俺が銀行員時代にやらかした重大なミス→人をぶっ〇した話

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先日、銀行員時代の同期とばったり遭遇して、その時の話で同期に言われるまですっかり忘れていた話で、僕が銀行員時代にガチでやらかした話について語ろうと思う。

僕が銀行で働いているときに新人は電話を取らされていましたが、

ある日

ハマジ・マサヒコの弟なんですが、本人が亡くなりましてそちらの当座預金の手続きとかってどうしたらいいんですか?

というかなり重たい内容の電話が掛かってきました。

正直、新人の僕には手に余る案件だったので、

とりあえず折り返しの電話をするので、携帯電話の番号を聞いて切りました。

しかし、

銀行では、電話を受けた人間が担当するというクソルールがありまして、ましてや僕は新人でした。

上司や先輩に聞いても

お前やっとけよ、規程集(マニュアル)あるだろ!

と一蹴されてしまいました。

銀行内では指名のフリガナで、全顧客を検索することが出来て、

検索すると名前が出てこず、あいまい検索すると

ハマチ・マサヒコという当座預金をもっている人が他の支店の預金者にいました。

当座預金っていうのは、会社とか個人事業主とか審査を通った人じゃないと保有できない法人口座なので、個人名義で当座預金口座を持っている人は限られます。

なので、

ハマジじゃなくてハマチって聞き間違えたのか!当座預金を個人名義で持っているし!

と思って、別の支店の預金者だったので、

別支店の人にやってもらえばええやん?ラッキー!

と思い、

諸々対応お願いします。(後は任せたぜ!)

とその支店の人に電話をしました。

すると数分経ってから、その支店のおばさんから

死亡設定は電話受け付けた支店で出来ますんで!

今回は特別に、特別にこちらで対応しましたけど、次からはちゃんとしてくださいね!

と言われました。

※ちなみに死亡設定とは、預金者が死亡した場合、遺産相続が完了していないのに、遺族が勝手に預金を引き出すのを防ぐために口座を全て凍結することです。

特別って2回言う必要あったか?感じ悪いなこのおばさん!

銀行員あるあるなんですけど、

他の支店の預金者に手を出すなんて越権行為だ!

と言ってきます。

にもかかわらず、面倒な案件の時だけこっちでやれとか言ってんじゃねぇよw

っていうのがあったので、

たった数分間で遺族との事実確認ができたのか…?

という違和感はイライラのせいで華麗にスルーされていきました。

目次

各支店を巻き込む大騒動になる

しばらくして、

上司が無茶苦茶ブチ切れて、僕のところにやってきました。

死亡設定をしたの人、死んでいなかったのです。

というのも、

僕は別支店の人がお客さん(の遺族)に電話をして確認を取ってから死亡設定するものだと思っていたのですが、

その支店は僕からの連絡で死亡設定をして、事後確認で連絡をしたところ、

普通に本人が電話に出てきた!ということなんですね。

その人の個人口座だけでなく、事業用の当座用金口座も全て凍結してしまったわけですから、企業の心臓が止まっているようなものです。

しかも、

その人はその支店の結構なお得意様らしく、向こうの支店長が菓子折りをもって謝りに行く事態にまで発展したそうなんですね。

銀行内部としても、相当なペナルティを課されるらしいのですが、

僕はただそういう電話があったという連絡をその支店にしただけで、

実際に死亡設定をしたのは僕じゃなくて、その支店のおばさんなので、

新人からの電話で、自分たちで確認もせずに、死亡設定をしたおばさんの支店が悪いってことになりました。

ちなみにこの事務ミスは相当ペナルティが重く、中々のオペリスクらしいです。

とはいえ、

当の本人の僕はものすごく申し訳なさそうにしていましたが、オペリスク報告書を書く必要もなく全くノーダメなので、いい歳した大人たちがすごく慌てているなとしか思っていませんでした。

でも、流石に迷惑をかけたので、

別支店のおばさんに一応電話で謝っておこうと思い、

電話してかなり怒鳴られるかと思ったら、

…ホントに…次からは気を付けてください…

とさっきまでイキってたおばさんが、めっちゃ憔悴していたのを覚えています。

謝罪の電話する前はめちゃくちゃ上から目線でイキられていたこともあって、ぶっちゃけ心の一部で、「はい、ザマぁww」という気持ちはありましたが、

おばさんの憔悴っぷりを感じると、なんか悪いことしたなって思いました。

ちなみに電話してきたハマキ マサヒコの弟と名乗る男から、折り返しの電話番号も聞いていて、その支店にも伝えていたのですが、

かけてみると全く違う人の携帯で、銀行に登録しているハマチ・マサルの自宅電話にかけたら本人が出て、間違って死亡設定した事実が判明したそうです。

そして、僕がこっちから折り返しますと言っていまったにもかかわらず、

ハマキ・マサヒコの弟と名乗る男から催促どころか、二度と電話が掛かってくることはありませんでした。

本当にオバケだったんじゃないか?って今でも思います。

失敗なんてあなたが思っているほど、大したことないです

僕自身は正直ノーダメとはいえ、流石にテヘペロ的な態度を取るとマズいので、僕はものすごく申し訳なさそうにしていました。

新人ということもあり、定時で帰れと言われ申し訳なさそうに帰ろうとすると、

いつもはパワハラしてくる上司が

こういう修羅場をくぐって一人前の銀行員になっていくものさ…

とフォローをしてくれるレベルでした。※この数年後、僕は銀行を辞めますw

そしてその足で、友達と焼肉→温泉に行くというアフター5を満喫していたところ、

女性の先輩からこのままだと僕がメンタルやられて銀行に来れなくなると思ったのか、

周りは全然気にしていないから、ALLOUT君も気にしちゃダメだよ!

というフォローのLINEが入りました。※この数年後、僕は銀行を辞めますw

ここまでで、僕のことをヤバいヤツと思われるかもしれません。

というのも、

僕レベルのヤバイ失敗を経験している人は中々いないんじゃないでしょうか?

しかし、こんな失敗をやらかした僕ですら今でも普通に生きていますし、

つい最近まで、銀行員時代の同期に言われるまですっかり忘れてたくらいです。

だから、

仕事での失敗なんて周りが騒いだり心配するほどヤバくないし、

よほどの重犯罪を犯さない限り、再起は可能なんですね。

つまり、失敗なんてあなたが思っているほど別に、大したことないってことです。

ちなみに銀行の当時のことを思い出して、銀行を辞めて本当に良かったと改めて思いました。

>>銀行員を辞めるのはもったいない?辞めてよかったことしかないぞ!

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