「銀行員は使えないから転職出来ない?」
「銀行の経験なんて使い物にならない?」
「銀行員を辞めたいけど強みが無」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
銀行の業務はガラパゴスだから、
・銀行のスキルなんて他の会社では使い物にならない
・銀行員はつぶしが効かない
・出向してきた銀行OBがマジで使えない
なんてよく言われます。
そういった通説があるからこそ銀行を辞めたくても、どこにも雇ってもらえないのではないかと不安になって怖くて転職に踏み切れない人が多いのではないでしょうか。
僕もその一人でした。
その後、地方銀行の行員を2年で辞めて、亡命するように転職したわけですが、
そんな身から言えることは、
・銀行員は転職先でも十分通用する
・使えないどころか圧倒的な強みがある
これは数年たった今でも思います。
今回は、かつての俺と同じ悩みを持つ銀行員を救いたい
・嫌な銀行を辞められる
・本当の意味での市場価値がわかる
・転職活動にビビらなくなる
使えないから転職は難しい?強みが無い銀行員を救いたい
銀行のスキルや知識はガラパゴスな物が多く、
・一線、二線端末の操作
・膨大な書類をレ点チェックまで漏らさずに書類を記入してもらうノウハウ
・証券外務員や銀行業務検定などの資格
なんてのは証券会社や保険会社などの金融業ならともかく、以外の会社では使い物にならないスキルです。
このような銀行の知識ってのは銀行以外では全く役に立ちません
だがしかし、銀行員の価値はそこではない。
ここでは実際に転職した元行員の俺が、銀行員の本当の強みについてマジレスしていく。
①銀行員=身元がしっかりしている人→信用は財産
銀行に入行するとき、身内に身元保証人になってもらった経験をされたことでしょう。
それだけ銀行は応募者の身元確認を徹底しているわけですが、
銀行に限らず企業は良い人材を採用する以上に、やばい危険人物を採用しないことを重視します。
コンプライアンスが厳しくなった昨今は特にその傾向が強いです。
少しでも怪しいと思われてしまえばまともな企業は敬遠します。
だがしかし、
個人情報の取り扱いも厳しくなってきているので、おいそれと身元保証人を要求するのも難しくなってきています。
そのため、身元保証人まで用意させる会社は非常に少なく、金融や公務員・警備会社くらいです。
応募者のことをチェックすると言っても、せいぜいSNSで変な発言をしていないかを調べるくらいですが、顔出しの実名アカウントでSNSをやっている人は少ないです。
そういった状況の中、
元銀行員であるということは、身元がしっかりしていることを前職の銀行が保証してくれるわけで、応募先企業からすると不安要素を1つ解消されるわけです。
もちろん、採用されるかどうかは能力や経験があるかどうかですが、
身元がしっかりしているというのはアドバンテージであり、面接での発言や職務経歴書の内容も信用してもらいやすいです。
SNSの認証バッジ(公式マーク)に価値があるように、身元がしっかりしているというのは財産です。
口が堅い、仕事を持ち帰らない、個人情報漏洩のリスクがほぼない
銀行員の場合、個人情報漏洩防止の観点から、仕事を持ち帰ることは許されません。
というか全部金庫に入れてから帰らないといけないので、物理的に仕事を持ち帰えれません。
僕は新人の頃、家で勉強しようと規定集をコピーしたものを持って帰ろうとして怒られた経験があります。
そのぐらい徹底しているので、普通の会社員より個人情報漏洩に対して相当意識が高いです。
2022年の6月に尼崎市から委託を受けた業者が全市民46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーをもったまま、同僚ら飲食店で酒を飲み、その後、USBメモリーが入った鞄ごと紛失していました。
流石に銀行員でなくともここまでの間抜けはそうそういないでしょうが、
銀行経験者から見ると、普通の会社員は脇が甘すぎると思うことが多いです。
僕が銀行からメーカーに転職した時、
普通に仕事を家に持って帰っている人とかいましたし、
飲み会の時に、会社名が書いてあるネックストラップを付けたまんまで、一瞬でどこの社員かわかる状態の人もいました。
どこで誰が聞いているのかわからないのに、イニシャルや隠語も使わず普通に仕事の話をするという感じで
正直、イカれてんのか?と思った経験があります。
と思う方もいるかもしれませんが、これでも東証一部上場企業のメーカーでしたw
また、辞めてから数年経ちますが、最近だとリモートワークも主流になり気分転換でカフェに行って、フリーWi-FiでVPNも使わず仕事をしている人も多いです…
情報漏洩なんて聞くと某国のスパイが秘密裏に接近してきて…ってイメージをしてきたものですが、
「こうやって情報はもれるんだなぁ…」と思ったものです。
東証一部の大企業であっても従業員のコンプラ意識を根付かせるのに難儀しているわけですから、
その心配が要らない元行員というのは、それだけで貴重な存在だと言えます。
③大金を見ても心が揺るがない、金の扱いに慣れている
うぉぉぉぉぉぉ!
とテンションが上がったものですが、慣れてくると何の感情も湧かなくなります。
ATMの補充のために3千万円渡されても、心を無にしてコピー用紙を補充する感覚でお金を補充します。
ジャムったら嫌だなとしか思わん
そして、渉外の時にお金を預かった時は寄り道せずに帰るようにしていたので、
サボれねぇだろ!振り込みにしろよ!
という感じで、むしろ面倒くさい代物みたいな感じで扱っていました。
だがしかし、大金に慣れていない人の中には、見慣れない大金を目の前にして良からぬことを考えてしまう輩がいるものです。
2022年4月山口県阿武町阿武町で4630万円の誤入金が発生し、受け取った人間が返さずにネットカジノにぶち込み逮捕されました。
この例は極端かもしれませんが、
飲み会や社員旅行などの集めた会費を使い込んでしまう人間もいるでしょうし、
お金に限らず販促用のクオカードといった金券を自分の懐に入れて処分される人間もいます。
仮に、不正をするつもりが無くともお金を持ったまま飲み屋に行き、置き引きに遭ったり紛失してしまうなど、大金の扱い方が下手な会社員は少なくありません。
大金を見ても心が揺るがない且つお金の扱いに慣れているのは経理などの専門職か金融機関や警備会社出身か、実家が商売をやっている人くらいなものです。
もちろん、 横領をやらかす銀行員もいますから絶対ではないけど、
少なくとも一般の基準よりは高いリテラシーを持っている、そのように考えている面接官がいるのは間違いないです。
ただ、そこを買われすぎて転職した後に飲み会や社員旅行の会費を管理する係に任命されやすいというデメリットがあります。
コロナの影響で飲み会や社員旅行自体は減っていったのが唯一の救いです。
④どんな仕事でも銀行に比べたらまだマシと思えるメンタル
僕が考える元銀行員の最大の強みは
どんな仕事も銀行に比べたらまだマシと思えるメンタル
これに尽きます。
転職した先の会社でも嫌なことはありましたし、結果的にはさらに転職することもありましたが、
確実に言えることはどの職場も銀行よりはマシで
同僚の愚痴を聞いているときに
こいつらは本当の地獄を知らない
と思うシーンもたくさんありました。
今でも一番最悪な職場は銀行でしたし、
人生で嫌いな人間トップ10は銀行員時代の上司や先輩で
あの時から10年経ちますがこの記録は未だに破られていません。
銀行という地獄を味わったのであれば、
新しい職場で多少嫌なことがあっても銀行よりはマシだと思って続けられるでしょうし、仮に転職先がはずれだったとしてもまた探せばいい
強みがあるとはいえ、早めに抜け出さないと本当に使えない銀行員になる
強みと聞くと能力やスキルなど、どうしてもオフェンス的なことばかりに注目してしまいますが、
実際に会社員として大事なのは、いかにやらかさないかというディフェンス的な要素だと思います。
どんなに良い成績でも不正をしてしまえばかばってくれませんし、
人事評価がいくら良くても、やらかしてしまえばは出世コースから外されてしまいます。
実際、
攻撃は最大の防御や!
というノリで、売り上げ至上主義に走りすぎて自滅していった人も多く見てきました。
そのため、
・銀行員は転職先でも十分通用する
・使えないどころか圧倒的な強みがある
これは数年たった今でも思っています。
そうなると、
そんな強みがあるのなら今焦って転職する必要はないな
と思う人もいるかもしれません。
だがしかし、
いくら強みがあると言っても、早めに抜け出さないと転職そのものが難しくなります。
そして、40代50代になると出向を言い渡されて意にそぐわない転職(転籍)をさせられます。
長年銀行に居続けたあまり、出向先でも銀行のやり方に固執してしまえば、使えない元銀行員のできあがりです。
銀行員にも戻れず、新しい会社の一員にもなりきれぬ、哀れで醜い、可哀そうな子になってしまいます。
だがしかし、転職したいなら早めに転職した方がいいと言っても、
何で銀行を辞めたの?何かやらかしたの?って聞かれるのがつらい
あなたはたまたま運良く転職できただけじゃないの?
と考える方もいらっしゃるでしょう。
そういった方に向けて
僕自身の実際に銀行から転職を成功させた時の職務経歴書を公開しています。
24歳~25歳当時に作成したもので、恐らくこの記事を読んくださっている方も同じくらいの年代だと思いますから、
これほど説得力があるノウハウ・コンテンツはないでしょう。
詳しくは下のリンクから↓