「夜勤は身体を壊しやすい?」
「夜中だから忙しくないし楽そう」
「夜勤手当や深夜割増賃金が良さげ?」
今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。
こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。
2chとかでブラック企業に疲弊した人が、
ビルメンのワイ、楽すぎてもう夜勤以外の仕事ができない模様
って紹介しているスレッドをよく見かけます。
僕も職業柄色んな会社の求人を見てると、
警備員とか夜勤とか交代勤務がある仕事って結構多く、
僕自身も過去に、転職活動の資金稼ぎのためにセブンイレブンで深夜勤務をしていた時期もありますし、メーカーの法人営業として夜中の現場に入っていたこともあります。
そんな立場から夜勤について言えることは、
夜勤はすべてがおかしくなる。君が想像しているより遥かにきつい
これに尽きる。
・甘い言葉に騙されて夜勤を始めなくて済む
・きつい夜勤の仕事を辞められる
・夜勤=そんなに大変じゃないという幻想から目が覚める
夜勤はすべてがおかしくなる。君が想像しているより遥かにきつい
面倒くさい職場の人間関係やクソ客への対応など日頃の仕事がキツければキツイほど、
夜中だからクソ客を含め一般人は寝ているのでそこまで忙しくなさそうです。
それに、夜勤手当や深夜割増賃金などもあります。
そのため、昼間の仕事に比べて仕事は楽なのに時給も高いから得と思ってしまうのも無理はありません。
しかし、もしこの記事を読むまで少しでもそういう気持ちがあったなら、
マジで考え直したほうがいい。
「何かを得るためには同等の代価が必要になる」という言葉があるように、
昼間の仕事に比べて仕事は楽なのに時給も高いのには、それ相応の理由があるわけです。
① 生活リズムがおかしくなって慢性的な寝不足になる
僕は次の仕事を決めずに銀行を辞めて、無職になり、転職活動を続けていたのですが、
転職活動の交通費や社会保険料の支払い問題に直面して、
・日中は忙しそう
・地元の知り合いに会いたくない
・深夜なので時給が良い
・転職活動のためにシフトの融通が利く
といった理由から、夜10時から翌朝6時までのセブンイレブンでコンビニの深夜バイトをすることにしました。
しかし、実際に働いてみると思った以上に体への負担がエグかったです。
というのも、
仕事内容自体は思ってた通り大したことなかったのですが、
夜勤を終えても交感神経が活発になっているのか一種のハイな状態になっていて、布団に入っても中々寝付けません。
それにカーテンを閉め切って、アイマスクして寝ていましたが、それでも日光が眩しすぎて無理やり起こされてる感があるんですね。
とはいっても、
労働で疲れてはいるので、日中8時間がっつり寝ているはずなんですが、どうしても眠りが浅く、通常の8時間睡眠のようにスッキリしません。
そして、常に寝不足のような憂鬱な状態で深夜バイトに行く…
という悪循環に陥っていましたが、
そもそも、人間は昼行性(ちゅうこうせい)の動物で、
「日の出と共に起き、日没と共に眠る」ように設計されています。
人間の体は夜勤をするために設計されていません。
そのため、日中にいくら十分寝ていても、暗くなると眠くなるものなんですね。
当時は20代前半で若かったので気合いで何とか出来ていた感はありますが、
・年齢を重ねるようになったら夜勤なんて絶対無理だな…
・無職だからって夜勤の仕事は絶対に選んじゃダメだ!
って心に誓いました。
② 何とも言えない孤独感、虚無感に襲われる
僕は無職だとマウント取られそうで嫌なので、
知り合いに会いたくないという理由で、コンビニの深夜のアルバイトを選びました。
九州の田舎なので最初は遭遇してしまわないかドキドキしていたのですが、
当然、深夜なので銀行の上司や同僚どころか知り合いに誰一人会いませんでした。
そりゃそうですよね。みんな日中に仕事してて、こっちは昼夜逆転生活をおくっているわけですから。
しかし、これには弊害もあって、
仲が良い友人とも時間がズレてしまう生活を送っているので、
一緒に遊びに行ったり直接話して相談することも中々難しくなります。
また自分で夜勤を選んでおいて言うのは何ですが、
夜勤明けは帰宅が早朝になるので、通学や出勤する人たちとすれ違う時、
自分は社会のはみ出しものになったような気がして、何とも言えない寂しい気持ちになります。
それに、日中にやっているワイドショーなんかも芸能人の不倫や熱愛報道ばかりで、テレビを見る事も無くなりました。
そうしてだんだんと世の中の事がどうでもよくなり、世の中から自分だけが取り残されているような孤独感に苛まれます。
僕は当時セブンイレブンでアルバイトしていたんですが、
セブイレブンの社員でOFCっていうエリアの店舗を管理している社員さんがいて、基本的にこの社員さんが来るのは店舗が忙しくない深夜の時間帯です。
(つまり、オーナー店長も深夜勤務してますw)
僕がバイトしていた店舗の担当は女性の社員さんで3年目の25歳って言ってたんですが、
その割に目の下にクマあるし、男の目から見ても肌がかなり荒れていて、
ぶちゃけ、すげぇ老け込んでて年齢を知るまで37歳くらいだと思っていました。
そして何より顔に生気が無いのが一番印象的でした。
よくよく考えれば、
彼女らコンビニ業界の社員は日勤夜勤の交代勤務なので、夜勤オンリーの人より生活のリズムが不規則できついです。
しかもバイトと違い時間外労働もかなりあるでしょうから、そりゃ老け込むわなって思ったのと同時に、
早くこの生活から抜け出さないといずれああなるぞっていう恐怖感は有りました。
③ 精神的におかしくなって攻撃的になる
夜勤から明けて寝ようとしても、
登校中の小学生の大声や工事現場の音、車のクラクションの音など
ただでさえ昼夜逆転生活で生活リズムが崩れているのに、騒音で眠れないとマジでイライラします。
僕はコンビニで深夜勤務しながら転職活動をしていた時に、
担当の転職エージェントの人に、
夜勤のアルバイトをしているので、メールかLINEにして極力電話しないでほしいと予め伝えているのに、
AM11時頃、普通に電話してきて、熟睡している時に叩き起こされて、
「夜勤なんで日中は寝ているって言いましたよね?メールじゃダメなんですか?」
「あなた、急ぎでもないのに夜中の3時に電話で叩き起こされたらどういう気分ですか?」
ブチギレを通り越してガチギレしたことがあります。
おそらく普通に夜中の3時に電話された時よりもガチギレしていたと思います。
おそらく、昼夜逆転の生活リズムになってしまってたので、自律神経とかおかしくなって攻撃的になっていたと思います。
ぶっちゃけ、
「幼稚園の音がうるさい!」っていうクレームが近所から入ってるっていうニュースを見た時、
とんだクレーマーだな!いちいきキレるなよw
と思ってたのですが、
夜勤をしていた当時はマジで勘弁してくれ!ってなってましたね。
そのくらいヤバい精神状態だったんですね。
実はこのブログもその標的になったことがあって、
以前、MOSの資格はコスパ悪いですよって記事を書いたら、
クレームみたいなコメントが来たんですがw
そのコメントの時間が、午前4:28!
夜更しにしては遅すぎるし、メーカーに勤めていた時に冷凍機業界の夜勤上等のブラックさは相当見てきたので、この方は夜勤で間違いないでしょう。
そして、このコメントの内容が攻撃的っていうか喧嘩腰なんですね。
まぁ、コメントする暇あったら仕事しろよwって話なんですが、
それよりも、
PC系の資格をたくさん持っているのにも関わらず、
Twitterとかでつぶやくならともかく直接相手が運営しているWebサイトで攻撃的なコメントを残すことのリスクの高さを想像すらできないのことにヤバさを感じます。
それに、
「資格なんか取っても無駄だという人はたくさんいたけど、そういうのは相手にしてこなかった。」
って言っているのに、
実際わざわざコメントして相手にしてしまってるし、発言が支離滅裂なんですね。
このように夜勤で日光を浴びることができない&人に攻撃的になるって
マジで吸血鬼(ヴァンパイア)と一緒です。
マジで夜勤を続けてたらこんな風になっていたのか…と思うと、
改めて夜勤を辞めて良かったなと心の底から思います。
夜勤は寿命の前借りに過ぎない
いくら楽で高収入であっても、
夜勤は寿命の前借りに過ぎない
というのが結論です。
「きれいな夜景は誰かの残業で出来ている」なんて言葉があるように、
警察官とか看護師とか夜勤する人がいないと社会が回りませんが、
そういう人って目先の金が欲しくてその仕事を選んでいるわけではないですよね。
一方、目先の金欲しさに、
「朝が来たら目を覚まし、夜になったら眠りにつく」という規則正しい生活を捨て、睡眠不足や不摂生など不健康な生活を送り体を壊すなんて代償が重すぎます。
それに病気になって多額の医療費がかかってしまえば元も子もないですよ。
僕が夜勤しながら転職活動を日中やっていましたが、
そんな状態で転職先を決められたのは、20代前半で若く、気合いで何とか出来ていたからです。
しかも、
転職活動していたわけですから、こんな生活は長くは続けなくていいという希望もあったので、普段きつい夜勤をしている人と比べても精神的にはまだ楽な方です。
それでも結構、自律神経とかおかしくなってましたからね。
そのため、今、日勤の仕事がきついと感じてたとしても夜勤を選ぶのは得策じゃないし、夜勤の仕事がきついと感じているならさっさと辞めたほうが良いです。
いつか限界が来て、遅かれ早かれ辞めることになりますので…
ただ、勢いで退職して大丈夫な人もいればそうでもない人がいるのも事実です。
別記事でそういった方々にいつもお話ししていることを解説しておりますので、会社を辞めてしまったあとに
こんなはずじゃなかった!
となる確率を大きく下げられると思います↓