「職務経歴書って言われてないけど履歴書のみでいいの?」
「そもそも、職務経歴書って必ず必要なのかな?」
「履歴書のみってラッキー?」
今回はこのような悩みを解決します。
こんにちは!ALLOUT(自己紹介)です。
転職活動をしていると
履歴書を持ってきてください
履歴書を送ってください
としか言われず、
職務経歴書は必要なのかい?いらないのかい?どっちなんだい!?
という職務経歴書が必要なのか問題が発生することがあります。
これに対して、
僕自身が何度も転職活動をした経験や、様々な方の転職相談を経た上で言えることは
履歴書=(履歴書+職務経歴書)
履歴書のみ、職務経歴書不要の求人はブラック
この認識で間違いないと思います。
・受かるはずだった面接を落とさずに済む
・余計な応募書類を作る時間が省ける
・履歴書のみと言う名のブラック求人に騙されずに済む
職務経歴書が必要と言われてないので履歴書のみでOK?→全然OKじゃない
以前の記事で、面接に余計な資料を持って行くのは良くないと解説したことがあるのですが、
>>転職面接で自己PR資料やカンペの持ち込みはアリ?→無能アピールだぞ
こと職務経歴書に関しては、その限りではありません。
①「履歴書のみ郵送・持参」「職務経歴書不要」と明記されてなければ、職務経歴書は必要
面接案内のメールにて、
【持参していただく物】 履歴書(写真貼付)・筆記用具・メモをご持参下さい。
これしか書いていなければ、職務経歴書は不要なのでは?と思うのも無理はありません。
だがしかし、
「履歴書のみ郵送・持参」とか「職務経歴書不要」と明記されているわけではありません。
つまり、
履歴書を持ってきてください
と言っているだけで、
職務経歴書は持ってこないでください
と言っているわけではないのです。
そもそも、その記載に深い意図は無く単純に面接官の記載漏れの可能性もあるため、
直接、面接官に「職務経歴書は必要じゃないのですか?」とメールか電話で確認しても失礼には当たりません。
どちらにせよ、
「履歴書のみ郵送・持参」「職務経歴書不要」と明記されてなければ、職務経歴書は必要
だと思って準備してい置くことに越したことはありません。
②俺が職務経歴書持ってきておいて良かったと思った体験談
「履歴書のみ郵送・持参」「職務経歴書不要」と明記されてなければ、職務経歴書は必要であるとお伝えしましたが、
言葉遊びしてんじゃねーよ
と言いたくなる気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
最初から職務経歴書って書いてくれればと思うわけでありますが、
俺が職務経歴書持ってきておいて良かったと思った体験談を聞いてほしい。
僕は転職活動中、気になった会社がありました。
転職では通常、書類選考→1次面接→2次面接(最終)…という流れですが、
その会社は珍しく会社説明会をやっている会社で、
会社説明会後、その後、希望者は書類選考→1次面接…という流れでした。
説明会だから気楽だと思って応募すると案内が来ました。
案内はこんな感じでしたが…
【面接説明】 今回は会社説明会を予定しております。
当日は、
・会社・職種説明会、簡単なオフィス見学(その後、希望の方は個人面談)
【持参していただく物】 筆記用具のみ
これは最早、説明会と言う名の面接やん!
と直ぐに思いました。
まぁ、説明会という体裁の関係上、履歴書や職務経歴書の記載が出来ないのか大人の事情があるのでしょうが、
念のため職務経歴書と履歴書のコピーは持っていくことにしました。
説明会とオフィス見学を経て、選考を受けてもええかなと思ったので、その後の個人面談に参加しました。(まぁ、参加せずに帰る人は1人もいませんでしたが)
個人面談は説明会の内容を踏まえての質疑応答で、やっていることは面接と変わりありませんでした。
これは出すしかないと思って
これ良かったら僕の履歴書と職務経歴書なので見てください。
改めて正式なものは書類選考の際に提出しますが、今回の面接面談の参考になればと
と言って、ここぞという時に出す青眼の白龍のように渡したところ、
助かります!
という反応で、渡した職務経歴書を元に実際の僕がやってきた業務についても質問応答がなされ、
弊社でも十分にご活躍頂けると思うので、本格的に面接に進んで頂きたいです!
ぜひ!(書類選考はなしってこと?)
もちろん形式上、書類選考には応募しましたが、その日のうちに書類選考通過の連絡がきました。
その後1次面接、2次面接と進み内定を貰いました。
結局、他の会社に転職してしまったので、その会社に入社することは無かったのですが、転職活動を始めたての時期に内定を取れたことは大きな自信に繋がりました。
職務経歴書はおろか履歴書すら記載はなかったですが、恐らく応募書類一式を持っていかなかったらこうはならなかったはずです。
本当に持ってきておいて良かったとと思いました。
②本当に「履歴書のみ」持ってきてしまい痛い目にあった人を間近で見た時の話
必要かどうかわからない中、職務経歴書を持参して選考が有利に進んだというお話をしましたが、
その逆で、
本当に「履歴書のみ」持ってきてしまい痛い目にあった人もいます。
とある外資系金融機関の会社説明会&グループディスカッションの選考があり、
【持参していただく物】 履歴書(写真貼付)・筆記用具・メモをご持参下さい。
となっており、
履歴書=(履歴書+職務経歴書)
ですね分かります。
と一式用意して提出したわけですが、先方の会社の人から履歴書と一緒に職務経歴書があることにツッコミを入れられることはありませんでした。
説明会が終わりグループディスカッションに入る前に、隣の27歳ぐらいの女性が僕に
職務経歴書がいらないなんて珍しいですね~
と話しかけてきました。
履歴書と一緒に出しましたけど?
と僕が伝えると、
職務経歴書って書いていなかった…ですよね?
今から渡したらいいんじゃないですか?
持ってきてないんです…
なんと!本当に「履歴書のみ」持ってきてしまったようでした。
このやり取りで彼女はことの重大性を察知したのか黙り込んでしまい、みるみるうちに顔色が悪くなっていきしました。
仮に履歴書だけしか持ってきていなかったとしても、グループディスカッションで挽回すれば良い話ではありますが、
グループディスカッションが始まると彼女は発言をたくさんしていたものの意見の内容が的を得ておらず、ハッキリ言って空回りしていていました。
恐らく職務経歴書を出していない焦りから何とか爪痕を残そうとするあまり逆効果になっていたようでした。
そして、その後の選考で彼女の姿を見ることはありませんでした。
もちろん、彼女と同様に履歴書だけを渡して選考に通過した人もいるかもしれませんが、勝手にパニくって自滅するくらいなら最初から持って行っておけよというのが率直な感想です。
職務経歴書なんて紙2~3枚なので大した荷物にもならないんですから。
※ちなみに職務経歴書のベストな枚数は2枚です
>>職務経歴書の2枚目が中途半端になる?内定者の公開するから比べてみろ
③本当に「履歴書のみ」「職務経歴書不要」の求人なら、ほぼブラック
履歴書がいると言ったが、職務経歴書が必要ないとは言っていない
こんな感じ言葉の裏を読まないといけないので、マジで面倒くさいなと思うわけですが、
中には「履歴書のみ郵送・持参」「職務経歴書不要」と明記してあり、本当に職務経歴書がいらない求人あります。
だがしかし、
普通の民間企業なのに、わざわざ履歴書だけで面接する必要性がわかりません。
業務について詳しく記載してある職務経歴書がある方が遥かに面接はやりやすいはずです。
書類選考だけでなく面接にも影響するくらい大切な書類だからこそ、それなりの職務経歴書を書こうとすると結構面倒くさいわけです。
となると考えられるのは、
書類選考なし!全員面接!面倒くさい職務経歴書なんていらないよ!
弊社は人物重視だから履歴書のみで応募OK♪
といった形を取らないと応募者が集まらない会社ということになります。
ブラック企業であっても大半が職務経歴書を求めてきますが、その中で職務経歴書が必要ない会社って漆黒のブラック企業ということですよw
そのため「履歴書のみ」「職務経歴書不要」といった書類選考なしの求人は避けておいた方が無難です。
>>ブラック企業を見分ける方法、マジでこれだけはやっとけ(企業分析)
④ 自治体、公務員、団体職員では職務経歴書は必要ない!
「履歴書のみ」「職務経歴書不要」な求人は割けら方が良いとお伝えしましたが、
唯一の例外であるのが
自治体、公務員、団体職員、国公立大学などのいわゆる公的機関への応募です。
「履歴書、面接シート、自己PR」など、提出書類もフォーマットも明確に指定されており、採用ページから所定の様式をダウンロードして、入力や記入をして送るのが主流です。
また、応募しても書類選考で足切りがある民間企業とは違い、公的機関の場合は公平性の観点から足切りの書類選考がない所も多いです。
まぁ、筆記試験とかで足切りしてくるけど
そのため、公務員試験や公的機関の応募に関しては、下手に指定されていない職務経歴書を提出をしても効果が無いどころか、先方に余計な手間が発生し、逆にマイナスな印象を抱かれるという逆効果に可能性もあります。
ちなみに、所定の様式で提出で書類選考が無いからと言って内定に影響しないワケではありません。
提出した応募書類はその後の面接にガッツリ影響します。
例えば、面接で言っていることと提出した自己PR書で、言っていることが全然違うなどすれば落ちますので、自己PRで手を抜いていい理由にはなりません。
もちろん、様式の指定もなく職務経歴書と記載されている場合は、公的機関であっても民間企業と同様に職務経歴書が必要です。
>>書類選考でほぼ内定は決まってる!を信じてる転職者は不採用になる
職務経歴書はいらない?→俺みたいに抜け駆けする人間がいるんだから必要だろw
僕自身が職務経歴書を持って行って選考を有利に進めた話や、本当に「履歴書のみ」持ってきてしまい散々な目に遭った女性の話などさせて頂きましたが、
人が集まらないブラック企業や役所・自治体などの公的機関など、特殊な状況を除いて、
履歴書のみで職務経歴書が必要ないのはありえないです。
そもそも、職務経歴書の提出が明記されていようがされていなかろうが、
シンプルに職務経歴書を渡しておくと面接が楽になるんですね。
僕は面接で同じことを何回も話すのが面倒くさかったので、職務経歴書の内容を充実させて、その内容に沿って話をするという形にしていました。
そこに、書いてあるだろ?
いわば自分の代わりに職務経歴書に話をさせるって感じですね。
その結果、面接官からテンプレのような質問が飛んでくることも減り、面接の通過率も良くなりました。
参考記事>面接が死ぬほど嫌いなヤツ!話すのを諦めた方が転職は上手くいくぞ!
面接官からしても判断材料が多い方が良いですから感謝されることはあっても嫌な顔はしないはずですから、僕に転職相談をしてくれた人にもそうするようにアドバイスしています。
つまり、
僕みたいに裏をかいて職務経歴書を持っていく人間が必ずいるので、履歴書だけでなく職務経歴書も絶対必要なのです。
もちろん、職務経歴書を持って行ったからといって中身が伴っていなければ意味がありません。
僕自身、いろんな方の転職相談や応募書類の添削をしているのですが、それなりのキャリアの方でも職務経歴書の中身が適当な人が結構多いです。
僕は以前に人事(採用担当)の人の職務経歴書を添削したことがありますが、面接官をやっていた人ですらこの程度?と驚愕した経験があります。
>>無職から内定へ!同志社大卒・第二新卒の人事女性の職務経歴書を添削
もしこの記事をきっかけに職務経歴書を見直そうと考えている方がいらっしゃったら、これまで僕が添削した職務経歴書を参考にしていただいても構いませんし、
これまでの職務経歴書の添削のノウハウをまとめたものをnoteにしたものもありますので、そちらも使って頂ければ、よりよい応募書類が作れるはずです。
詳しい内容は下のリンクから↓
>>【前半無料&返金保証】質問に答えるだけで職務経歴書が作れるnote