないってのは誠実な印象を与えるどころか、正直嘘くさい。
ぶっちゃけ、
「他の会社を受けけたけど不採用で、他社で必要とされなかった人では?」
といいう印象が強まるだけです。
仮に一生懸命訴えかけて本当だとわかってもらえたとしても、
それはそれで、
人生の中で大事な転職先を決めるのに複数の会社を比較検討していないってのはリスク管理が出来ない人なのかってなるし、
「他に行くところがないんだろ?」と思われて低い年収を提示される可能性もある。
逆に、滑り止めの内定を持っていて第一志望の会社に馬鹿正直に伝えてしまうと
「内定辞退されるかもしれないから、せっかくだけど別の候補者にしておこう」
と、本来なら選考が通過できるスキルがあっても不合格になってしまう可能性もあります。
一般的に、二股をする男は嫌いだって女性は多いですが、
一方で、今まで彼女が出来たことがない男性だと「誠実で素敵!」ってなりません。
むしろ「女性に相手にされなかった?この人の性格は相当ヤバいの?」と少なからず、人間性を疑ってしまうのは自然なことです。
そんな乙女心のように面接官の心理というのは難しいのです。
職種で受けてて複数社で選考中→これが最適解
いろんな業界手当り次第受けているから、正直に他社の選考状況を伝えてしまうと
・面接官に軸がないって思われそう
・本命度を疑われそう
と不安に思い、どこまで伝えていいのかわからないって人は多いでしょう。
他社の選考状況を聞かれたら、
○○という職種で応募してて複数社で選考中です
これが最適解です。
というのも
いろんな業界手当り次第受けている=軸がないって見なされるのは職種が選べない就活の時だけです。
転職活動では希望の職種はあっても業界はこだわらないって人が多いですよね。
むしろ、
そもそも自分の経験や能力、希望の職種というのは変えようのない事実で、
これが自分の軸ってやつだと考えています。
もちろん、
人事と総務とか多少が違ってもわざわざ詳細に伝える必要はありませんし、全く違う職種は言わないほうがいいでしょう。
たとえ内定がなくとも、選考が進んでいるってことは、他社から一定の評価を得られている印象があることに変わりません。
また、面接を受けている会社しか進んでおらず他に持ち駒がなく、その会社が最後のチャンスであるって人であっても、
面接に呼ばれていなくても転職サイトで応募ボタンを押しただけの状態でも選考中なので、物は言いようです。
それに企業に確かめる術はないので、面接が終わった後に応募してしまえばこっちのものだし、そもそも応募する必要すらない。
ブランク期間が長いと、どこにも必要とされなかったと思われる?
そうはいっても、
次の仕事を決めずに会社を辞め無職になり、
ブランク期間が長いと、他社の選考状況が複数あるを伝えたとしても、
「そんなに長い間どこの会社にも採用されなかったのではないか」
と面接官に一蹴される可能性がありますし、実際にこのように面接官に言われたこともあります。
これに対し僕はこう答えました。
実を言うと、
僕自身も、内定を取ることに拘るあまり、希望と異なる会社を受け
内定を頂くことはできたのですが、
内定を頂いた企業には大変申し訳なかったのですが「どこでもいいから働くのは違う」と思い、辞退いたしました。
私には、
たとえ時間が掛かっても自分のやりたい仕事ができる会社を見つけたい
という思いがあり、今回、御社の面接に来ました。
物は言いようです。
受験先の企業名は言わなくていいぞ
面接官は競合他社の選考スケジュールを把握していることもありますので、
選考を優位に進めるために嘘をついたらバレます
って脅してくる人いるんですけど、
それって、開始時期が決まっている就活ならまだわかりますけど、
採用活動なんてコア中のコアなんで、
他所の会社の転職面接の選考スケジュールなんてわかるはずがありません。
僕がかつて転職活動をしていた時、
3次(最終)面接が終わりの予定でしたが、現場の人は高評価だったものの、役員にハマんなかったみたいで、追加の4次面接が行われました。
幸い内定を取ることはできましたが、
こんなの他の会社がどうやって把握するの?って感じです。
そもそも、
どこの会社を受けているのか、具体的に企業名を言えと言われたところで
こんなの答える義務はありません。
個人情報ですから、転職エージェントが勝手に伝えるなんてこともありません。
なので、
受験先の企業に会社名を教えてくれと言われても、答える必要はありません。
業界とかに留めてOKです。
というか、
採用する側だからって何でもかんでも言いなりになる必要はない。
それでもしつこく聞いてくるような会社は辞退したほうがいい
面接は発表会じゃねぇ!騙し合いのゲームだ!
ここまで、他社の選考状況についてお話してきましたが、
こんな小細工みたいなことはしたくないって思う人もいるかも知れませんが、
そもそも面接というのは、
会議や発表会などと違って事実を淡々と伝えるのではなく
いかに自分に有利な条件を引き出すかという交渉の場なんですよ
仮に企業に足元見られて本来もらえるはずの年収より50万ダウンの提示を受け、
何も知らずに入社して後から気付いて、年収50万取り戻そうとしたら何年も掛かりますからね。
そんな中で何も考えずに交渉のテーブルにつくという神経が信じられない。
実は僕は面接の最中、こっとりICレコーダーで録音して、
面接のやりとりを一言一句「えー」の相槌すら文字起こししてきました。
そして、相手に与えた情報はなにか、自分のアピールの仕方を修正した方が良い箇所はどこか、
次の選考で話す内容と以前話した内容は矛盾しないか
とか必死に考えてやっていました。
そこまで徹底してやってきたから、今があるんですね。
まさか退職理由を正直に伝えていませんよね?