「ボーナスもらってすぐ辞めるのはセコイ?」
「ボーナス前に退職はもったいない?」
「退職したい…ボーナスまで待てない!」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
先日SNSにて
「賞与をもらってから退職しよう」みたいなことを言う人が結構きらいです。
— ますもと@ブラックなヘッドハンター (@masumoto_tg) November 9, 2023
こういったツイートがありました。
正直、ん?と思う人が多いと思いますが、こういった意見があるからこそ
ボーナスもらってすぐ辞めるとケチな奴みたいに思われるかも…
というより嫌すぎて退職したい…ボーナスまで待てない…
かといってボーナスを捨てるのは嫌…貰うものは貰いたい
何かボーナスをもらわずに退職すると自分が負けた気がするし、ボーナスをもらわなかった自分が情弱みたいな気がして嫌…となってしまいます。
実際僕の元にもこういった>>相談 がよく寄せられます。
その際にお伝えしていることは
ボーナス前に退職がもったいないとは限らない
金が惜しいならもっと良い方法があるぞ
今回はその内容を解説していく
・人の目を気にせずボーナスをもらうことができる
・ボーナスをもらわなくて退職しても後悔しない
・ボーナス前に退職してもお金の不安が軽減される
ボーナス前に退職はもったいないのか?→次決まっていないなら絶対もらえ
ボーナスを受け取って退職するのか、受け取らずに退職するのか論争については
貰えるものは、貰っとけ
という意見があるように、もらえるならもらっておけばいいのです。
特に退職してから転職活動をしようと考えている人は絶対貰ってください
だがしかし、色んな方の相談に乗ってきた自分が言えることは、
必ずしも、ボーナス前に退職はもったいない!とはならない
① 次の転職先が決まっているならボーナスをもらわず、すぐ辞めるのもアリ
貰えるものは貰っておくべきという意見はありますが、
次の転職先が決まっているならボーナスをもらわず、すぐ辞めるのは全然ありです。
もちろん、
せっかくならボーナスもらって退職した方が良かったな
と思うかもしれません、
通常、内定から入社までは2~3ヵ月が一般的ですが、
ボーナス欲しさに4~5か月も待ってくれって言われたら、
内定先に「そんなには待てん、他の人にします。」となるかもしれない。
こうなってしまえば、本末転倒です。
それに新しく会社に入社して初めてボーナス支給日を迎えた時は、
支給対象期間が満たず、初回のボーナスを満額で貰うことは出来ないことが多いです。
もらえても数万円の寸志程度です。
したがって、在職中に次のボーナスまで数か月待ってから転職したところで、次の会社で貰うボーナスが減るだけなので、あまり意味がありません。
そもそも、転職するということは、ポジティブな理由であれ、ネガティブな理由であれ、
今の会社に見切りを付けて別の道でキャリアを築いていくことを決めているわけです。
そして、次の転職先がもう決まっているのであれば収入が途切れる心配もないのですから、
見切りを付けた会社で2~3ヶ月余分に粘るより、少しでも早く新しい分野に行き経験や能力を磨いた方が将来のキャリアを考えても得だと思います。
② ボーナスをもらってすぐ辞めると転職先が見つけやすい
次の仕事が決まっているなら生活費の心配がいらないので、ボーナスにそこまでこだわる人もいないと思いますが、
ボーナス前に退職はもったいないですか?
こんな質問をしてくる人のほとんどが、
・職場がブラックでまともに有給も取れず、在職中の転職活動が難しい
という感じで、次を決めずに退職せざるを得ないパターンです。
このように、
次を決めずに退職する場合は、ボーナスをもらって辞めるべきです。
中には、
失業保険があるから大丈夫だ!
人生の時間の方が価値がある
なんて言う人が居ますが、
退職後には
といった支払いが発生します。
自己都合退職だと3か月の待機期間もありますから、その間の生活費も掛かります。
とてもじゃないですが、基本給の6割×3か月分の失業保険なんてすぐに消えていきます。
貯金が有り余る程ある人なら別ですが、無職になるのならよほどの事情が無い限りボーナスを貰ってから退職した方がベストです。
また、退職してから転職活動するなら、ボーナスをもらってすぐ辞めるのがベストとお伝えしたのは
単純にお金の不安があるからって理由だけではありません。
ボーナスをもらってすぐ辞めると転職先が見つけやすいという側面もあるからです。
求人が集中する時期ってのは10月入社に向けた7,8,9月と4月入社に向けた1,2,3月になります。
特に4月入社に向けた1,2,3月が一番多いです。
こういった求人が集中する時期に自分に合う転職先を見つけるかってのが大事です。
逆にこの時期でなければ、いい求人があれば応募しつつ応募書類の作成や情報収集を行い、
6~7月末もしくは12月末まで籍を残し、
退職して身軽な状態で7~9月もしくは1~3月に転職活動を集中して行うってのが理想的です。
となると、必然的にボーナス時期(夏は6~7月、冬は12月)のいずれかまで在籍することになるわけです。
ただ、求人が集中する時期とはいえ転職先が決まるという保証はありませんから、退職後のお金がたくさんあることに越したことはありません。
③ ボーナスもらってすぐ辞める=ケチでセコイ人ではない
「賞与をもらってから退職しよう」みたいなことを言う人が結構きらいです。
— ますもと@ブラックなヘッドハンター (@masumoto_tg) November 9, 2023
このようにボーナス貰ってから辞める人に対して否定派の中には
ボーナスもらってすぐ辞める=ケチでセコイ人と思っている人もいます。
ただ、
退職したくなるような会社に言われたくない
どうせ辞めるのに遠慮なんかしていられるか?
というのが殆どの人の感想でしょう。これ以上言うことは無いのですが、
潔くきっぱり辞めるのに憧れてしまう自分もいる…
このように完全に振り切れず、悩む人もいます。
僕はそういった相談者に対して、
仮にあなたの同僚から数十万お金貸してと言われた時、
「貸さないことによって相手から嫌な印象を持たれたくない」
という理由で貸しますか?
と聞いたところ、
貸すわけありませんし、良い顔するために数十万円失うなんて…
と答えていました。当然、誰しもこう答えるはずです。
それなら、周りの目を気にしてボーナスをもらわないことも一緒ですよね。
また、ボーナスをもらうためには判定日までに会社に籍がないといけませんが、
これを言い換えれば
少なくともボーナスを貰える=その分ちゃんと働いた証拠
ってことなので、ボーナスもらってすぐ辞める=ケチでセコイ人なんかではないのです。
次決まっていないけど、どうしても退職をボーナスまで待てない人へ
・次の仕事を来てた方が良いのはわかるけど、今の仕事が嫌すぎる
・次のボーナスまで待てない…
・ボーナスとか要らないから一刻も早く辞めたい
こういった人もいると思います。
こういった人に対して、
ボーナスより人生の時間も大事!
今日が人生で一番若い日!
とおっしゃる人が居ます。
確かにあまりにもブラックな仕事であれば、心身壊す前にさっさと退職してしまうというのも一つの選択だと思います。
だがしかし、僕は在職中の転職活動を断念して、退職してから1年以上仕事が決まらなかった経験があります。
収入がない状態で、みるみる貯金が減っていくというのは想像以上にキツく、ブラック企業の求人ですら魅力的に見えてしまったことがあり、心身共に健全とは言えない状態でした。
そのため、退職後のお金のリスクを無視して、
ボーナスをもらって辞めるより大事なことがある!人生を謳歌しよう!
とアドバイスするのは無責任だと思うわけです。
転職相談にて
借り上げ社宅で会社辞めると退去しないといけないのですがどうしたらいいですか?
といった退職後の生活の目途についての相談をよく寄せられます。
そういったことについて別記事で解説しておりますので。
・次が決まっていないけど、どうしても会社を辞めたい
・退職をボーナスまで待てない!
・そもそもボーナスも貯金もほとんどない
もしあなたがそういった状況であれば参考になるはずです↓