今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
MOS
(Microsoft Office Specialist マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、
Word、Excel、PowerPoint、outlook、Access
など「マイクロソフトOffice(オフィス)」の各ソフトの操作スキルを証明する民間資格
就職活動や転職活動で、
どの会社でもパソコンを使わない仕事は無いから汎用性があると思って、
天下のマイクロソフトの公認の資格であるMOSを取得してPCスキルをアピールする人は非常に多いです。
しかし、
「MOSレベルでドヤ顔っすか?w」と言われそうで履歴書の資格欄に記載するのが恥ずかしいと感じる人もいるそうです。
僕はこれまで転職やキャリアについて、
PCスキルの資格取得を頑張って転職を成功させたいという人達と面談をしてきた中で、
既にMOSを取得しているのであれば履歴書に書いても良いけど、
転職するために時間とお金を掛けてMOSを新たに取得する必要はない
というのが僕の結論です。
・無駄な努力と高い検定料を払わずに済む
・とりあえず資格取得という思考停止にならなくなる
・自分にとって本当に価値のある経験が積める
MOSを履歴書の資格欄に書くのが恥ずかしいと思われてるくらい役に立たない

MOSを取得するためには何万円もの検定料を支払う必要があります。
しかし、
大金を払って勉強した取得したのにもかかわらず、
恥ずかしいと考える人が多いのは、
取得した本人ですらレベルも価値も低い資格と自覚しているからです。
① MOSを持っている=私は原始人じゃありません、の証明に過ぎない
MicrosoftOfficeは多くの会社で使われるので、
MOSを取得していれば幅広いOfficeの基礎スキルを身につけることが出来る
というのが資格スクールのセールストークですが、
しかし、
今や小学校からタブレットを使う時代です。
なのに社会人で、
「Word-ワード」「Excel-エクセル」「PowerPoint-パワーポイント」
などのソフトの基本操作ができない人なんていますかね?
PCの基本操作が出来ない人なんてとか古代から蘇った原始人くらいなものです。
それなのに
転職が難しいからといって、頑張ってMOSの資格を取得しました!と言われたところで、
私は原始人じゃありません!とアピールにしかなりません。
面接官「MOSを持ってるだと!?即戦力として期待!」って絶対なりません。
こんなこと言うと、
そんなことはない!MOSは立派なPCスキルなんだ!
と反論したくなる人もいるでしょう。
じゃあ、MOSを取得したからといって、
VBA(マクロを組み上げる等)が出来るかと言われれば、
そういった高レベルのことは出来ません。
※MOSの上位資格にVBAエキスパートというのもあり、これも高額ですw
あくまでMOSは基礎的なスキルなんで、
水戸黄門の印籠のように効力を発揮するものではないのです。
PCスキルをアピールすれば
未経験でも事務職になれるはずだと思いMOSや訳の分からんパソコン検定の資格を取得したがる人は多いです
ただ、過去に事務職を経験した人間から言わせると
事務職って高いパソコンスキルなんて必要ありませんよ
だから、
PCスキルをアピールするだけでは採用されない— ALLOUT@営業職からの脱出 (@alllout_com) June 29, 2020
③ 受験料が馬鹿高い。更新費用も馬鹿高い
MOS(Microsoft Office Specialist マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、
Word、Excel、PowerPoint、outlook、Access
各ソフトごとに検定試験があります。
仮にWord、Excel、PowerPoint、outlook、Accessの5つ全てを取得しようとすると
受験料だけで5万円以上掛かります。
さらに対策講座を受講するとなると、
トータルで13万円以上掛かります。
さらにこれで終わりではありません。
MicrosoftOfficeのソフトは
2010→2013→2016→2019
という風にバージョンアップしていきます。
過去にMOSを取得したとしても、
MOS 2003を取得しています。とアピールしたところで、
古すぎて今PCスキルがあるという保証はありませんので、アピールになりません。
今現在はOffice2019が最新ですが、
数年も経てばその資格の価値は劣化していくのです。
ですので、
MOSの資格でアピールをしようとすると
こうしたバージョンアップの度に
高額な受験料や講座代を支払って、試験を受け続ける必要がありますが、
そこまで大金を払う価値は無いです。
なので、
こういう事情を知っている人からすると、MOSを持ってますと言われると
(この人、騙されやすい人なのかな?ビジネスを理解していないのでは?)と思われる。
これも、MOSを履歴書の資格欄に書くのが恥ずかしいと言われる要素でもあります。
③ MOSを取得しなければ、履歴書にPCスキルをアピールしてはいけないなんて法律なんて無い
これだけPCが普及した時代に
ぶっちゃけMOSを取得しようと考える人で、PCを全く分からないって人はほとんどいません。
どちらかと言うと
WordやExcel、PowerPointなど基本的なことは出来るけど、
それを証明するものが無いので、
履歴書に基本操作ができると証明するためにMOSの資格を取得しようと考える人は多いです。
しかし、
そもそもスキルがあるのならMOSをわざわざ取得する必要は無い
PCスキルをピールするなら、
Word:図表作成・案内状、社内文書の作成
Excel:四則演算・ピボットテーブル・関数を使った表やグラフ、統計の作成
PowerPoint:アニメーション等を挿入したプレゼンテーション・会議資料の作成
って感じで履歴書に書けばいいのです。
「もしそれで採用されてしまったらどうするんだ?」
ってなるかもしれませんが、
仮にピボットテーブルやVLOOKUPが分からなくても
Google先生に聞けば、
定価2000円以上するMOSの参考書よりわかりやすい解説が2秒で出てきます。
なので
実際に仕事を始める前や仕事で必要になった時にググりながら覚えていけば良い。
そっちの方が間違いなく実践的に使えて記憶にも定着します。
逆を言えばMOSの資格なんてその程度のものなんですよね。
さらにPCスキルをアピールしたいのであれば
履歴書そのものをPC作ればいい
MOS取得って記載してるのに、履歴書は手書き人って結構多いです。
おい!PCスキルはどこに行った?wって感じです。
>>履歴書の手書きはくだらないので、PC作成したら転職が成功した話
簡単に取得できる資格に価値は無い

それぞれ言い分もあるでしょうが、
MOSは、ぶっちゃけ金さえ払えば取得できる資格です。
僕はこれまで転職やキャリアについて面談などで、
MOSに限らず、日商PC検定、ITパスポートなど
PCスキルの資格取得を頑張って転職を成功させたいという人達をたくさん見てきましたが、
なんでその資格を取るのかって聞いても、
「◯◯の仕事をするのに必要になるから」
って明確な答えが返ってくる人は、10人に1人もいませんでした。
どうもこういうPCスキル系の資格を取りたがる人って、
資格を取って転職を有利にしたいけど、
弁護士や、税理士、公認会計士みたいな
1000時間以上の猛勉強が必要な難しい資格は嫌だ
ってのが根底にあります。
難関資格に比べて、PCスキル系の資格はどう考えても簡単です。
PCスキルだと手っ取り早く汎用性もあるからという理由で資格を取る人がほとんどです。
その中でもMOSは世界的に有名なマイクロソフト社が公認している資格ということもあって、PCスキル系の資格の中でも特に人気です。
しかし、大金を払って数カ月も勉強する価値はMOSにはありません。
資格を取らないより取った方が良いじゃないかという気持ちはわからなくもないですが、
せっかくMOSを取得しても、思ったよりアピール材料にならず転職活動で苦戦している人は少なくありません。
そんなことに時間や労力、お金を使うより、
職務経歴書の完成度を高めて自分の実績や経験を魅力的に語れるように時間と労力を使った方が、はるかに良い転職が出来ますよ。
というのも僕自身、いろんな方の転職相談や応募書類の添削をしているのですが、
それなりのキャリアの方でもテキトーな書類の人が結構多いです。
僕は以前に人事(採用担当)の人の職務経歴書を添削したことがありますが、
面接官をやっていた人ですら、この程度?と驚愕した経験があります。
>>無職から内定へ!同志社大卒・第二新卒の人事女性の職務経歴書を添削
そのため、今のうちから準備を進めておくことで、いざ転職するとなった場合は有利に進めることができます。
ちなみに応募書類を作る際に、これまで僕が添削した職務経歴書を参考にしていただいても構いませんし、
これまでの職務経歴書の添削のノウハウをまとめたものをnoteにしたものもありますので、そちらも使って頂ければ、よりよい応募書類が作れるはずです。
詳しい内容は下のリンクから↓