営業を辞めたい新卒が1年目で退職したら地獄を見る理由

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・本当は営業なんてしたくなかった…

・1年目でも辞めている人は多いし…

・でも他にやりたことはない…ノルマがない事務?

今回の記事ではこのような悩みを解決していきます。

こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。

新卒で営業に配属されて、辞めたい気持ちばかりが募っている人は多いでしょう。

僕自身も新卒で銀行の個人営業の仕事をしていましたが、ツラすぎて2年で辞めています。

もちろん、この記事を読んでいるあなたと同じように1年目で配属された時から辞めたいと思っていました。

だがしかし、

新卒1年目で営業の仕事を辞めるのはリスクが高い

と思い、2年目で辞めました。

そして、

今思い返してみても、その決断は間違っていなかった

と断言できます。

そもそも普段から「嫌ならさっさと辞めてしまえばいい!」と

退職推進派の俺が新卒で1年は勤めろと言う事自体が異常なわけで…

それだけ重いんだッ、新卒の1年未満の退職はッ!

今回は、

営業を辞めたい新卒が1年目で辞めたら地獄を見る理由

を語る。

この記事を読むメリット

・本来貰えるはずだったお金を失わずに済む

・転職の本当の戦い方がわかる

・無職のまま仕事が決まらない地獄を見なくて済む

目次

営業を辞めたい新卒が1年目で退職したら地獄を見る理由

たしかに、パワハラやセクハラが横行しているブラック企業に入社してしまった場合は1年間も続ける必要はないし、

こんな記事なんて読まずに退職代行でもなんでも使ってさっさと辞めるべきです。

>>俺が退職代行を使った時の体験談

ぶっちゃけ、そこまでの状態じゃないって人が大半ではないでしょうか?

僕はコレまで色んな人の相談に乗ってきましたが、

・営業を辞めたいなら1年目でも辞めるべき

・1年未満の退職でも、転職なんて余裕

なんてコンテンツに感化されて、準備もせずに辞めてしまった人を多く見てきました。

そんな俺から言えることは

「とりあえず1年頑張ってみようとか」

そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

① 1年未満で辞めると失業保険が貰えなくなる

とりあえず3年は耐えろという定説は今やオワコンと化していますが、

そもそも、2年でも3年でもなくなぜ1年なのかって話なんですが、

1年間まともに働けば失業保険の受給資格が得られるからです。

失業保険を簡単に説明すると、

転職先が決まっていない状態で退職(いわゆる無職)になってハローワークに行って申請すると基本給の6割~7割くらいを3ヶ月分貰える制度です。

たとえば、

自己都合退職で給料20万だたった人がハローワークに失業保険の受給申請をすると、

約3ヶ月の待機期間を挟んだ後、7割の14万を毎月3回貰えるみたいな感です。

14万✕3回=42万です。無職で働かずに可処分所得42万円はデカイです…

>>引用:ハローワークインターネットサービス

特定受給資格者だったら1年未満の退職でも失業保険の給付が受けられますが、

会社都合(倒産やリストラなど)、怪我や病気を理由とした退職、

パワハラや長時間労働を立証した場合など中々無理ゲーな状況で、

自分から退職願を題して辞める普通の自己都合退職ではもらえません。

なので、

自己都合退職で失業保険の受給資格を得るためには1年以上働き続ける必要があるんですね。

もちろん、この半年の期間中にこっそりバイトは出来ません。

※バレたら不正受給した金額の3倍を罰金として徴収されます。

というか働かないでお金がもらえるのにバイトする意味が分かりません。

中には、待機期間が3ヶ月あるのはちょっとな…と思うかもしれません。

しかしこれは見方を変えると、

失業保険を使えば、半年間はバイトもせずに転職活動に専念できるわけです。

この半年の猶予期間で、メンタル的に物凄く安心をもたらしてくれたというのを僕は今でも覚えています。

それに1年間続けていればその分貯金も溜まっていますからね。

もちろん、在職しながら転職活動をして次を決めてから辞められれば一番良いです。

だがしかし、

僕自身も営業の仕事をしていたからわかるんですが、

営業の仕事をしながら転職活動をするなんて無理ゲーです。

顧客との都合とかあるから好きに有給を取れないし、

万が一、営業行くフリして面接に行っていたら懲戒処分を食らうかもしれない…

となると、土日に面接してくれる会社しかなくなるわけですが、

土日に面接しているということは休日出勤がある会社ということで、ブラック企業の可能性が高い

>>転職の面接は会社辞めてでも平日に行け!休日に面接するのはブラックだ

となると、退職してから転職活動をするしかなくなるわけですが、

入社して3ヶ月、半年とか1年目の途中だと貯金も大して無い状態で退職してしまうわけで、

国民年金や国民健康保険、住民税の支払いだけで半年で20万くらい余裕で消し飛びます。

日々の生活費もあるので、数十万円あった貯金も余裕で溶けます。

当然、バイトをして社会保険料や日々の生活費の支払いをしないといけなくなります。

結局、バイト漬けで転職活動どころじゃなくなり、一体何のために会社を辞めたのか?という事態が起こります。

② 1年未満の退職だと職務経歴書に書けることがない

先程、失業保険のお話をしていましたが、

学生時代からバイトしてて貯金が100万以上余裕であるという人は1年目で辞めて良いの?

という疑問も出てきたでしょう。

>>引用:転職hacks新卒1年目で退職したらどうなるのか

1年目と2~3年目で退職した人の転職成功率を調査したものなんですが、

データを見ると明らかに1年未満の退職は転職に不利だということがわかります。

考えてみれば、

営業1年目で辞めた私が転職成功に成功した方法なんて記事がよく見られていますが、

逆を言えばそれだけ珍しいからこそ話題になっているってことです。

だって、1年未満でもみんながちゃんと転職できてたらそんな記事なんて誰も見ないでしょw

だがしかし、それでもあなたは

若いほど転職に有利なはずなのにうまくいかないなんて…

な…何を言っているのか、わからねぇ…
頭がどうにかなりそうだ…

と感じているでしょう。

単純に1年未満の短期離職は

すぐに辞めそうだと思われ、転職に不利になるというのがもちろんありますが、

「だったら、とりあえず1年頑張ってみよう」とか

そんなチャチなもんじゃあ、断じてねぇ…

というのも、

転職活動では就活のES(エントリーシート)の代わりに、職務経歴書を使います。

職務経歴書では、職歴、経験や能力をアピールする自己PRみたいなものなんですが、

ぶっちゃけ、3社経験してて2社目や3社目で短期離職しても問題ないですが

1年未満の職歴だけだと職務経歴書に書けることがない

つまり、

アピールポイントが何もありません。

普通の新卒営業だと、

1年目の最初の数カ月は研修期間で、その後職場に配属され、

その後も先輩と同行したり、サブに付いたりして入社半年後ぐらいに独り立ちすると言う感じでしょう。

仮に半年でやめた場合、

研修の内容は職歴とは言えませんし、先輩の見習いの状態で独り立ちした経験ないってことになります。

営業の場合、繁忙期や閑散期もあるし、

季節によって売れる商品、売れない商品というのがありますから、1年やれば1周した状態で全体の流れはつかめるんですね。

逆に、全体の流れをつかめないというのはかなり痛いです。

僕はこれまで職務経歴書を添削してきて、内定を取ることが出来た人も居ますが、

>>添削事例

僕は以前、職務経歴書について相談した時、

入社後3ヶ月で営業の仕事を辞めた人が居ますが、そのうち2ヶ月半は研修期間です。

いくら僕が職務経歴書の添削に自信があったところで、

実務をしたのが2週間だと社会人経験、実績は無いようなもので、

添削しようがありませんので断りました。

この方は極端ですが1~2ヶ月しか実務をしていないってなると、

仮に僕が三ツ星シェフだったとしても冷蔵庫にマーガリンとネギしかないような状態で、

ハッキリ行ってしまえば、お手上げなんですね。

ちなみに、その人の自己PRには

「私の強みは真面目にコツコツ努力するところです。」

と書いてありました。いや説得力無さ過ぎでしょw

それに、転職市場では1年目だからとか関係無いです。

ライバルは2年目3年目とかの人とか普通にいるので、

職務経歴書や自己PRが乏しい中、彼らと同じフィールドで戦うことになるんですね。

これでは弾が入っていないピストルを持たされて戦場に行くようなものです。

なので1年未満の短期離職だと、

派遣や契約社員として経験を積むとかクラウドワークスで仕事するとか

そういったことをして職歴や実績を積まないと土俵にすら立てません。

つまり、

理想の転職のためにはどっちにしろやりたくない仕事を少なくとも1年はする必要があるってのが現実なんですね。

③ 1年未満だと反省の退職理由になる→足元見られる

僕が新卒で会社を辞めたいと思った時、それでも1年以上続けた一番の理由は、

1年未満だとどうしてもネガティブな退職理由にならざる得ないからです。

巷では

自分に合わなかった・やりたことではなかった

とか、ネガティブな退職理由をポジティブに言い換えようと言うアドバイスが沢山あります。

だがしかし、

・たった数ヶ月で辞めた

っていうのとは変えられない事実です。

そういった過去を全て帳消しにできる魔法のような方法などありません。

そのため、

就職活動ではキャリアについて深く考えておらず、就職してしまいました。

もっと自分の仕事に対する価値観について掘り下げるべきだったと、今では反省しており、

本を読んで学んだ考え方を取り入れたり、知人に相談したりして改善しながら転職活動をしております。

こんな感じで、反省の退職理由を言わざる得ないんですね。

僕が新卒で会社を辞める時、反省したような転職理由は可能な限り使いたくありませんでした。

というのも、

交渉事で謝る、反省するということは相手に負い目を作るということです。

たとえば、

お客さんとのアポで遅刻してしまったら、負い目を感じてしまいますよね。

そして相手に負い目を感じてしまうと、その後の交渉にも無意識に影響を及ぼします。

提案やセールスを思いっきり出来なかったり、

逆に相手の要求を断れず飲んでしまったりしてしまいます。

相手に「待たせる」という要求を飲んでもらっているので、

自分も「何か返さなきゃ」という返報性の原理が働いてしまっているのです。

これを転職活動の面接で当てはめると、

「1年未満で辞めてしまい反省している」という余分な要求を相手に飲んで貰うということになり、

「そんな君を採用する代わりに、こっちの提示する条件を飲んでよ!」と相手の会社に求められるわけです。

つまり、

年収や待遇で足元を見られるってことです。

例えば、

「営業事務で採用するけど、営業の仕事も一部やってもうらうから」

というのは結構あります。

これでは何のために転職するのか分かりません。

僕はこういうのが嫌だからこそ、シンドいけど1年以上働き続けたんですね。

それに反省してしまうと、どうしてもマイナスからのスタートになるので自信がなくなります。

1年で営業は辞めると期限を決めれば楽になる

新卒、ファーストキャリア1年未満で短期離職をしてしまうことがどれほどヤバいことなのかをお伝えしました。

僕は会社を辞める時、3年以上続けてしまうと第二新卒じゃなくなるので、1~2年目の間にしようと思っていましたし、

その決断は間違っていないと胸を張って言えます。

もちろん、パワハラ、モラハラなんて職場なんてのはもちろん今すぐ逃げるべきだし、

やりたいことがあるのなら、1年も待たずにその道に進むべきです。

しかし、そんな人は少数派です。

大半が

「ノルマがある営業はもうやりたくないけど、特にやりたことはない」

「こんなので転職ってうまくいくのか?」

と二の足を踏んでいる人ばかりでしょう。

僕は新卒の時、速攻で営業の仕事を辞めたかったのですが、

辞めようかな、続けたほうが良いかなと延々と悩んでいました。

だがしかし、

2年以内に辞めようと決めた時、こんな仕事をずっと続けなくて良いんだと不安から解放され、日々のストレスが軽減したのを今でも覚えています。

なので、現時点で営業辞めようかと悩んでいる新卒の人は、

1年で営業は辞めると期限を決めれば楽になるはずです。

そうはいっても転職したい!そんな人へ↓

>>新卒1年目で転職は甘え?一年未満でも突っ込まれない退職理由の例文

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