今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
就活や転職で頭を悩ませる志望動機
そんな志望動機の頼みの綱として選ばれがちなのが、
「企業理念」や「経営理念」です。
企業のホームページや会社説明会で配られたパンフレットなどで、
その会社の企業理念や経営理念を見聞きして
共感したり感銘を受けたから応募した
自分の考えと企業理念が一致した!これは運命だ!
となる人もいるでしょう。
しかし、
志望動機で「企業理念に共感した」は御社に興味ありませんと一緒だ!
なぜならば、
志望動機がショボいのは、企業理念がショボいからだ!!
・志望動機で爆死せずに済む
・抽象的な経営理念に無理くり共感せずに済む
・志望動機で悩む時間が半分になる
企業理念がショボいから、志望動機もショボくなる
企業理念とは、会社としての考えや行動規範のこと。
言い換えるなら
この企業は、何のために存在しているのか?
そして、経営理念とは
何のためにそのビジネスをするのか?
ってことです。
だからこそ、
書類選考や面接において
「志望動機は企業(経営)理念に共感した」
と伝える人は多くいます。
しかし、
企業理念へ共感する志望動機は、
控え目に言って薄っぺらい、面接官に刺さらない。
なぜならば、
企業理念がショボいから、志望動機もショボくなる
① そもそも適当な企業理念が多すぎる
企業研究のために求人票や企業のホームページを見ると
お客様のありがとうのために
製品を通して笑顔を届ける
などといった企業理念がたくさんあります。
僕は就活をしていた時から
企業理念を元に志望動機を作るとか、
作者の気持ちを考えろ的な国語の問題より難しいぞ!
ってずっと思っていました。
ここで皆さんに質問です。
「協創によるイノベーション」を加速させ、
次なる時代を切りひらきます。
この企業理念だけ見て、どこの会社かわかりますか?
正直、なんの業界かすらわかりませんよね。
正解は…
日立製作所です。
日本を代表するようなメーカーですらこのレベルなんですよ。
こういう抽象的な企業理念が多く…ていうかほとんどです。
この企業は、何のために存在しているのか?
なぜそのビジネスをするのか?
の答えになっていません。
こんな企業理念に共感したと言われても、
お…おう
としか言われないでしょう。
お祈りコース確定です。
② 企業理念は従業員にすら浸透していない
企業理念の共感する志望動機が良くないというよりは
企業理念がショボいから志望動機もショボくなる。
企業理念がショボいのに、それに共感したと言われても、
面接官に刺さらないのは必然です。
じゃあ、
ホームページとか会社説明会で企業理念をドヤ顔で語るなよ!
って思うでしょう。
そうは言っても伝わらないものは伝わりません。
なぜなら、
企業理念は従業員にすら浸透していないからだ!
下記のグラフは
「企業理念が浸透している?」というアンケートの調査結果なのですが…
出典:HRpro「企業理念浸透に関するアンケート調査」結果報告
半分以上が浸透していないと回答!
抽象的な企業理念なんだから、そりゃそうだろって話ですね。
僕は就活や2回の転職活動で50社以上の面接を受けましたが、
その際の逆質問で、
仕事で大切のことは何ですか?
と面接官に聞きまくったら、
ホームページに書いてある企業理念と全然関係ない答えばかりでした。
採用活動をする人事ですらこのレベル
つまり、
社員は理念のことを考えて仕事しているわけではない
ってこと。
ぶっちゃけ企業理念なんて、誰にでも当てはまるように抽象化された「当たり前」の言葉、
みんなに伝えようとする言葉は誰にも伝わらない
面接官の「最後に何か質問はありますか?」が困る人へ↓
志望動機で「企業理念に共感した」は御社に興味ありませんと一緒だ!
当たり前のことに共感することは誰にだってできます。
それなのに、
応募する会社の社員ですら興味が無い企業理念を
面接でドヤ顔で面接官に語るのは
御社に興味ありませんとドヤ顔で話しているのと一緒だ!
大切なのは企業理念に共感することでは無くて
入社できたらどのように働きたいか
仕事でどのように貢献できるのか
です。
もちろん、僕も会社の企業理念は一応見ます。
ただ、企業理念を見て、
明らかにおかしいとか、
宗教臭くて何か気持ち悪いなと思ったら応募しない
本当にその程度の使い方しかしていません。
中には、
「弊社の企業理念についてどうお考えですか?」
と応募者は企業理念を知ってて当然みたいな面接官もいます。
だからこそ、
企業理念や経営理念を念仏のように唱えたり、
写経のように書きまくって必死で覚えようとする学生もいます。
ですが、
そんなこと言ってくるのはクソ会社なので僕は3秒で帰ります。
ハッキリって
企業理念や経営理念を必死で暗記する暇あったら、
・この会社の抱える問題は何だろうか?
・私の経験で活かせることはできないか?
と悩み考え抜くべきです。
企業が求めているのは
企業理念にインスパイアされることではなく、
仕事で貢献してくれることです。
今まで50社以上の面接を受けてきた経験や志望動機の添削ノウハウをまとめたものをnoteにしました。
詳しい内容は下のリンクで解説しています。