20代は次を決めずに退職する方が転職に有利だという話by経験者

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「次の仕事を決めずに退職しても良いのかな…?」

「在職しながらの転職活動なんて無理だ…」

「つら過ぎて勢いで退職してしまったけど、本当に大丈夫だろうか…」

今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。

こんにちは!ALLOUT(Twitter@alllout_com)です。

今の会社が嫌すぎて転職したいと思っても…

仕事がしんど過ぎて転職活動する気力が湧かない

平日の面接のために有給を取ることが出来ない

という弊害があり、いっそのこと次を決めずに退職してやろうかと考えている人は少なくないのでしょうか。

僕自身も、次の仕事が決まっていないのに辞めたことがあります。

控え目に言って完全にヤバイやつ!イカれてやがる!と思われるかもしれません。

だがしかし、

想像とは裏腹に、転職活動は意外と苦戦することなく進み、何なら在職していたころより有利に転職出来ました。

今回は、次の仕事決まってないけど会社を辞めた俺が、

20代で次を決めずに退職しても問題がない

むしろ、辞めてから次を探すべきである理由

を語る!

この記事を読むメリット

・退職しても転職活動が不利にならない

・離職中でも足元見られない方法

・思い切って仕事を辞めても金に困らない

目次

20代は次を決めずに退職する方が転職に有利だと言えるワケ

大手転職サイトdodaの調査によると、約8割の人が在職中に転職活動を行っていることが分かりました。

出典:doda/転職活動、仕事とどう両立していた?

一般的に次の仕事を決めずに退職してしまうと

・なかなか内定が出ず、焦ってブラック企業に入社してしまう

・計画性がないヤツとマイナスイメージを持たれてしまう

・採用する企業に年収など条件面で足元を見られる

・仕事が決まらず、貯金が底をつきて飢え死にしてしまう

こんな感じで、転職活動が不利になってしまうという不安から、

会社を辞める人が「次の仕事が決まってない」状態だったら、

内心「ヤバ過ぎる!こいつは完全にイカれてやがる!」とビビりますよね。

だがしかし、本来はそんなにビビる必要はないのです。

① 転職活動と仕事の両立は無理ゲー

僕は、はじめて転職しようと考えた時、まずは在職中の時に決めようとしたのですが、

仕事しながら次の仕事を探すというのは想像以上に労力や負担がかかります。

転職活動でやることと言えば、

・自己分析

・キャリアプランの構築

・企業研究

・自己PR

・履歴書(手書き?)

・職務経歴書の作成

・面接対策

・面接に臨むための時間と交通費の確保

など膨大な労力がかかります。

そもそも転職を考えるような職場というのは、

残業が多かったり、休みが少なかったり、しんどいからこそ転職がしたくなるのに、

仕事の疲れやストレスを回復するための貴重な自由時間を転職活動に回すのだから、

疲労やストレスを上乗せしてしまうだけで、長続きしません。

・繁忙期になったから、仕事が落ち着いてから転職活動を再開しよう

・良さ気な求人あったけど志望動機…考えるのだるい…明日にしよう

こんな感じで、僕の在職しながらの転職活動が終了し、いつもの日常へと戻っていきました。

② 誰の目も気にすることなく平日の面接を受けることが出来る

退職してから転職活動を行う最大のメリット

と言っても過言じゃないのが、

誰の目も気にすることなく平日の面接に行けること

だいたい面接って一週間前くらいに連絡がきてから

候補日を何日か提示して、日程を確定させます。

そこから仕事のスケジュールを調整して、

毎回転職活動というのがバレないようにウソの理由を考えて有給申請をしていたら面倒ですし、

そういったことが何回か続けば、ウソの理由を根掘り葉掘り追及されるかもしれません。

そもそも、今までロクに有給を使っていなかった人間が、コンスタントに有給を取りだしたら

アイツ…転職の面接受けに行ってるんじゃね?

根掘り葉掘り聞いて、引き止めなきゃ!(使命感

と疑われるでしょう!

一度、社内に噂が広まってしまうと、裏切り者の烙印は消えません。

居場所がなくなったり気まずくなったりして、

転職する気が無くても退職に追い込まれるリスクだってあります。

中には休日に面接をしてくれる会社もあって、融通の利く良い会社に見えますが、

土日に面接があるということは、休日出勤している会社ということで、ブラックの可能性が非常に高いです。

それに、どっちにしろ役員がいる最終面接は平日に行われるので、結局平日に行かないといけない。

(役員もいる最終面接すら休日にやる会社はヤバすぎるぞ!)

よく転職サイトとかで

平日では難しい場合は、休日に調整できないか企業に頼んでみましょう!

というアドバイスがありますが、

ハッキリ言って、イカれてやがる

僕が人事担当で、会ったこともないヤツからいきなり休日出勤しろと言われたら、秒で落としますね!

まともな会社・求人であれば、平日に面接に来てくれる応募者がいるので、わざわざ休日出勤して面接するメリットがないのです。

僕は次を決めないで退職した状態で転職活動をしていた時、平日の9:00~19:00の間で何時でも良いとスケジュールを提出していた時、

面接が平日の9時~15時の時間帯で決まるのがほとんどでした。

やはり、人事担当の人も残業してまで面接をしたくないというのが本音みたいですね。

退職してからの転職活動だと、在職中のライバルと違って、

誰の目も気にすることなく平日の9時~17時という

一番おいしい時間帯に面接を受けることができるので、選考が有利になります。

逆に、たまに休日に調整してもらえるってことは、ブラック過ぎて応募者が全然来ないということです。

>>転職の面接は会社辞めてでも平日に行け!休日に面接するのはブラックだ

③ 内定を蹴られる心配が低いので、離職中は逆に重宝される

転職の面接で必ず聞かれる質問が、

採用となった場合は、いつから勤務が可能ですか?

僕は仕事を辞めて転職活動をしていた時、

特にいつまでに転職したいというのは無かったし、ゆっくりしたかったので

「3ヵ月くらいっすかね~」と言ったら

2か月後とかになりませんか?

と懇願されました。

離職中だから調整できますよと伝えて面接を終えたら、なんと翌日には最終面接決定の連絡が来ました。

在職中の人は計画性を評価されると言われる一方で、

内定を出したら、ちゃんと辞めてウチ来てくれるの?

採用する企業には常にこの不安が付きまといます。

人手不足な昨今、採用する方も必死なら引き留める方も必死です。

会社の上司だけでなく、条件次第では配偶者から反対されることもあります。(※ 旦那・嫁ブロックというやつです。)

中には強引な引き留めに屈して内定を辞退する人もいるはずです。

何回も面接やって吟味して、役員の決裁を貰って応募者が希望する条件で内定を出したのに、

「やっぱ転職すんの止めます。」って言われようものなら、今までの努力が水の泡です。

募集を行うところからやり直し、そして

何回もこんなことが起きたら、上司や役員に人事としての能力を疑われるかもしれない。

内定辞退のリスクは可能な限りゼロにしたい!

恐らくこのような思いが、人事で採用をやっている人の頭の中にあるハズです。

離職中の人にはそういった心配が少なく、採用担当者からしても安心なので、役員がいる最終面接に通しやすい・内定が出しやすいのです。

もちろん、なんか違うなと思えば僕は内定を断ります。

④ 在職中の方が、転職に失敗する可能性が高い!

次の仕事を決めないで退職し、仕事が決まらない期間が長引いてしまうと、

余裕がなくなり安易に内定に飛びついてしまい転職が失敗する

と言われますが、

僕の経験上、

在職中の方が、転職に失敗する可能性が高い!

と断言できます。

これは僕自身が

在職中に転職活動をしているときに、なかなかうまくいかず

だんだんと

普通だったら応募すらしないようなブラック企業でも、

入社してみたくなるほど良く見えてしまい、応募してしまうことがありました。

この時の僕の頭の中は、

とにかくどこでも良いから内定が欲しい!早く終わらせたい!

ということでいっぱいでした。

無理して在職中の転職活動をしても、

今の会社から逃げたい気持ちと、疲労やストレスで判断力が鈍くなった状態では、

安易に内定に飛びついてしまい、ブラックに転職してしまう可能性も高くなる。

そして、さっさと転職しようにも短期離職になるので最初の頃より条件が悪くなり、転職しづらくなる。

という地獄が待っています。

⑤ 失業保険や公的制度とか使えば、生活には困らない

次の仕事を決めずに退職してしまうと

金銭的な余裕がなくなり安易に内定に飛びついてしまい転職が失敗する

という意見がありますが、

・失業保険があるので、辞めたとしても一定期間お金がもらえます。

・退職後に国民年金は免除か納付猶予の申請をすれば、当面の出費がかなり抑えられます。

・住民税や国民健康保険も自治体によっては一部免除してくれるところもあります。

「次の仕事を決めてから辞めるべき」と言う人間に限って、こういった制度があることを教えてくれませんでした。

また、独り暮らしているなら、実家に帰れば家賃も掛からない食費も水道光熱費も掛かりません。

引越代も繁忙期を外せば3分の1以下になる。

もし実家が地方にあったとしても、最近ではコロナの影響でWEB面接も主流になっているので、交通費もそんなにかかりません。

もちろん、最終面接はWEBではなく対面でという会社もありますが、それでも都会の家賃に比べたら、転職に使う交通費などたかが知れています。

また、次の仕事を決めずに辞めた生活を改めて振り返ると、仕事のストレスもないので散財も減りました。

転職活動の交通費を含めてもリアルな出費は月5万もありませんでした。

十分生きていける金額でしたし、生活には困るなんて感覚が一切ありませんでした。

ただ、3か月分の失業保険給付ではどうしてもお金の不安があるって人の場合は、

在職中のうちから、きちんと貯金をしておく必要があります。

だらだら続けると貴重な20代を失い、もっと転職しにくくなる

今の仕事に限界を感じて「転職したいな…」と思い立ってリクナビとかマイナビに登録しても、やる気があるのは最初だけです。

ただでさえ日々の仕事に追われてしまう中で、転職活動と仕事の両立とか無理ゲーだし、

ほとんどの人は転職サイトに登録だけして、いつの間にか転職活動が終了してしまう。

仕事しながら無理して続けても高い確率で転職が失敗する

むしろ、

退職してからの方が本腰入れて転職活動ができるので成功の近道だ

ということは理解頂けたはずです。

中には、

次の仕事を決めずに退職するのは甘えだ、やればできる

時間は作るものです!

とか煽ってくるヤツもたまにいますが、

そもそも、仕事しながら転職活動が出来る人って

残業が無いor少なかったり、急に面接に呼ばれても、自分の好きなタイミングで普通に有給を取って調整することが出来たりと、

比較的、まともな会社に勤めている人だけなわけで、前提条件が全然違うんですよね。

そのため、とにかく在職しながら転職活動するべき、という前提が間違っているんですよ。

そして、仕事をしながらの転職活動というのは

「上手くいかなかったとしても今の仕事がある」という甘えが、どうしても心の中のどこかであります。

僕自身も振り返ってみるとそうだったと言い切れます。

だからこそ

「最近忙しいから、仕事が落ち着いてから転職活動を再開しよう」

「良さ気な求人あったけど志望動機…考えるのだるい…明日にしよう」

という感じで、転職活動をやっても本気になれないのも無理はありません。

しかし、本気じゃないので行動が伴いません。

だからこそ今の仕事という保険を掛けながら転職活動をしても、だらだらと時間だけが経ってしまう。

よく20代は転職に有利と言われますが、24歳と28歳では転職のしやすさが全然違います。

特に未経験の転職になると特にその傾向が強く20代中盤以降から転職しにくくなります。

なぜなら、ライバルは第二新卒の若い転職者ですからね。

次を決めずに思い切って退職して後がないという風に自分を追い込むような真似は危険だという意見はわかりますが、

むしろ、やりたくもない仕事と中途半端な転職活動を何年も惰性で続けさせるようなことの方が、よっぽど自分を追い込む危険な行為だと言えます。

次の仕事決めずに会社を辞めて人生を棒に振らないために

辞めてから次の仕事を探すのは全く問題がないどころか、

辞めてから次を探すべきであるというのが僕の主張ですが、

最近、転職相談に乗っていると

「そんな理由でホワイト職場を辞めたいのかい?」

「辞める前に相談してくれれば…まだ打てる手はあったのに…」

と思うケースが多く、

会社を辞めない方が良い人

転職しない方が良かった人

という方に遭遇してきました。

また、会社を辞めるかどうかの以前に、

そもそも転職活動する必要が無い人

にも多く遭遇するようになりました。

次の仕事が決まってなくても辞めること自体は問題ではありませんが、

無計画で転職してしまうと「前の職場の方が良かった」という事態になりかねない。

正直、辞めてしまった後で出来ることというのは限られています。

現に転職相談で、間一髪で退職を止めることで事なきを得たというケースも増えてきました。

そういった人の体験談をまとめたものもありますので、もし会社を辞めようか悩んでいる人は見てほしい↓

>>【前半無料&返金保証】会社を辞めるべきか?続けるべきか?な社畜を救いたい

note(ノート)
【前半無料&返金保証】会社を辞めるべきか?続けるべきか?がわかるnote|ALLOUT-10年後も使える転職ノウ... 僕は普段から、今の仕事が嫌ならさっさと転職しろと思っており、 そのサポートとして志望動機や職務経歴書などの添削を行っているのですが、 最近、 「そもそもこの人…...
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